ディスカスっていうところで、月極め料金のDVDレンタルをしている。

ここは、居ながらにしていろんなDVDを借りられるし、
たまたま観る暇がなくても、延長料金は発生しない。
まぁ、コストパフォーマンスの点では損するわけだけれど。

それに、自分がどんな作品を見たか、リストに残っていくのがいい。

知らずに同じ作品を借りてしまうことも避けられるし
あれって、なんて題名だっけ、なーんて時にもすぐ検索できる。

レンタルする作品を選ぶのも、いちいち歩き回らずに、クリックひとつ。

子供も、サッカーのDVDを時々リクエストするし、
見損なった作品を、レンタルしておいてと頼まれることもある。
親子で、楽しめる。

説明を読みながら、次の作品を選ぶだけでも結構楽しい。

って、まわしものじゃないけど。



閑話休題



というわけで、フォーチュンクッキー。

私は、理論派ではないので、監督がどうこう、いついつの作品で、どこそこで撮影・・・
なーんて事を細かく記録して、書き綴るのは苦手。

ただひたすら、感想を述べるだけなのだけど・・・。

ダイスキ!!この作品。

私は知らなかったけど、娘役(リンジー・ローハン)は歌手としても人気者らしい。
だって、演奏シーンが半端なく、様になってるし。
それだけでも、一見の価値あり♪

プリプリなんか
    (あ、奥居かおりって、ダリンのめっちゃ遠い親戚、つまりほとんど他人、ドウデモイイネ)
やっぱり目じゃない、って、ちょっと引き合いに出すには、古いか・・・。

なんていうか、かっこいいのだ。ロックは、「かわいい」じゃこまるよね、「かっこよく」なきゃ!
あれみたら、バンドやりたくなるよね、ティーンエージャーなら。

そっか、そういえば「NANA」みなきゃ・・・。あれはかっこよく出来上がってるのかしらん??
大ヒットしてたものね、そのうちレンタル開始するかな。

そして、お母さん(ジェイミー・リー・カーチス)のまたかっこいいこと。
っていうか演技のうまい事。

ネタばれ覚悟で言ってしまうと、思春期の娘と微妙にすれ違ってしまう母親とが
中国人のおせっかいおばさんが渡したフォーチュンクッキーのせいで、
中味が入れ替わってしまう、という設定。

おかげで、お互いの実際の生活がわかり、それを通して気持ちが通じ合うというわけ。

母親の身体で、中味は娘。
それを、母子だけの時は、隠す必要はないわけだ。

地のままの自分達で、対策を相談し合う。

それが、他の家族や友達の前では、気がつかれないように演技を続けるわけなんだけど、
その隠すために演技をしている時の、演技、がめっちゃ上手。


普通の時の母親。

中味が娘である事を隠していない、母親。

母親として演技をしている時も、相手が母親の婚約者だったり、自分の友達だったり
仕事がカウンセラーであるために、患者だったり、はたまた自分のボーイフレンドだったり・・・

身体は母親なのに、大好きなボーイフレンドの前なので、仕草が俄然キュートになる。
とんでもない年齢差なのに、それもまたありかな、って思わせるくらい、カワイイおばさんぶりなのだ!!

娘の方も、しかりだ。

母親役はベテラン女優であれば、ある意味当然で、
歌手である、彼女の方の演技力をほめてしかるべきなのだろうか。

なんにしろ、そのメリハリの効いた演技は感動ものだ。

他人なら、「わかりあえない、はいそうですか、さようなら」
っていうのもありだろうけど(実際は他人同士だってもちろんそれ程簡単ではないとは思うが)

家族の場合、そうもいかない。

お互いを大事に思っているのに、なかなかうまくいかない。

いや、大事に思えばこそのすれ違いなのかもしれない。


お互いの気持ちの根底に、ゆるぎない愛情があると確信できた時、二人の身体は元に戻る。

いろんな、不都合はすべて解決、というわけだ。



わたし、基本的に映画はハッピーエンドが好き。

架空の世界で、何を好き好んで悲しい思いがしたいものか。
あーよかった、って観終われる映画がダイスキ!!

これは、まさしく、「ハッピーエンド」

あとで、気がついたら、これってディズニーが作ってるらしい。
なーんだ、どうりで、親子愛が強調されてるわけだ、と思いましたとさ。


やっぱり、わたしも娘が欲しいな~~~。

いろいろあっても、わかりあえたあとは同性ならでは、の、親子関係が築けるはず。



是非是非みてない人は、観てみてくださいな。お奨めです♪