ふたりの5つのわかれ路(2004) | waldeinsamkeitの木をみて森をみず。

waldeinsamkeitの木をみて森をみず。

L’arbre cache souvent la forêt.
本と映画の備忘録。ときどき、禅問答(笑)

アメンバー限定記事は公式ジャンルと全く関係ない超つまんないぼやき内容なので、公開していないだけですσ^_^;ホントにホントにお気になさらずにσ^_^;

投稿写真

ふたりの5つのわかれ路(2004)

 ある一組のカップルの恋愛の軌跡を、
離婚から恋に落ちた瞬間へと時間軸を
逆に辿りながら描いたラブ・ストーリー。
別れ、特別なディナー、出産、結婚式、
出会い、という5つのエピソードを、
様々な仕掛けを散りばめつつ、
少しずつ別れへの伏線を
浮かび上がらせていく。
監督はフランソワ・オゾン。
 この日、久々に再会し離婚手続きを終えた
マリオン(ヴァレリア・ブルーニ・
テデスキ)とジル(ステファン・フレイス)
はホテルで肌を重ねる。
しかし、ふたりの間にはもう元には
戻れない隔たりがあった。
結論は変わらないと悟り、
マリオンは部屋を後にする。
そして時間は遡り、ふたりの
思い出の時がひとつ一つ甦っていく…。

久々にきっつい映画を観てしまった・・・
冒頭の、弁護士が読み上げる
離婚条件の同意書と、彼らの結婚式の誓い、
シチュエーションは違えど、
二人の耳には入っていない。
BGM以下、もはや念仏。
そこが何故か
ちょっと面白いなぁと皮肉にも思う。

5つのわかれ路といえど、
離婚に至る明白な事実がありありと・・・
描かれていない。
かなり御フランスな情緒と貞操観念で、
それが要因だった!と言われれば、
そうとも読みとれるかもしれない。
でも決定的じゃない。
映画が終わるまでに、ボンヤリとしか
見えてこない過去に、一所懸命、
どれが理由だったのかをみつけたいと思う。
期待以上に微妙な寸止めで(笑)、
嫌な気分になるくらい、
ボンヤリしたわかれ路しか
みせてくれない。

お互い、相手が悪かったのか?
答えは、たぶん違う。
「性格の不一致」?
たぶん、これも違う。

観て思ったのは、人間って結構いい加減で、
理由をみつけてしまうことで
別れてしまう気がした。

マリオンの両親はケンカばかりしている。
だけど、二人は
別れる理由をみつけようと思っていない。
恋の始まりには理由はいらない。
だけど恋の終りには理由が
必要なのかもしれない。
一緒にいる理由を探しはじめたら、
たぶん恋愛も結婚も
終わっちゃうのかもしれない。
最近、人間はいい加減な方が
幸せな気分で過ごせるじゃないのかな?
と真面目に考えるようになった。
こんなくだらないことを
真面目に考えてる時点で、
加減自体解っていない
のだけれども・・・(^◇^;)
★★★☆☆