こんにちは。

今日は昨日の続きです。

 

化粧品の話 | 田舎出身の芋娘がTHEキラキラ女子を目指す話 (ameblo.jp)

化粧品に苦手意識を持っていましたが、可愛い人がたくさん働いているバイト先で自分の化粧を見直し、クリニークに行って買い足していきました。

 

大学生の間はクリニークでしか買っていませんでした。クリニークに対して絶大な信頼感を持っていました。クリニークの美容部員さんは化粧の仕方がわからない私に丁寧に教えてくださいました。買う予定のない化粧品も試させてくれました。

1回だけラデュレでリップを買いましたが、他社ブランドはそのラデュレだけ。アイブロウだけはドラッグストアで買った安いものでしたがそれ以外はクリニークのみでした。

 

大学生の時は、濃いリップをつけることに違和感を覚え、薄付きのグロスを使っていました。ある時、大丸の印象診断を受けました。顔のタイプをキュートやソフト、トラディショナルなど12タイプにわけるという内容でした。結果をハッキリと覚えていませんが、ゴージャスかエレガントだったはずです。そこで、診断をしてくれたアドバイザーの方に「あなたの顔は濃いリップが似合うが派手になってしまう。それに気づいているからグロスを使って薄く仕上げているのでしょう。」と言われました。濃い色が似合っていないわけではないんだな、と思いました。

 

社会人になった時に、私は初めてクリニーク以外のブランドを買いました。社会人になった記念に、イブサンローランのリップを買ってみようと思いました。クリニークはデパコスの中でも安めなブランドです。イブサンローランはそこそこ値が張ります。だから憧れがありました。

ヴォリュプテシャインという金色の容器に入ったリップを欲しくて、イブサンローランの美容部員さんにそう告げました。選んだ色は赤でした。美容部員さんに春の新色だから、と勧められた57番をつけた瞬間、顔色が明るくなりました。その日、私はすっぴんでした。リップ一つでこんなにも顔が変わるのか、と感動してその57番を買いました。

これが、私が化粧品にハマったきっかけです。

 

今まで、イブサンローランのヴォリュプテシャインは7,8本は買ったと思います。新色、限定色と言われるとその色が可愛く見えてしまいました。赤の次はヌーディ系、ピンク系、オレンジ系、と試していきました。

特にリップが好きで、シャネル、ジバンシイ、ディオールなど薄付きのリップやグロスなどを買っていきました。

シャネルの美容部員さんは接客上手で、オレンジのグロスを手に取り、私の普段使っているリップの上に重ねて塗ってくれました。いつもの化粧に足すだけで雰囲気が変えることができる、と言われて、本当だ!と思って買いました。単純ですね。

シャネルの接客は好きでした。

 

Twitterや2ちゃんねるで、他のコスメフリークな方の投稿を見ていました。上には上がいる世界です。リップだけで100本くらい持っているような人をSNSで見ると自分なんてまだまだと思いました。私が化粧品にハマっていた時は化粧品バブルで東京のデパートのコスメフロアは女性達でいっぱいでした。爆買いに来た中国人もいました。

 

限定品、という言葉に弱かったことが化粧品狂いに拍車をかけたと思います。また、化粧品バブルが災いして転売屋がはびこっており、ネット通販だと販売後10分も経たないで売り切れということもありました。

限定品をどうしても欲しい私は発売日朝10時の開店に間に合うように地方から東京のデパートに向かいました。

上差しこれらすべて限定品です。右のアイシャドウパレットはイブサンローランの香水新作発売を記念して新宿伊勢丹限定で売られたものです。

 

アウトレットに行くと発売終了した化粧品が売っていました。貿易会社が運営している通販サイトでも過去の限定品が割引価格で売られていました。入手困難で買い逃したものも売っていました。公式では売られていないものを買うことができる、これらは素晴らしい発見でした。

 

私より化粧品にハマっていて買い漁っている人はいくらでもいるんですけど、当時の私は化粧品に狂っていたと思います。

極めつけはこれ下差し

資生堂七色粉白粉百周年記念復刻版です。お値段2万円なり。

資生堂から7色のコンパクトパウダーが1917年復刻モデルも限定で! | ガジェット通信 GetNews

私がこの商品のことを知った時は発売から少し経っていたため、百貨店に在庫があるかを確認して買いました。

一時期、肌がかぶれてファンデーションを使っていない時期があり、その間はこの白粉を使っていました。

 

