セッションズ(2013) | waldeinsamkeitの木をみて森をみず。

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L’arbre cache souvent la forêt.
本と映画の備忘録。ときどき、禅問答(笑)

アメンバー限定記事は公式ジャンルと全く関係ない超つまんないぼやき内容なので、公開していないだけですσ^_^;ホントにホントにお気になさらずにσ^_^;

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セッションズ(2013)


障がい者の性を題材にした
ヒューマンドラマ。
幼少期のポリオが原因で重度の
呼吸障害を抱えるマークは、
それでも人生を悲観することなく
生きてきた。
38歳になり、若く美しいヘルパーの
アマンダに恋したマークは、
健常な男性同様に
「愛する女性と肉体的にも
つながりたい」と願う。

周囲の励ましもあり、意を決した
マークはセックスセラピストの
もとに通い始めるが……。

主人公マークを演じた
ジョン・ホークスが
ゴールデングローブ賞
ドラマ部門で主演男優賞に、
セラピスト役のヘレン・ハントが
アカデミー賞助演女優賞に
それぞれノミネート。
監督は自身もポリオ
サバイバーであるベン・リューイン。

NHKの障がい者情報バラエティ
「バリバラ」の障がいがテーマの
映画プレゼン企画で
乙武洋匡さんが紹介していた。

セックス代理人という認可の
職業があり、売春と明確な
違いがある・あくまでもセラピー
まず、これが驚き。
これを職業としている女性と
結婚している男性の心情は
とても想像がつかない。


日本でも数年前話題になった本
「セックスボランティア」
ボランティアといいつつその実は
有償行為で、事例はどちらか
というと風俗にカテゴライズ
されているニュアンスのものが強い。


とても真面目にセックスと
いう行為に向き合うお話。
勿論、R指定付きの映画ですが
巷にばら撒かれた片方の性に
傾いたマニュアル本がより
幻想なく冷静に考えさせられた。
誰彼に観て欲しいという
盲信的な感想ではなく
他人の前で裸になることの意味って
やっぱり重いと思う。
恐怖だし心細い。
受け入れてもらえるか、
我慢や偽りや嘘がないか
本当に不安だらけで
身体よりも心が傷つくこともある。


職業として一線を引いても
心と身体は繋がっていて
ダメージがないわけない。
身体から始まった関係でも
心に影響しないとはいえない。
やっぱり心と身体は繋がっている。


マークは実在した作家・詩人で
勿論世の中、マークのように
ひたむきで前向きな人ばかりではない。


50歳を過ぎたヘレン・ハントの
潔い真摯な演技は胸を打つ。
この辺もかなりグッとくるポイント。


「性」って生きる上で、
死ぬまでついてくる問題だと思う。
★★★★☆