ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期(2016) | waldeinsamkeitの木をみて森をみず。

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アメンバー限定記事は公式ジャンルと全く関係ない超つまんないぼやき内容なので、公開していないだけですσ^_^;ホントにホントにお気になさらずにσ^_^;

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ブリジット・ジョーンズの日記
ダメな私の最後のモテ期(2016)



恋に仕事に奮闘するアラサー独身女性の日常を描き大ヒットした『ブリジット・ジョーンズの日記』シリーズ第3弾。前作から十数年を経てアラフォーになったヒロインが、既婚者の元恋人と、新たに出会ったIT企業の裕福なイケメン社長との間で揺れ動く。前2作に続きブリジットをレニー・ゼルウィガー、マークをコリン・ファースが演じるほか、テレビドラマ「グレイズ・アナトミー」シリーズなどのパトリック・デンプシーが新たに登場。1作目を手掛けたシャロン・マグアイア監督がメガホンを取る。

恋に仕事に奮闘するブリジット(レニー・ゼルウィガー)もアラフォーとなり、テレビ局のやり手プロデューサーとして活躍していた。愛した男ダニエル(ヒュー・グラント)は事故で他界し、いまだに独身の彼女の前に、IT企業のイケメン社長ジャック(パトリック・デンプシー)が現れる。彼との恋が進展していく一方、ほかの女性と結婚したかつての恋人マーク(コリン・ファース)とも再会し、2人の男性の間で揺れ動くブリジットだったが……。<シネマトゥディより>




実写版「シンデレラ」に続く、男性にわかってもらおうとは思わない作品。

シリーズ3作目ともなると、ブリジットの周辺も日記もさりげなくIT化して
だけど、ブリジット自体は2000年初頭のまんま。
同世代にはたまらない等身大。

ひと昔前流行ったOLマンガ風。
自然体の私を愛してくれる殿方がいつかやってくる幻想を最後まで貫いてくれた、そういう感想。

自立しているようで、元サヤを貫く感じに
違和感を覚える人も多いと思う。
ハッピーエンドな結末はむしろオマケだと思って欲しい。
幼馴染との腐れ縁的な恋愛が成就しなくても、ブリジットはブリジットらしい。
多少のいい悪いはあるけれど
結婚という形よりも
神様からもらったラストチャンスに
ウキウキしている生命力に元気をもらう。
途中からどちらがお父さん?
何てどうでもよくなる。
そこに翻弄される男性二人が
どんどんかわいそうにも思えてくる。
どっちを選ぶか?というより
シングルマザーとして失業しないように
必死で頑張る姿が
ブリジットらしい。


ブリジットは
人生何とかなると思って生きていない。
何とかしなきゃと思っている姿に
好感が持てる。
「勝手に幸せになりますから、お構いなく」
そう口で言ってても、内面で困ってる。
そういう姿が
グッとくる。

ブリジットに関わるとバタフライエフェクトのように
周りにちょっと風が起こる。
ここがなんとなく「アメリ」と共通項がある気がして、くすぐられる。

最初っからこのシリーズを
バカバカしいとは思いつつ
実は楽しみにしていた自分がいた。

みとめよう。
気に入っている。



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シリーズ3作目ともなると
コリン・ファースのラブコメに
限界を感じる。
カタブツ感ある役柄だったからギリギリ。
「マジック・イン・ムーンライト」もそう。
カタブツキャラとしての需要が(⌒-⌒; )

「キングスマン」もカタブツキャラがはっちゃけるところに
ギャップ萌えするんですがσ^_^;

ぜひ、これからは
大人のしっとり系恋愛作品に出て欲しいです(希望)

★★★★☆