白馬ソダシの引退レースだったかもしれない、
マイルチャンピオンシップ(MCS)。
勝ったのは素晴らしい末脚を爆発させた4歳牝馬ナミュール。
後3F33秒でもぎ取った、見事な逆転劇でしたね。
歴史にIFはありませんが、
もしもソダシに脚部不安がなく、
またママコチャがG1勝利できずに
馬主さんがこれに出場を望んでいたら…。
今回のMCSを分析するに、
ソダシの上位入賞は間違いなかったでしょう。
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■もしもソダシが出走していたら
●レース発送まで
今回は晴れで馬場良とコンディションも良く、
斤量もナミュールと同程度だったに違いありません。
ソダシの鞍上はセリフォスを選んだ川田騎手に代わり、
引退レースなのもあり、
吉田隼人騎手が返り咲きます。
黄金タッグの復活です!
人気はシュネルマイスター、セリフォスに続く
ソダシは3番人気。
ゲートインを少し嫌がりましたが、
問題なく収まります。
須貝調教師がゲート内でソダシを宥めます。
●序盤~中盤
いつものスタートダッシュで好位につけたソダシは
1~4番手で序盤を進めます。
一息もつかせぬ走りで馬群制御をこなし、
全くブレることなく中盤まで先行好位で
レースを支配します。
●終盤~直線
終盤に賭けどころを狙った吉田隼人騎手は
最終コーナー前でソダシにゴーサイン。
ソダシのハイテンション走法で
スパートの体力を削られてしまった他の馬は
無理をせずにソダシに先頭を取らせ、
ソダシの気が逸れるのを期待します。
コーナーを曲がり直線でソダシが先頭。
必死になって追いすがる他馬を引き離します。
吉田隼人騎手は絶妙なラインを選択し、
外は空くものの内側を塞いで
インを急襲する他馬の警戒を怠りません。
インを狙った先行他馬は
ソダシの抜かせない粘りの走りに
並んでも心をへし折られ下がっていきます。
そして空いた外を狙って差し脚自慢の馬たちも
ソダシに襲いかかりますが、
スピードを維持するソダシに及ばず…。
●結果
1着はソダシ!
タイムは1分32秒2。
後3Fは33秒6。
2着ナミュールに2馬身差を付けた快勝です!
見事、引退レースに花を添えました!
吉田隼人騎手、ガッツポーズ。
場内、割れんばかりの拍手と
大歓声が上がっています!
帰ってきたソダシを観客席に向けた吉田隼人騎手が
大きく頭を下げると温かい拍手と歓声が再び上がります。
「よくやったー!」
「ソダシー!」
「やっぱりソダシは吉田隼人さんじゃないと!」
顔をあげた吉田隼人騎手の頬を涙が伝い、
腕で拭います。
最高の相棒と成し遂げた復活劇に感無量でしょう…。
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以上、ソダシファンの妄想でした…(苦笑)
-AR