私の独断と偏見による、

2023年アニメ賞!

 

一部お目汚しな評価をしている場合が

あるかもしれませんが

心豊かに生暖かくご容赦下さい…(汗)

 

 

■原作を超えたで賞

 

お兄ちゃんはおしまい!

『おにまい』の愛称が付いています。

原作漫画は個人的に印象が薄かったので

アニメ制作会社がこんなに力を入れて作ったのは

かなり意外でした。

アニメ本来の魅力である、作画動画で楽しめる作品です。

 

 

■海外で人気で賞

 

お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件

 

日本ではパッとしませんでしたが

海外ではそれなりに話題で人気があった模様です。

他にも人気が出そうなアニメがある中でなぜ…?

理由が全く分からない。

 

 

■飯テロで賞

 

とんでもスキルで異世界放浪メシ

 

調理や料理の作画で評価された珍しいアニメ。

深夜にリアルタイムで観ていたファンに

「飯テロアニメ」と呼ばれました。

 

 

■趣味の漫画がアニメで賞

 

便利屋斎藤さん、異世界に行く

 

作者さんは雑誌掲載の漫画では異世界モノを描いておらず、

趣味で描いていた異世界題材の落描き漫画がアニメ化。

というか作者さんはきっと異世界モノで

雑誌連載したいのだと思う…。

 

かなり珍しい事例だと思います。

こんなことになるのなら、

本気で異世界モノを描いておくべきだったね…。

 

 

■高品質な作品なのに嫌われたで賞

 

異世界でチート能力を手にした俺は、現実世界をも無双する

 

アニメでは”制作会社ガチャ”と揶揄される、

制作会社の良し悪しで人気が激変する現象があります。

 

この作品はガチャの当たりを引いたにも関わらず、

原作準拠なのでアニメ側に責任はないのですが、

主人公の俺強ェ・ハーレム・厨二病感が強すぎて

高品質な作品になったのに嫌われた珍しい事例です。

 

作画が良すぎて逆に主人公の嫌味が増したのかも?

 

 

■真似できない台詞回しで賞

 

鬼滅の刃

 

原作漫画を超える作画動画の素晴らしさで

人気を博した鬼滅の刃ですが、

原作漫画の台詞回しに個性的な特徴があり、

アニメでもそれが遺憾なく発揮されて

今年も素晴らしいアニメ作品となりました。

 

担当編集者曰く、「唯一無二の台詞回し」だそう。

 

 

■構成が巧いで賞

 

【推しの子】

 

作画動画もトップクラスだったのですが、

原作漫画の物語や構成が素晴らしいアニメです。

アニメ版も原作に違わず面白い作品です。

原作にない細かな描写の追加でも評価されています。

 

過去の実際の事件と類似したエピソードがあり

騒ぎになったことも印象に残ってますね。

 

 

■全然ヤバくないで賞

 

僕の心のヤバイやつ

 

作画動画は高品質で人気がありました。

初々しい中学生恋愛でニヨニヨできましたね。

続編も予定されています。

 

 

■方向転換が辛いで賞

 

魔法使いの嫁

 

作画動画は高品質でアニメの出来は良いのです。

 

ですが、原作漫画が学園モノに舵を切ったことで

大勢のキャラが登場して、

その話が盛り込まれて複雑化し

鬱展開ばかりになりました。

 

魔法使いとその嫁に選ばれた少女が

不思議なファンタジーの世界で事件に遭遇し、

様々な人々に出会っていく…

そんな個性的で魅力的だった作風に飽きたのでしょうか…?

 

アニメ版にはその辺りの責任がないので

あまり高い評価を得られなかったのは

気の毒だったと思います。

 

 

■子供が観たらトラウマで賞

 

ダークギャザリング

 

子供向けな作風なのですが、

子供が観たらトラウマになる怖さ。

大人は怖いというより、逆に笑っちゃうのですが。

 

 

■太ももで賞

 

ライザのアトリエ

 

ゲームをそのままアニメ化しちゃいけないという

見本のような作品。

 

敵と遭遇したのにただやり過ごしたシーンがあり、

ゲームならそうするかもしれないけど

アニメでそれをやられたら面白くない、と

一部の視聴者に指摘されていました。

 

ライザのむっちりな太ももだけが

話題になったアニメ。

 

 

■ボサ髪を愛したで賞

 

好きな子がめがねを忘れた

 

女性の髪の毛は絵師が力を入れる部位の一つですが

アニメでは簡略化されることも多いのです。

 

この作品ではヒロインの髪型が手入れしていない

ボサ髪と表現されていて、

やたらと力を注いでます(笑)

 

嘗てここまでボサ髪を愛したアニメ作品を

私は知らない(笑)

 

 

■女性に嫌われたで賞

 

無職転生

 

アニメの作画動画は高品質だけど、

今年はバトルシーンが少なく、

それを楽しみにしていたファンには物足りなかった模様。

 

