<出願編>出願戦略:審査の三本柱を確実に押さえよう!(1)「英語力」  | あるらのアメリカ大学院留学記

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提出しなければならない書類がたくさん。

いったいどれが大事なの?っと思いますよね。

まあ、どれも大切なのですが、

これらの書類を作成するに当たって重要なのが、

  

「審査員はこれらの書類を通して

何を知りたいのか?」

を考えることです。

すべての書類はその情報を

的確かつ効果的に伝えるためのツールなのです。

どこで何をアピールするかは

それぞれの戦略しだいですね。

審査の三本柱とは

「英語力」

「学力」

「PhDまで続けられるパーソナリティー」

であり、まずこれらを

正攻法に確実に押さえることを目指しましょう。

それぞれの書類は大体以下のように分類できます。

three

 これらが余裕で満たせるような

「非凡人」

な方は、普通にしてて結局は

行くべきところに合格するので、

何の心配もないと個人的には思います。

問題はこの三本柱のどこかに「穴」がある

「普通の人」

です。この場合、

その穴をいかに他の長所でカバーするか

というのと、

いかに他の書類で補うか

というのがポイントになります。

まずここでは「英語力」からコメントしていきます。

あまりにも当たり前なんですけどね。

アメリカ人の学生に混じって

授業を受けるわけですから、

英語が出来ないと

話にならないんです。

授業を聞き取って理解し、

英語の教科書を読んで勉強して、

英語でディスカッション

プレゼンテーション、レポート。

いくら理系だから他の分野ほど

英語力が決定的でないといってもやはり

基礎的な英語力の有無は死活問題なのです。

例えTOEFLのスコアが250点あったとしても、

現地で実際に必要な能力は別次元

(ほんとに)なので、

留学生はほぼ例外なく一定のハンディを

持つこのになるのだということを、

教授たちは知っています。

ですからTOEFLスコアで足切りをするのは、

ある程度妥当だと私も思います。

 

ですがまた一方で

「英語力なんて現地で2,3ヶ月も苦労すれば

どうとでもなる」

という事実もあり、

実はこの足切りはそれほど厳しく

行われない場合もあって、

スコアが出願条件に足りてないから

即不合格とも言い切れないようです


<英語力に穴がある場合>

もしあなたのスコアが

出願条件で書かれているスコアに届いていない、

もしくはあまり高得点でないとしましょう。

留学生の合格率が3/100とかいう場合には、

GPAとTOEFLのスコアでまず

半分の出願者の書類がゴミ箱へ直行・・

というのも覚悟しなければなりません。

なんとか英語力のせいで不合格をもらわないために、

「入学時には必要な英語力を持てる」

ことをアピールしなければなりません。

それがどの程度効果があるか保障はできませんが、

ダメモトでも試してみる価値はあると思います。


(作戦1)O月までには条件スコアを取ります宣言をエッセイに加える

「今はまだ準備中」「だんだん点数は伸びている」「条件をこなせる英語力が自分にはあるけどまだテスト慣れしてない」などなど理由をつけて

(作戦2)留学経験をエッセイでアピール

「私は海外でO期間ホームステイをした経験があり、現地での生活に必要な英語力を備えている」など。

(作戦3)英語のテキストを使った授業・経験をエッセイでアピール

「私が履修したOOの授業ではOO(実際に署名・作者をあげる)というテキストを使っていたが、内容理解に問題はなかった」もしくは「OOという本を自分で勉強したので、自分の分野を英語で学べる自信がある」英語の本に慣れ親しんでいることをアピールしましょう。

(作戦4)英語で輪講発表して教授の推薦状でコメントしてもらう

とりあえず時間かければ誰でも英語で作れます。

(作戦5)教授に直接会って話をして、英語で意思疎通ができることをアピール

訪問旅行ができる場合には、自分の研究内容を要約したプレゼンテーションなどを準備して「自分が英語が使える」ところを見せるといいでしょう。


ちなみに・・私はGREが良くなかったので、エッセイの最後にちょこっと留学経験のPRを書いておきました。

最後に一言・・・

当然ながら

「エッセイの英語文法、スペルチェック」

念入りにしてください。