ずうっと昔、オペラ歌手の人と話す機会があって
高校の大先輩OBでたまたま帰りの電車が一緒だったという
「どこからでも『ド』になっちゃうんですけど?」
「え?『ド』は『ド』でしょ?どういう意味?」
「えっと・・・。伴奏がないと好きなキーで歌えちゃうっていうか」
「あ~なるほど。そりゃ絶対音感がなきゃそうなるでしょ。
でもあながち間違いってワケではないよ。
伴奏に合わせて音が捕れるならそれでいいんじゃない?」
「そういうモンですか・・・。」
「とりあえずプロでもなければ別に問題ないよ。」
当時自己流&ただの趣味でフォークギターを弾いていて
『カポタスト』なんてモノを使うと
簡単にキーが変更できてしまうので『どういうこっちゃ?』と
本当はちょっと違うらしいけど
先輩の言うように『ド』は『ド』だと思っていたから
最近になってようやく(遅すぎだろ!)
『固定ド』というのと『移動ド』というのがあるというのを知って
あのときの先輩の「それでいいんじゃない?」に納得できて
いろんな歌手が年齢によってキーを変えたとか
変えずに歌っていてスゴイ!とかいう意味がわかった気が
ちょっとだけ憧れた大先輩OBは
数回しか会ってないのに『同じ方向なら一緒に帰ろう』って
けど何話して良いのか緊張しちゃったけど
その後それなりのステージに立ったりしていたらしい
オペラなんてものには縁もなかったので見に行ったこともないけど
先に香で気がつきました、去年も咲いてたかな・・・?
触ったらカサカサ音がしそうです。