相変わらず熱い戦いが繰り広げられています。

 

…で、ふと思ったことはありませんか?

 

 「なんで戦では総大将が討たれたら負けなの?

  代わりの総大将を立てて戦えばいいじゃん?」

 

今回はそれを考察してみました。

 

 

■総大将が討たれたら負けの理由


総大将は全ての軍行動の責任者であり、

命令系統の要になっています。

 

他の大将達が多少の思惑を総大将に抱いていたとしても

それがより高位の、例えば王命で任命された総大将なら

下に就く各大将も従えます…従わざるを得ないのです。

 

この総大将が討ち取られると、

誰の命令で動いていいのかという

指揮系統が崩れてしまいます。

 

仮に副総大将が居たとしても

総大将が討ち取られて混乱する軍をまとめあげ、

各大将に適切な命令を送るのは困難です。

 

前述した様に各大将が抱く感情もあって

「総大将の命なら従うが、あいつには従えない」

という場合もあるでしょう。

 

総大将を引き継いだ大将が居ても

不満を持つ大将がでる可能性は大いにあるのです。

 

また、総大将が討ち取られる様な状況ですから

各々の大将も苦戦している可能性が高く

個々の判断で被害を抑えるために退却の判断を

下す場合もあるでしょう。

 

味方の総大将が討ち取られた後に

敵の総大将を討ち取って勝った例は

歴史上存在しません。

 

どんなに各大将が鼓舞しても兵の士気低下は避けられず、

負け戦と感じた兵が我先にと敗走し始めるのです。

 

誰だって死にたくありませんし、

軍の大半を占める農民兵なら尚の事、

死んでまで軍に尽くそうとは思いません。

生き延びて家族の元に帰りたいはずです。

 

これらの事が総大将が討ち取られたら、

その戦は負けである理由です。

 

 

 

そもそも総大将が討ち取られる様な

戦況になった時点で勝敗は決しています。

 

総大将が討ち取られたりしないように、

事前に強固な守備陣形を敷いて、

戦略を建てているのに、

それを崩されたのですから、

負け戦になってしまうのは必然なのです。

 

 

-AR