02. .己の人生には己で責任取る | アドラー心理学でブレークスルーを巻き起こすブログ

アドラー心理学でブレークスルーを巻き起こすブログ

アドラー心理学やコーチングで学んだことの中から印象深かったことを中心に書き綴っていきます。
大学では心理学や哲学、福祉経営学を専攻しました。
読者の皆様もどこまでも広く深い心の探求を模索していきましょう。
そして、人生にブレークスルーを巻き起こしましょう!

アドラーによれば、人は変わることができます。

 しかも 「亡くなる2、3日前まで可能」 なのだそうです。

 それでは、 「これからの人生」 を、自分自身の力で変えていくためには、どうすればよいのでしょうか。
 まずは、 「これまでの人生」 に対して、責任を負う ことです。

 

 「今の自分は、何故こうなったのか」 に対して、2つの考え方があるそうです。
 フロイトの 「原因論」 によれば、 「過去の○○が原因で、今の自分はこうなった」 と考えます。
 たとえば、部屋に引きこもるようになったのは、過去の失敗が原因でトラウマになった ・・・ など。
 しかし、同じ失敗をしても、トラウマにならない人も大勢います。

 

 一方、アドラーの 「目的論」 によれば、過去の出来事は関係ありません。
 それは 単なる事実に過ぎず、そこに 「どんな意味づけをしたのかによる」  と考えます。
  同じ出来事を経験しても、その事実に対して 「よい意味づけ」 をする人もいれば、 「悪い意味づけ」 をする人もいます。
 つまり、問題は 「何があったか」 ではなく 「どう解釈したか」 。

 

 さらに、アドラーによると ・・・
 その 「意味づけ」 は、本人が何らかの目的を果たすために行ったもの だと。
 たとえば、「学校や社会に出て、自尊心を傷つけられたくないから、部屋に引きこもる」 という目的が、先に存在しています。
 その目的を果たすために、過去の出来事に対して、本人が 「悪い意味づけ」 を、行ったのだそうです。

 

 だから、まずは、 今の自分に対して、不満があったとしても、過去や他人のせいにしない ことです。
 「目的論」 に従って、 「自分が選んだ結果」 として、認めなくてはいけません。
 このようにして、これまでの自分に責任を持てば、人生に対して主体性を取り戻すことができます。
 主体性を取り戻すことによって、今後の人生を、自分の意思で変えられるようになります

 

 もし、他人に騙され、辛い目に遭ったとしても、私は、自業自得だと、考えるようにしています。
  また、辛い目にあっている最中でも、 「つくづく馬鹿だな〜」 と、自分の愚かさを、笑ってやります。
 自分よりも賢明な人、苦労した人であれば、このような失敗など、犯さなくて済んだからです。

 もし、自分自身を向上させたいなら、まずは自分が原因であることを、さっさと認めてしまう ことでしょう。