主人公の転生前の描写が酷く(でも原作準拠)、

また転生後の性格もロキシーのパンツを御神体とするなど

そのあまりにヲタク的なスケベさに

女性からは背筋が寒くなる程の気持ち悪さがあった模様。

 

 

■アーニャだけでいいで賞

 

SPY✕FAMILY

 

原作者さんの思惑とは違って、

ロイドのスパイ話やヨルの暗殺話はあまり人気がなく

アーニャを中心としたギャグやほのぼの家族話が

読者に人気な模様。

 

アニメ版の作画動画はトップクラスで

バトルシーンにも力が入っているのですが

アニメ版でも「アーニャの話だけでいい」と言われるなど

ファンの傾向は変わっていない模様です。

 

 

■アニメ制作会社に任せるべきで賞

 

ウマ娘 プリティーダービー

 

作画動画はシリーズ全てでトップクラス。

 

1期でアニメ会社に任せたら

ゲーム原作側で不満があったのか

ゲーム原作者が監修をしたので

2期はやたらとゲーム臭い構成や演出が多くなり

アニメとしての面白さが半減していました。

 

自由にやっていた1期には劣りますが

3期はアニメ制作会社に任せた感じがあります。

 

ただ2期やSPで離れたファンを再び振り向かせるのは

難しかった模様であまり話題にはなりませんでした。

せっかく、昨今の競馬ファンでも知っている人が多い、

キタサンブラック編だったのにね…。

 

ゲーム原作の場合、アニメに口を出すと

禄なことにならないことが多いのですよ…。

 

 

■蛇足感が凄いで賞

 

盾の勇者の成り上がり

 

なろう版準拠でアニメ化していたら、

とっくに最終回だったであろう、

商業版小説を元にしたアニメ版。

 

なろう版も最後の方はグダグダ感があり

蛇足感があったのですが、

それでも大筋では尚文が復讐を果たし、

ハーレムエンドでめでたしとまとまってました。

 

アニメ版も商業版小説に準拠しているので

どうしても後付けの蛇足感があります。

 

売れちゃうとね…

原作者さんでもどうにもならない

大人の事情があるんだろうなぁ…と。

 

 

■考察が楽しいで賞

 

葬送のフリーレン

 

原作漫画は地味で派手な印象はなく

バトルシーンに重きを置いていないため、

私的にはまさかのアニメ化。

 

アニメは作画動画共にトップクラス。

美術(背景)も原作からの細かい改変があり、

それが原作の良さを更に引き出したと評価が高い。

 

原作では簡素だったバトルの描写を

アニメ版では盛り上がり必至で描いていて、

原作の不足部分を補って昇華させています。

 

内向的な作風であるので

大勢でワイワイ騒ぐ作風ではなかったのにも関わらず、

考察も盛んで国内外で人気のアニメとなりました。

 

 

■世界観が作り込んでるで賞

 

薬屋のひとりごと

 

作画動画はトップクラスで、

中華風の世界観の作り込みが良いですね。

建物や窓の作りは一目で中華風って感じです。

 

因みに仮想国なので中国ではないそうです。

アニメ版で”原作では中国語で書かれた文”が

日本語で書かれた件で騒動になりましたが、

”中国ではない”から日本語にした事情があります。

 

物語やキャラデが女性誌寄りなので

男性アニメファンにはもう一つみたいですが。

 

 

■ハーレムよりも厨二病で賞

 

陰の実力者になりたくて

 

主人公は厨二病的なお遊びでやっているだけなのに

創作した嘘の物語が真実であったり、

勘違いなまま展開しても辻褄があったり、

ハーレム状態なのに全くそれに気づかず放置して、

病的に陰の実力者に憧れているだけの主人公という、

個性的な物語と展開が魅力の原作ですね。

 

アニメの作画動画は高品質。

やや疲れた回もありますが概ね評価が高いです。

 

 

■ファイナルなのに…で賞

 

進撃の巨人

 

終盤は難解になった原作準拠のアニメ版は

ファイナルと銘を打っておきながら

PART2まで作っておいて終わらなかったので

批判を浴びてしまいました。

 

あまりに丁寧に作ったがために叩かれてしまった

珍しい事例だと思います。

 

ただどんどん難解になってしまったのは

原作漫画が原因なので、そこは擁護したい。

 

 

 

強いて選ぶなら、

2023年私的アニメ大賞は

 

葬送のフリーレン
【推しの子】

鬼滅の刃

 

の3本かな…??

SPY✕FAMILYは今回は次点な感じ。

 

ここで取り上げていないアニメでも

好きな作品はいっぱいありますよ。

 

私は今年のアニメライフが充実していて

満足でした。

 

最後に…。

 

心優しい皆様の良いお年を

お祈りいたしております。

 

 

-AR