2年くらいは狂っていて、次第に落ち着いていきました。

一つの理由に、限定品を買いにくいというものがありました。ある限定のアイシャドウパレットを買おうとした時、本当は発売日に百貨店に行く予定でしたが、急に仕事が入ってしまいました。それならそれで予約しようと思ったのですが、予約日朝10時から電話をするも繋がらない、ネット通販の予約分は10時予約開始にもかかわらず1分ほどで終了、100回電話をかけても繋がらず結局昼頃に繋がって予約することができました。さすがにストレスが溜まりました。

もう一つの理由は、それほど化粧品を使わないというものです。職場ではほとんどすっぴんで出勤していました。リップは使っていましたし、アイシャドウも買ってすぐは瞼に塗っていましたが、フルメイクをすることはスーツを着る日のみでした。

平日は化粧をしないし、休日も家にいる間は化粧をしません。新作が出るたびに買っていたから溜まっていく一方でした。

少し断捨離をしようと思い、いくつか処分しました。

社会人になった頃は、まだまだ化粧に慣れていない頃でリップもアイシャドウも様々な色を試していました。試していくうちに、ピンクや濃い色のアイシャドウは似合わないこと、ピンクやブラウン、ベージュ系のリップが似合わないことに気づきました。濃い化粧よりナチュラルに仕上げる方が似合うと感じました。

自分に似合う化粧がわかった時に、これからは必要だと思うぶんだけを買っていこうと思えるようになりました。

 

化粧をしている時の自分もいいけれど、一番はすっぴんで眼鏡をかけている時だな、と思えるようになったのも大きいです。化粧品にハマった結果様々な化粧品を試し、時にはつけまつげをつけることもありましたが、化粧を落とした状態のすっぴんで眼鏡の自分が一番自分らしいです。すっぴんが自分らしくても、人には小綺麗にした自分を見せたいので会社にはコンタクトをつけて出勤しますし、スーツを着る時や綺麗な服を着るときは化粧をするのがマナーだと思っています。

 

今でも化粧品の情報は集めていますが、新作が出ても強く欲しいと思う気持ちは収まりました。転職して給料が減ったというのも物欲を抑える一つの要因でした。

 

化粧が苦手だった自分からコスメフリークになった自分。価値観は180度変わりました。

化粧品に詳しいということは一つのステータスでもありました。他の女の子たちより自分は女の子をしているような気分になれました。

大学生の時は綺麗に化粧をした可愛い人を見て気後れしていましたが、化粧品に詳しくなることで、お化粧が好きな今どきな女の子と対等な立場で化粧の話をすることができたのは楽しかったです。

 

化粧品でコレクター癖と知識欲を発揮し、その後は古雑誌、中古のピンクハウスの服を経て、現在の下着に移ろいます。

化粧品に対する物欲は収まりましたが、その物欲が今は下着へと替わりました。

可愛い下着を買うこと、下着の知識を手に入れることに熱を入れています。下着は化粧品と違って毎日身につけるものなので、いくら買っても使わないで終わるなんてことはないはずです。お金はかかりますが、夢中になれるものがあると日々の生活が楽しくなりますね。

化粧品にハマっていたのも、社会人になったばかりで何か趣味が欲しかったんだと思います。

どこかのタイミングで下着にも飽きる時が来そうですが、それまでは下着を趣味にしたいと思います。

可愛いものが好きなので、お金に余裕ができたらまた化粧品を集めたいです。私が化粧品にハマっていた頃は売られていなかったドルガバの化粧品が欲しいです。ドルチェ&ガッバーナですね。「香水」という歌の影響で一躍有名になりました。ドルガバの化粧品、めちゃくちゃ可愛いですよ。パウダーとリップが欲しいですね。パッケージが可愛いと欲しくなります。

 

ちょっと長くなりましたが、昨日・今日で苦手だった化粧を見直し、化粧品にハマっていった話を書きました。もっとフラットに書くつもりが思い出話になってしまいましたが、振り返ることができてよかったです。

 

以上。