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この漫画の作風に既視感があって

 

 「あぁこれアオハルだ…。」

 

と集英社が過去に発刊していた雑誌を思い出した。

 

 

■アオハル

 

 

Wikiには簡単な説明しかないね。

 

紙媒体の漫画雑誌とは作品カラーが違うので

掲載するのには難しかった新人若手作家ばかりを集めて

週刊ヤングジャンプの増刊として開始したんだよね。

 

従来の漫画の作り方というか…枠組みに収まれない、

そういう作風の作家が多かったから

10年以上前では理解されるのは難しかったんだよね。

※最初の増刊号は2010年。

 

今ではアオハル的な漫画はX(旧TWITTER)上で

毎日のように投稿されていて、

正式に連載化した作品もいっぱいある。

 

”時代を先取りし過ぎた感”はあるのだけれど

そもそも紙媒体には向かない、

ネットが当たり前の時代で

新しい感性・環境で受け入れられる

そういう作風なのかもしれない。

 

 

*

 

結局、アオハル的作風って何かというと

起承転結や映画型という基礎に囚われず、

また文学的・詩的といった創作味の強い台詞ではなく

若い世代が日常的に会話していた言葉や行動を

そのまま表現したってことなんだと思う。

 

だから物語に”目標があって決着がつく”

必ずしもそういう縛りがないので、

従来のガチガチの基礎死守の漫画作品を好む人々とは

相性が悪かったりします。

 

ある意味では浅く軽くて深みがない作風と

揶揄されるかもしれないのだけれど

そんなモノは吐いて捨てたところに

これらの作品の魅力があるのだと私は思うのです。

 

 

-AR