大豆なこと | 音楽バカ一代目

音楽バカ一代目

音楽(主に洋楽、ジャンルはさまざま、というより雑多)や映画、エンターテインメントについて書いてますが、スポーツについても時々書かせてください。

1年前に、手作り豆腐セットと一緒に買った大豆が

賞味期限切れ寸前だったので、

慌てて豆腐作りを連発している今日この頃です。


皆さん何気なく健康食のひとつとして豆腐を食べていると思いますが、

これの手作りにチャレンジした方の中には

私と同じ意見の方も結構いるはずです。


それは、

「豆腐は無駄の多い食べ物だ」

ということです。

極端なことをいえば、

「豆腐はいますぐ禁止にしたほうがいい食べ物だ」

とだっていえるかもしれません。


その理由は、

「出来上がる豆腐の量の数倍のおからが出来上がる」からです。

おからの量を見て出来上がった豆腐の量と比べると、

豆乳に対して、おからは「大豆の搾りかす」などと

馬鹿にした呼び方をしますけど、

おからから見れば、豆乳のほうこそ

「絞った後のカス汁」というべきかもしれません。


たとえば豆腐1丁を作るのに、

大豆300gを一晩かけて水でフヤカシ、

ミキサーで潰して、煮たものをこし取ると、

豆乳とおからに分かれるわけですが、

毎回、「なんてもったいないことをしているんだろう」

という気になります。

豆腐にしたら1食で終わり、

おからにしたら毎食食べ続けても、

家族3人なら軽く1週間はもつくらいの量は作れます。

でも毎食おからなんて食べられません。

酒の肴でたべるのも限界があります。

クッキーにしたところで焼け石に水、

埼玉県行田市の名物「ゼリーフライ」にしたことろで

これ自体が大して旨い食べ物ではないので

毎日は食べられません。

要するに余るのです。絶対に。

しかも超大量に。


というわけで豆腐屋さんで大量に発生するおからは

家畜の餌に廻ったところで、

家畜の皆さんだって無尽蔵に食べられるわけではないので

結果廃棄処分になる量さえ半端ではないそうです。

調べてみたら、おからを食料に再利用する特許さえ

ありますが、それによって製造された食品で大ヒットしたものを

私は実際には見ていません。

要するにおからにとって最高の利用方法を誰も見つけていない、

という現状が垣間見られます。



要するに豆腐は贅沢な食べ物ということになるのでしょう。

何気なく、「今日は奴だ」「みそ汁だ」「マーボー豆腐だ」

と気軽に買って食べている豆腐が

どれほど大豆を無駄に使っているか、

きちっと理解すべきなんだと思います。

同様の理由で醤油の場合も搾りかすが大量発生するそうなので、

この手の大豆を絞ったものを食べる習慣を徐々に減らし、

味噌であるとか納豆のように丸ごと食べる食品のみ残す

という形にすべきだと思います。

豆腐屋さんの行く末を思うと残念ですが、

大豆を丸ごと豆腐にする技術が出来れば

ベストではないでしょうか。