第25話。

 

完全な複製体と本人が1対1の勝負になったら…

という考察をしてみました。

 

 

■フリーレンvsフリーレン複製体

 

※画像は上記公式サイトより引用しました。

 

フリーレンの複製体(以下コピーレン)と

本物のフリーレンが1対1で戦ったら…?

 

複製体は心以外の全てが

本物の完全な複製であるとされています。

 

このため、戦いの当初から終盤まで

千日手の応酬となり、

消耗戦になることが明白です。

 

フリーレンが心があるために

精神的疲労も伴うのに対し、

コピーレンには心がないので

傷や痛みに対する恐怖がなく

死(消滅)を恐れません。

 

フリーレンとコピーレンのサシの勝負は

最終的に互いが嘘の隙を見せて攻撃し合う、

相打ち覚悟の奥の手を狙うことになります。

 

特にフリーレンは精神的疲労が来る前に

それをしなくてはならない危機感があるので

僅かでも死の恐怖で勝負を躊躇ったら

最後に立っているのはコピーレンでしょうね。

 

ただフリーレンにとって有利なのは

致命傷にさえならなければ

他の受験者に治療をしてもらえ、

何度でも戦えることでしょう。

 

一方でコピーレンは

本体との戦いで学習するという感情がなく

恐らくは大怪我を負っても治療できません。

 

更にはコピーレンには

部屋から受験者が出てしまうと

攻撃しない事が不利になります。

※シュピーゲル本体を守るために出れない。

 

フリーレンが躊躇すれば勝つのはコピーレン、

フリーレンが致命傷を追わなければ

何度も治療して戦えるフリーレンが勝ちます。

 

コピーレンが消滅してから

どれくらいでもう一度コピーレンを複製できるのか

詳細は分かりませんが、

どう考えてもフリーレンがシュピーゲルを倒す時間よりは

かかりそうです。

 

 

■フェルンvsフェルン複製体

 

※画像は上記公式サイトより引用しました。

 

フェルンとフェルン複製体(コピフェ)の場合は

フェルンに心があることが

逆に有利にはたらくと思います。

 

コピフェはコピーレンと同様に

死(消滅)を恐れませんが、

フェルンはまだ若く死に対する恐怖が

とても強いはずです。

 

千日手の応酬で何もかも出し切った後に

死(消滅)に何も感じないコピフェと

目前に迫った死に抗うフェルンとは

大きな差が生まれます。

 

魔力を使い果たし、

攻撃魔法も使えなくなった状況で

最後に勝つのは生への執着を持つ

フェルン本体でしょう…。

 

 

■ゼーリエvsゼーリエ複製体

 

ゼーリエはこの第2次試験には関与していませんが…。

 

※画像は上記公式サイトより引用しました。

 

葬送のフリーレンの世界で最高峰の魔法使いである

ゼーリエとゼーリエ複製体(コピゼリ)が

1対1で戦った場合は恐ろしい事になります。

 

ゼーリエはあらゆる魔法を極めており、

例えば魔王が使う極大魔法すらも

既に解析して使えるのかもしれません。

 

つまり、コピゼリも極大魔法を使えます。

 

エルフなので基本的には人族への関心も薄いのですが、

近年は大魔法協会のトップに君臨していることからも

ゼーリエは少なくとも人族が滅ぶ事を

良しとはしない筈です。

 

コピゼリの極大魔法を阻止する事に

ゼーリエは全力を注がねばなりません。

 

あまりに分が悪い勝負となってしまい、

結局、ゼーリエは勝負を諦めて

ダンジョンから脱出する選択をするでしょう。

 

つまり決着は引き分け、試合放棄です。

 

恐らくシュピーゲルはダンジョンに侵入した

人類や亜人類の殲滅をしているだけなので、

逃げたゼーリエを無理に倒す必要がありません。

 

そしてどうやらこのダンジョンを脱出したり

複製体の複写元が死んだりすると

複製体は消滅するみたいなので

放置しても問題がないと思われます。

※ラヴィーネの兄達の探索隊の複製体が出ない事から

 それは明らかです。

 

 

■実は大したことのない魔物だった?

 

侵入者の複製体を作り出せるという

凄い能力を持った魔物なのに

地方のダンジョンボスに収まっているのは

本体が攻撃手段を持たない弱すぎる存在であることと、

この試験目的であるパーティの団結をされると

脆いことがあげられます。

 

また、侵入者達があまりに弱いパーティだと

そもそも複製体が役に立ちません。

 

パーティの一人だけをシュピーゲルに向かわせて

他の人達が全力で複製体の相手をすれば

(邪魔をするだけで倒さなくて良い)

シュピーゲルは攻撃手段がないので

あっさり攻略されてしまいます。

 

強者にはめっぽう強いシュピーゲルですが、

逆に弱者には全く弱すぎるのです。

 

 

 

もしも私の複製体と私が戦ったら…?

私が弱すぎて勝負になりません(苦笑)

 

心がなく死を恐れない複製体に

ボロ負けするでしょうね、私は…。

 

 

-AR