こんにちは。

今日はヴィヴィアン・ウェストウッドについてです。このような本を読みました。

 

上差し『VOGUE ON ヴィヴィアン・ウエストウッド』です。本といっても写真が大半ですが汗

 

ヴィヴィアン・ウエストウッドの商品は1つも持っていないですね。でも、可愛いな~と思いますし、アウトレットのお店にはよく行きます。特に時計が可愛いですラブ

そんなヴィヴィアンの本が図書館にあったので借りてみました。

 

ブランドの草創期を全然知りませんでした。意外だったのは、ヴィヴィアンは最初からデザイナーをしていたわけではないということでした。最初の就職では教師をしていたそうです。21歳の時にデレク・ウェストウッドと結婚しますが3年後に破局、パートナーであり共同製作者となるマルク・マクラーレンと出会います。それから2人は1971年に50年代グッズを売る店を開き、そこでヴィヴィアン自作の服も販売し始めます。このお店は労働者階級向けの店でした。お店の名前を変えながらコンセプトを変えながらファッションを発表していきます。ヴィヴィアンは母が錦織物職人で父は靴屋を家業とする家の出身だったそうで、服飾の学校を出たわけではありませんが服飾の基盤はあったのだと思います。

イギリスのパンクロックバンド、セックス・ピストルズのメンバーはヴィヴィアン・ウェストウッドの服を着ていたというイメージがありますが、ピストルズが着ていたのはヴィヴィアンが立ち上げた「セディショナリーズ」という店の服でした。「セディショナリーズ」の前は「SEX」という名前のお店を開いており、そこはセクシーな衣装を日常の風景から遠ざけずに浸透させることが狙いだったようです。今はセクシーな格好をする方もいますが、当時はセクシーなファッションがなかったということでしょうか。

パンクとそれより少し前のヒッピーファッションって、それまで主流だったトラッドファッションに対するアンチテーゼというかカウンターでもあったと思います。細かくは語れませんがトラッドファッションは着こなしのルールがあります。対して、パンクやヒッピーはある程度決められたスタイルはあっても自由なファッションだったと思います。今は70年代頃と比べるとだいぶファッションは自由になってきているように感じますが、それでも日本人のファッションはフォーマル寄りだなあと感じますね。

 

パンクファッションは1980年代に入ると廃れます。ヴィヴィアンは、ニューロマンティックムーブメントの流れに沿って『パイレーツ』コレクションを発表します。これは名前の通り海賊風なファッションなのですが、アシンメトリーになるようなカットが施されたり中性的な雰囲気を醸し出したりしています。写真が載っていましたが大きなフリルが袖口にあしらっていて可愛いです。『パイレーツ』はパンクよりも口当たりが良かったそうで、ヴォーグ英国版も1冊の中で4ページの見開きで特集しました。始まりはパンクファッションでしたが、パンクにこだわらず時代に合わせたコレクションを発表していたことがブランドを繁栄させた秘訣(?)でしょうか。

 

この本を読んでいて印象的だったのは、1985年発表の『ミニクリニ』です。クリノリンは19世紀に流行したスカートを膨らませるための骨組みですが、これをミニスカートの中に入れて現代風に再現しました。ヴィヴィアンはクリノリンの作りや形を分析して着用して歩いた時の揺れ方や、畳まれても元通りに膨らむ構造を調べていたそうで、本格的だと感じます。凄く可愛いのですが、ヴォーグ英国版に特集された際に「25歳を超えたらNG、着る場合もアフター5に」という注意書きが添えられたそうです。25歳を超えたらNG、というのは厳しいですねあせる

 

この本に掲載されている写真を見て思うことは、凄く女性的な服であるということですね。胸元を強調してセクシーで、でも少女らしさや懐古主義な感じが垣間見えます。ヴィヴィアン・ウェストウッドってパンクファッションのイメージがありましたが、パンクという枠に収まっているようには感じませんでした。

私がパンクのイメージを持っているのは、ピストルズが着ていたということと、『NANA』という漫画内でパンクバンドのメンバーたちが着用している姿が描かれていたから、そういうイメージを持ってしまっていたのだと思います。ヴィヴィアン・ウェストウッドにはロッキンホースという有名な靴があります。これは厚底の靴ですがかかとの真下の部分だけヒールが削られている靴です。何年か前にロッキンホースを愛用している方のブログを読みましたが慣れるまで大変だったと書かれていたことを今でも覚えています。

 

ヴィヴィアン・ウェストウッドの服はいつか着てみたいな~と思いますが、アシンメトリーな感じが私には似合わないような気がします。でも、私は女性らしい格好が好きなので、ヴィヴィアン・ウェストウッドの洋服には惹かれますねファッション小物も欲しいです。鞄とか時計とか。物欲が湧かないようにと思って最近ホームページを見ることが少なくなりましたが、また見てみたくなりました。

 

このブログを書きながらセックス・ピストルズを聴いていました笑

久しぶりに聴きましたがピストルズの曲は聴きやすいと思います。洋楽を聴き始めた時に聴いていた音楽のうちの1つです。洋楽を聴くぞ!と意気込んでいた時に、神聖かまってちゃんというバンドの「ロックンロールは鳴り止まないっ」という曲を聴いて、歌詞に「昨日の夜、駅前TSUTAYAさんで僕はビートルズを借りたセックス・ピストルズを借りた「ロックンロール」というやつだ」とあり、バンド名が気になったのでTSUTAYAで借りて聴きました。ロックンロールもパンクロックもよくわかっていないながらアルバム「勝手にしやがれ」を聴いて、当時他にも洋楽ロックは聴いていましたがあまり洋楽ロックが好きになれない中でセックス・ピストルズは好きでしたね。でも、パンクに興味がなかったのでピストルズ以外のパンクロックを聴くことはありませんでした。

話が逸れましたが思い出話です。

 

ファッションについて詳しくなりたいな~と思う今日この頃です。図書館にたまたまヴィヴィアン・ウェストウッドの本があったので借りてみました。1冊の本でブランド創設から現在に至るまでを読むとブランドの見方が変わってくるな、と思いました。他にもブランドごとに学んでいきたいです。定番どころはシャネル、ディオールでしょうか。また図書館に行って探してみます。

 

今日はここまで!

以上。