かれこれ60年以上 | 還暦過ぎても まだアラ還!

還暦過ぎても まだアラ還!

ごくごく普通に歳をとっていくはずだったのに、
還暦目の前にしてクッシング病という難病に。
おまけにその後の経過で成長ホルモンが少ないと。
書いてることは
この歳ならではの老い先に対する不安だったり我儘だったり、しょうもな・・・。

実家の両親はいわゆる『出来ちゃった婚』なので

私の年齢プラス5か月が二人の結婚歴になる

 

だからかどうか知らないが

見ているともう呆れかえってしまうことがしばしば

 

病院に行くために父が着替える

シャツから上着、ズボンから靴下、ハンカチに至るまで全て

母が並べて揃えている

いつの間に並べたんだか・・・

 

昼食は簡単なものでいいよねと

コンビニで蕎麦を買ってテーブルに並べ

お湯が沸かずにお茶を淹れるのに時間がかかってると

『先にお湯を沸かしてから並べればいいのになあ』

と文句を言う父

横で蕎麦のパックの蓋をあけ

セットされてる『つゆ』をかけて麺をほぐし

さらに『とろろ』と『薬味』をのせて

『食べるだけ』にして渡す母

 

さすがに自分で食べるけど

幼児か!と父に言いたくなる光景

 

決してパワハラでもモラハラでもなく

二人にとっては、母にとってはそれがもう当たり前で

ちまちまと不満はこぼすけど

 

それでも

『二人でここに居たい』と

とっくに『夫婦』というものを放棄してしまった私には

理解に苦しむやら羨ましいやら

 

父の体調が思わしくないのも気がかりだが

もっと気がかりなのは

遠くない将来

父が逝ってしまった後の母だ・・・