どれだけ寄り添えば 正解なのか

気がつくといつも考えていた そうあなたの心配ばかり 

あなたの姿がない時 気になって 聞いてしまう まるで習慣のようになっていたあなたとの図書館での勉強 暗黙の約束のように決まった時間にあなたがいた すぐ横で調べ物する私とあなたと奇妙な距離 それがいつのまにか毎日同じ時間過ごす中で 自己紹介が始まり 何をきっかけか話すようになる その頃には冬景色 あなたは受験 わたしは推薦のためレポートそれでもわからないことを教えてくれるあなたの優しさに惹かれ始めた時 初恋の香りがした 柔らかい空間に包まれるその中に居心地良さを感じながらも彼は受験生だから わたしとは違う それでも気がつくと見惚れてしまう 調べ物する姿 もう会える時間減る 図書館の終わりの知らせがわたしとあなたとの別れの合図 もう少し横にいたい そんな気持ち言えない 暖かい季節まで待とう 桜が咲く季節に伝えよう 桜の香りがする樹々の下であなたに 伝えよう この想いときめき枯れることしれど儚くことも趣あり 辛さしれど時には糧となりて先へ高みへという彼の口癖がわたしまでうつっている