大学か刑務所か | ジュキ、林檎でキャッチボール in New York

ジュキ、林檎でキャッチボール in New York

バツイチ、子連れでニューヨークに渡り、チェリストと再婚。ニューヨークでのバイリンガル育児と日々の日記

最近改めて、真剣にみろんは大学なんて行かなくていーんじゃないか?と思ってます。


別に行くなとは言いませんが。


行きたかったら行くでしょうから、私の親としての役割は、簡単にまとめれば、


「都合のいい企業戦士を作り上げるための、型にはめようとする教育方法をできるだけゆるりと避ける」
(がむしゃらには避けません)

かなぁ…と感じています。


まぁ、前から言ってますけどね。外に出て働いて、億万長者から起業家、色々な人にあって、緩やかではありますが、改めて、やっぱりなぁーと思ってます。


そんなこんな私なので、実は9月からみろんが新しいプログレッシブ・アプローチの学校に転校になったことをかなり喜んでいます。

このプログレッシブ・アプローチとは、算数を算数の授業とするのではなく、

例えば「動く車を作る」プロジェクトに取り組む上で算数、アート、理科を学ぶというプロジェクトベースな教育方針になります。かなり緩く、低学年でもまだまだ遊んでいるようです。

あり得ない…と考える親御さんもいます。色々遅れるらしいので(笑)でもミハイ氏と私、プラスみろんにはピッタリだと思ってます。

ミハイ氏も、私も色々な意味で、いわゆる母校であるイエールには複雑な想いがあります。

まぁ、周りにも同じ思いの卒業生がかなり居まして、インサイドジョークでYale を Jail(刑務所)とかけてJale なんて言ったり、そんなシャツを着ている人も見かけます。

スペイン語だとYはJの発音だったりもしますから、まぁ、ミハイと私はニヤニヤしながら、

「母ちゃんと父ちゃんは、Jaleで出会ったんだよー」

なんて言ってたのですが


昨日、通勤中のミッドタウンのど真ん中で


英語で


「母ちゃんと父ちゃん、刑務所で出会ったんでしょ?どんな悪いことしたの?」


と大声で聞かれ、信号待ちのスーツの人達に反応されました。


すっごく考えてしまいました。


ここで訂正したら、「僕のお父さんとお母さんはイエール出なんだ」と周りにいう、鼻持ちならぬ若造になる


しなければ犯罪者の子


うーむ…


最終的にはどちらがカッコイイかだな…と決断しました。


そして、いいました。


「母ちゃんは、たしかに、市民運動で逮捕された、うん」


ギョッとする我が子を見ながら、願わくば、「市民運動」の部分も周りに伝えて欲しい…


無理か…まぁ、いいや


とにかくですね、刑務所は行かなくていいですが、大学は行かなくてもいいさ…と伝えていくつもりです。
(どんなまとめだよ)



I ate kale tonight 

Juki