10月26日〜29日 世界遺産 百済歴史遺跡地区 招聘事業にお招きいただきました
2日目午後の予定がスタート
公州を離れお隣の扶餘(プヨ)へとやって来ました
錦江(クムガン)別名を白馬江(ペンマガン)と呼ぶ川の流域に位置し、北側には青陽(チョンヤン)、東と東北側には論山市(ノンサンシ)公州市(コンジュシ)、西と西南側には保寧市(ポニョンシ)と舒川郡(ソチョングン)、東南側には錦江を挟んで全羅北道と接する扶餘郡
扶餘でまず最初に訪れたのは
世界遺産 陵山里古墳群
東西に伸びる標高121mの陵山の南斜面に位置し左右にはなだらかなな丘陵が広がり前には旺浦川が流れている風水的に良い地形にあります
翌1917年の二度に渡り1〜6号墳が調査対象となりました
7号墳は1971年補修工事の時に発見されたそうです
ずいぶん発見されるまでに時間がかかったのですね
その後1992年に実施された試掘調査で、基礎や地台石など百済時代の遺跡の存在が確認され、国立扶餘博物館、韓国伝統文化大学校、国立扶餘文化財研究所などが発掘に参加し、16年間に渡り、合計11回もの調査が行われたそうです
なかでも1993年に行われた発掘調査で百済金銅大香炉(国宝第287号)が出土
1995年には木塔址の心礎石下部から昌王銘石造舎利龕(国宝288号)が発見され、この陵山里古墳群が泗沘時代の百済王室の墓である事が裏付けられたそうです
古墳群の大きさを体感した後には陵山里古墳群展示館に入館
陵山里古墳群と陵山里寺址の間に位置し、陵山里古墳の模型や陵山里寺の伽藍配置、遺物資料などの展示がされていました
展示館で模型や資料を学んだ後には陵山里寺址を見学
この広い敷地が陵山里寺址
陵山里寺は百済威徳王13年(567)に聖王の冥福を祈るために創建されたもので、その後660年、百済滅亡とともに廃寺となったものと推定されるそう
この寺址で発見された百済金銅大香炉は百済の芸術、思想、文化を総合的に表した最高傑作とされているそうです
龍、鳳凰、人物、動植物は森羅万象を意味し、東アジアの中心に百済がある事を表現しているそうです
高さ61.8cm
重さ11.85kg
蓋と胴部、脚部を別々に鋳造し、組み合わせて一つに成り立っているそうです
この場所で大香炉が発見されました
しっかりと場所が確定されているので、みんなで写真を撮っています
これはレプリカ高さ61.8cm
重さ11.85kgの大香炉
この広い寺址で、奇跡のように発掘された大香炉
皆様も風水的にも素晴らしい地形とされる陵山里古墳群、陵山里寺址を訪れ、いにしえの百済の風を感じてみませんか?
- 陵山里古墳群
- 忠清南道扶餘郡扶餘邑陵山里15-1外
- 電話(041)833-8562
- 公開時間
- 夏期(3~10月)8:00~18:00
- 冬期(11~2月)8:00~17:00
- 入場料
- 大人1000ウォン
- 青少年600ウォン
- 子供(7歳以上)400ウォン
- 問合せ 扶餘郡庁文化観光課文化財担当
- (041)830ー2241∼2245
- 史跡管理事務所 (041)830-2521
- 扶餘総合観光案内所 (041)830-2333
- 行き方
- 市外ターミナルからタクシーで約10分
いよいよここで発掘された本物の大香炉を見に行きます
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