入院中~カルチャーショック・1日の流れ前編~ | 白血病だって100まで生きてやる。

白血病だって100まで生きてやる。

21歳で慢性骨髄性白血病と診断され、2年以内に分子遺伝的寛解達成!
留学先で風邪で入院し、採血したらまさかの白血球26倍(26万個)。
すぐにマルク(骨髄穿刺)でその日のうちにたった一人で外国語で病名告知されました。

今日は病院のカルチャーショック編にしようと思います。


ただ、私は入院中、一切写真をとってません。

それは私なりの"空気読んだ"つもりです。

いろんなかたがいらっしゃいますので。

なんで、いつか…

絵でも描いて説明しようかな。笑←


今日のメインは、

血液病棟での1日のスケジュール(平日編)です。

入院経験のあるかたは日本と比較して読んでみてくださいね。


朝5時

窓側のおばさんがカーテンざばーっと開ける、朝日でが覚める。

正直すげー迷惑。笑

とはいえ、そんな朝日きつくなかったけどね。

(北半球・秋でしたし)


朝7時

一応起床時間。

でもその前にナースが、薬ケースに今日一日分の薬を入れてもってくる。

薬ケースとは。

横長いケースに「朝・昼・晩・ねる前」

って書いてあって、そこにその分の薬が入れられるケース。

頑張ってあとで絵、描きます。


朝7時半

朝ごはん。おばちゃんが運んでくる。

確か、入院した月曜に、献立表もらって、水曜から選べた。

月曜は、診断後、電子辞書とネット駆使してこれ書いてたので暇をつぶせた。

メニューは、

「普通3つ・ベジタリアン・宗教(豚ダメ、牛ダメ等)」

だった気がする。

これが凄い(ある意味)豪華だった。


例えば、朝食の普通メニューの定番は、

"黒パン・白いパン・スープ・マーガリン・ジャム・牛乳(200)・牛乳(1000)・ジュース・バナナ・りんご・その他フルーツ"

とかって書いてあって、

欲しいものにマルをつける。


もちろん全部つけてもヨシ。笑

しかも、牛乳1000ってのは、1ℓ紙パックでくれるんだよ!


これ毎朝もらってたので、どんどん牛乳がたまり、

お見舞いにきてくれた人にどんどん渡してました。笑

くさるしね。


私は私で、ナースステーションで、

お茶(10種類)・コーヒー・水・ジュース・牛乳 のみほの、(のみほ=飲み放題)

フルーツたべほだったんで。(たべほ=食べ放題)

↑しかも、コップに半分注いで飲んでると、ナースがもっと飲めってお酌(ムリヤリ)してきます。笑


食事には困らなかった。笑

ありがたい!


…ただ…、料理は飽きます。

毎日同じパンだし…同じメニューで…スープもマンネリ…(←ひどい書き様だな…

日本の食文化のありがたみが分かりますよ。


朝8時


ナースが回診にくる。

熱(事前に計って申告)←これで私の苦手だった数字が克服された(ムリヤリ。)

あと血圧、んで「今日の体調は?、寝れた?」そして採血。


採血は何度もいいましたが、平日なら試験管20本は採ります。(謎


でも、ナースさん毎朝

「オハヨー」

って言ってくれて、その心が嬉しかったです。


朝9時


このくらいの時間から、医者軍団(総勢約20名)の診察がはじまる。

私はその時間が大嫌いだったため、娯楽室(とはいえ何もない)に駆け込み、

毎朝大学の留学課と電話してた。笑


なので、一番最後に、一人だけ医者がやってきて

「どう?」と聞かれ「I'm fine thank you」のそこの言語バージョンを言って、

「そう」と言われて終わり。(中1英語の最初の単元みたいな。笑)


時々、イケメン(すいません)の医者が来たときだけ、

もっと詳しく言ったりしてた。


いや~特別待遇申し訳ない。でも20人は多すぎなの!

威圧的だし、怖いし、突然何し言われるか分かんないし、笑わないし

(やっぱり向こうの文化は、笑う=ふざけてるってイメージなのかな)

でもその真剣な顔が目のホリ深くて怖いんだよっ。


って、そのイケメンの医者に言ったことがある。

そしたら、「なんだこの日本人、面白いジャン!」って思ってくれたらしく、

そのお兄さんが話しかけてくれることが多かった。


いやー申し訳ない。


そして毎朝私のスカイプに付き合ってくれた、

大学の留学課のお姉さんズ、マジで申し訳ない。

でも凄くありがたかった^^

朝は面会ダメだし、ヒマだし、この医者軍団怖いし

(とはいえ日本人医師の先生と通訳さんは来てたけどね笑)

本当にこの時間をどうつぶすかが勝負だった。


朝10時


点滴する人は、この時間から点滴が始まる。

ウチの廊下側のおばさんは、ウチより2・3日前に入院して、白血病って言われたみたいで、

月曜(私がマルクした日)から抗がん剤が始まってたみたい。

これを火曜あたりに、こっそり点滴の薬の名前をググッて知って、

申し訳なくなって、謝った。

私が入院してた期間は髪がぬけなかったけど、私が帰国まで通院してたときは、

もう髪がぬけてしまって、ヤセはじめてたみたい。(通訳さん情報)


ただ、むっちゃ元気って言ってたし、今頃あの旦那さん(←ラブラブ)

と元気に過ごしてるといいな。いや過ごしてるはず!!


ちなみに私は、点滴の管はつけてたものの、

入院中は結局1回も点滴せず、(通院中輸血しましたが)

食欲もあったため

(だってタダメシだったし、後で日本人の教授が和食のお弁当作ってきてくれて←号泣)

火曜あたりにナースに

「ねーえーーーー外して外して外してよぉーーーーっ」

ってうるさくせがんで、

「今度点滴するときまた注射するのよ?」って言われ

「うん、いいよ」←無責任

といい外してもらった。笑


朝11時


ウチはだいたいこの時間にシャワー浴びてた。

理由は、面会は来ないし、ひまだし、

なによりも周りは点滴中でシャワー室が長くあくため。笑←大事


しかも、周りいわく日本人の風呂(私)は長いらしく、

最初むっちゃくちゃ怒られたため

(ちなみに私15-20分位、これがみなさんは5分程度←洗ってる?)


結局この時間に収まった。


朝12時


昼ごはん。

だいたい定番メニューは、

肉←絶対

スープ←絶対

ケーキ←絶対

あとは、フルーツ、パン、サラダみたいな(でも絶対加熱)

でした。


そういえば、生野菜は一切でなかったなー。

多分周りが生食一切ダメだから、血液病棟は加熱マストなのかも。


終わったら、トレイは自分で片付けます。


以上、前編でした。