おはようございます

睡眠中に、ウォーキングデッドの見過ぎなのか
『うぅ、、、やめろー!』
とうなされるパパ(笑)
ちなみに私も朝からうなされて目覚めました。
ひめこちゃんは寝る前に『ゾンビって本当に地球にはいないよね、、、?
?』念のため確認していました。
昨日やっと読み終えました~。
目がショボショボしました。

『もうすぐいなくなります絶滅の生物学』池田清彦【2019】新潮社
(感想) 長くなるので良ければお時間のあるときにどうぞ。
様々な生物の遺伝についてや、繁殖の違いを、ゲノムの視点で丁寧に分かりやすく説明してくれていたりします。さすがは大学教授ですね。学生さんでも分かるような説明になっています。
陸上の脊椎動物でも、爬虫類と哺乳類ではこんなにも違うのか!と驚かされたりします。残り一匹になっても絶滅しない
コモドドラゴン
だったり、ミステリークレイフィッシュというザリガニの単位繁殖(言ってしまうとクローン)であったりも大変な、ミステリーで、興味深い
と思いますが、その話も書いてあります。
環境への適応力と、柔軟性の獲得について、遺伝子的な研究と考古学的考察に基づき、絶滅の視点から逆算して推測され、書かれていたりします。
コモドドラゴンやミステリークレイフィッシュは、時間効率の観点からは最強?で、生態系を壊しかねませんがゲノムの視点からみると全くの閉鎖系なので 柔軟性や適応力の視点からみると、低いことが分かるので、絶滅しやすくもあることが言えます。
増えやすく同時に減りやすくもある。生まれやすいが、生き残りにくいというのでしょうか。
多様性の重要性を感じられる内容でした。
私は動物の専門学校で動物行動学などを勉強していたときに、犬の犬種と言われているものが、実は人間が意図的にコントロールして維持しており、その犬種にはその犬種独特のなりやすい病気というものがあるのに違和感がありました。
やはり野生の世界での自然交配においてはミックスされていく混血が通常であり、遺伝的に優良遺伝子が残るようゲノムの仕組みとしてあるようで、その点においても腑に落ちる内容の本でした。
中でも最も強烈なインパクトがあったのは、クリプトキーパー。寄生バチの生態です。これは鳥肌ものでした。
HUNTER×HUNTERのキメラアント編(アリのやつ)を思わせる内容です。
かなり他の生き物と違う、グロさがある育児方法だったりするので、いわゆる映画の悪役にぴったりな感じ。
例えば鬼滅の刃でも、無惨様が尻尾なのかな、、、?なんか針を刺して、注入する方法で遺伝子を拡散する方法をとったりしますよね。
毒によって動きを弱めるという戦法だったりも寄生アリの寄生方法の、初期で使う技だったりします。
様々なヒットしているアニメーションのアイディアやテーマが、自然界の野生動物から持ってきているからこその深みがあるんだと思います。
蜂の生態をみるとそのアイディアの宝庫感、想像を絶する生存方法という印象があります。
さらには、小さな生き物では、トキソプラズマという線虫の生態を根拠(ネコだったり妊婦さんだったりで有名)として、さらには人間だって腸内細菌に操られているかも説。へもっていくというとても斬新な角度の切り口です。
本当に新しい視点だなと思いました。面白いですよ。
また動物愛護法について私も専門学校で学びましたが、そこに切り込んでいき、本当の意味のある愛護とは、という実用的な視点での意見がかかれています。
池田先生自身や友人の方が蝶々など虫の採取、培養を趣味とされていることもあり、虫の保護についての話も環境問題と関連して語られており、わぁー風の谷のナウシカのようだなぁ。壮大な話だなー。
と思いつつ、圧倒されながらも、生物の共存、生存の視点から語られているので、かなり、なるほどぉ

と納得しながら、読むことができました。
そんな絶滅危惧種をはじめとする多種多様な生き物に対する愛情と、情熱を感じました。
最後にはちゃんと人間の、人類の話になってまとまっているので、ちゃんと人間のことも大切に思っているんだなぁと安心しました。
心温まるエピソードだなぁ…と思った話を、最後に紹介します。

ある一羽のアホウドリのお話。
日本でアホウドリの保護をするにあたって、巣を移動させたいのですが
あまりにも保守的な鳥であり、必ず、元の巣に戻ってしまうため、島から移動させることが難しかったそうす。
この際、デコイ(模型)の女の子に恋をしてしまったオスのアホウドリくん【通称デコちゃん
と呼ばれたそうな】 このデコちゃんは毎年デコイの前に現れては求愛ダンスをしたそうです。
その数なんと9回(9年間)、、、。
九年間も模型のかわいこちゃんに告白し続けるという、なんたる一途さ。
10年目にはアホウドリ研究の第一人者東邦大学名誉教授の長谷川先生が、デコちゃんのあまりの一途な、決して報われない恋を不憫に思い、そのデコイを撤去したそうです。

どんだけかわいかったんだろう。。。
そのあとデコイちゃん、4んだんだな、、、と諦めたデコちゃんは、別の生きているアホウドリの雌と結婚したそうです。

めでたしめでたし。

アホウドリの寿命はほかの鳥の2~3倍近くあり、60才くらいまで生きるらしく、そのため同じつがいと繁殖する方が信頼関係もあるので、その方が遺伝子を多く残しやすいそうです。浮気もしないらしいです。
20才位の寿命の鳥だと、毎年別の子にチャレンジしていかないと、寿命が尽きてしまうので、焦って婚活しないといけないのですね。
なんだか、ハードですね。
一途なアホウドリの雄お話でした。
愛おしい、愛らしいデコちゃんでした。
9年間無駄にしちゃったけど、その間に求愛ダンスが上達したのかもしれないよね。。。
ということで感想でした~。
さらに詳しく知りたい方は、続きは本屋さん等でご購入ください。
拙い感想ですが、なんらかの興味やヒントとなると幸いです。
ありがとうございました。