詳細はリンク先でどうぞ。

 

これはゲームの企画書ですが

小説や漫画の企画書にも通じるので

参考にどうぞ。

 

 

■草稿・ネームの前にやる企画書

 

必ずしも作る必要はないのですが、

企画書を書いていると

小説の草稿、漫画のネームを描く手助けになりますし

編集部に提案する場合に作品の概要を伝えられる

重要なアイテムにもなります。

 

企画書には世界観設定やキャラ設定を含む事が大半なので

メモ書きに過ぎないものでも充分だと思います。

 

自分の頭の中にしかない作品を外に出力する場合、

まとまった形で順序立てて論理的に構成するのは

慣れないうちは難しいものですし

作品の様々な事柄を整理するためにも重宝します。

 

草稿やネームをいきなり描くよりも

作業量・情報量が少ないうちに推敲・訂正できますから

制作途中で失敗する確率を減らせます。

 

 

■サンプル(テキストネーム)

■題名
 こちら365(仮称)


■テーマ
 愛


■登場人物

 ・365       女? ?歳(外見は少女)
  銀河惑星同盟の地球監視官。
  粗雑で大雑把。

 ・弥平       男   10代
  冴えない農夫。女にもてず、村で唯一独身の男。
  気が弱い割りに押しが強い(家訓らしい)

 ・領主       男   30代
  金と暴力で何でも手に入れようとする暴君。
  ハーレムを持ってる。


■概要

  適齢期を過ぎても結婚できなかった弥平が
  宇宙人の女と出会って騒動が起こる。


  ・起

   村の女を口説くも全敗した独身の弥平。
   ある日、畑に出かける最中に湖で天女(365)に出会う。
   「天女さまだ…」
   その美しい姿に一目惚れした弥平は365の着衣を奪い、
   返して欲しければ結婚しろ、と迫る。


  ・承

   困った365は渋々承諾するが、
   現地人との接触そのものが禁じられてる為、
   夫婦の契りを交わそうとする弥平をうまく言いくるめながら、
   服を取り返そうとするが弥平は口を割らない。
   しかし、そんな生活を続けるうちに、
   二人の距離は縮まり、ほのかな思いが365にも芽生えるのだった。


  ・転

   弥平が天女を嫁に貰ったという噂を聞きつけた領主が
   大金を持って天女を売れ、と持ちかける。
   大金や領主の脅しに揺れ動く弥平。
   365は領主に捕まり、弥平に訴えるが弥平は仕方ない、と言うばかり。

   命もとられず、大金を手にした弥平は
   畑で自分を納得させようとしたが、
   どうしても365の事が思い浮かび、
   大金と365の服を手にとって365を救出に向う。


  ・結

   必死で救おうとする弥平に感動する365.
   365に服が渡り、領主一同を一網打尽にする。

   愛の絆を確認した二人だったが、
   365は宇宙に帰らなくてはいけない。

   全ての人から365の記憶を消し去り、
   旅立つ365。

   何か妙に心にポッカリ穴が開いた様な気がする弥平の前に
   一人の女性が声をかけ、どこかで見た様な気のするその女性に
   弥平は恋に落ちる。
   ※弥平の記憶はところどころ消えていない。

   365は今日も定時報告する。

  「こちら365.異常なし。
   とても幸せです!」

 

過去に習作としてネームだけ起こした

作品の企画書(テキストネーム)です。

他にキャラデザ(絵)が別途で用意されていました。

 

「天女の羽衣伝説」が下敷きとなっています。

 

 

 

 

-AR