まずはまぁリンク先記事を読んでみて下さいな。
説明するのも面倒くさいのだけれど、
日本語には
「言葉を文字通りで受け取らない」
という察する文化がありまして…。
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■ミスをしたらまず謝罪から
大多数の人には
ミスをしたらまず謝罪する
から始まるべきという思いがあり、
呟いた人が例え話で挙げていますが、
母親が子供に
「どうしてこうなったの!」
と怒った後に
子供が
「ごめんなさい」
から始まる流れ
を求めているのです。
ここで子供が言い訳をしようものなら、
お母さんは更にブチ切れますよね(苦笑)
つまり、ミスをした報告の流れで
上司:「どうしてこうなった、理由は?」
(どうするんだよ、こら!反省しているのか!)
部下:「申し訳ありません、ご迷惑をおかけします。」
(まずは謝らないと始まらない…(深々と頭を下げる))
上司:「…チッ、謝罪はあとでいいよ、
とにかく事の経緯を話して?」
(まぁちゃんと謝ったから反省はしているんだな。)
部下:「はい、実は…」
(やっと理由の説明ができる…)
<延々と続く経緯の説明>
上司:「…話は大体わかった。会議をして対策を考えよう。」
(全く、とんでもないミスをしてくれたな…)
部下:「この度は私のミスで大変なご迷惑をおかけし、
申し訳ありませんでした。」
(最後に再度、謝罪しておかないとね)
上司:「もういいから頭を上げて、大切なのは
これからのこと、どう収拾をつけるかだ」
(本当に困ったことをしでかしてくれた…
でもまぁ反省をしているし、これも上司の務めだ)
という一連の伝統芸を上司は求めていたのです。
そりゃあ、ミスをした本人が謝罪の一言も無しに
言い訳をクドクドと並べ始めたら、
後始末をしなきゃいけない上司は腹も立つ訳ですよ。
確かに人格が壊れた上司も居ますから、
リンク先では徒然に上司の人格否定が並んでいますが、
本当のところはその現場を見ないと判断できません。
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■
実のところ、私は呟き主の様な
言葉を文字通り受け取ってしまうタイプで
察するのはあまり得意ではなかったのです。
歳を経て少しはできる様になってきましたが。
良い上司像として言われているのは、
ミスの謝罪を求めるより前に
まずは事の経緯を話させて事態を把握し、
(他の人や相手先の話も聞いて整合性を取り)
ミスをした本人の反省を促すのは後に回して、
事の収拾を最優先する。
であって、ミスをした部下を怒鳴りつけるだけでは
ただのパワハラ上司の烙印を押されます。
事が一段落着いたら、
まずは事をうまく収拾した事を褒め、
最後に反省をさせるのが良いと思います。
※”褒める”と”反省させる”は後先が逆の場合もある。
まぁ…その人の性格に左右されることなので
上司も部下も通り一辺倒なやり方では
うまくいかないときも多々ありますので
臨機応変に対応するしかありません。
-AR