こんにちは。

今日は昭和アニソンについての話です。

 

数ある音楽ジャンルの中で最も好きなのがアニソンです。

サビで盛り上がる感じが好きですドキドキ

でも、最近まで平成アニソンしか聴いていなくて、アニソン好きと言うからには昭和のアニソンも聴こう!と思って聴いています。

昭和アニソンの方がありがたいことにオムニバスCDがたくさん出ているんですよね~。

 

好きなのは「宇宙戦艦ヤマト」「海のトリトン」(←GO!GO!トリトンの方)「うしろゆびさされ組」「薔薇は美しく散る」「キン肉マンGo Fight!」あたりが好きですね。

 

「うしろゆびさされ組」は可愛い歌ですよね。「世界で私だけはあの人を好きでいたい」っていうのが最高です恋の矢こんな風に言われる男の子は幸せ者ですね恋の矢

高井麻巳子と岩井由紀子(ゆうゆ)だったらゆうゆ派だなあドキドキ私も身長低いので背が低いゆうゆには親近感湧きます。

 

「薔薇は美しく散る」は最近知りました。ベルばらは観たことありませんあせるでもこの曲はオムニバスCDを聴いている中でも印象に残りました。昭和のアニソンは平成のアニソンとは違う魅力がありますが、平成アニソンにはないメロディだなあと思います。

 

「海のトリトン」も最近知りました。南こうせつが作曲した方も同じタイトルですね。南こうせつの方がOPなのでしょうか。子供向けアニメの曲に仕上がっているように思いますが、アニソン感強いのはGO!GO!トリトンの方だと思います。

最近dアニメストアを契約したのですが、「海のトリトン」も配信しているので観てみようと思います音譜

 

昭和アニソンで一番好きなのは「キン肉マンGo Fight!」かなあ。女性との掛け合いの部分が凄く好きです。「私は(ドジで)強い(つもり)」のところですね。この掛け合いがなかったらそれほど印象に残らないし好きにもなっていなかったと思います。

 

「宇宙戦艦ヤマト」も凄く好きです。かっこいいです。この曲、全然知らなくて、THE ALFEEのカヴァーで知りました。THE ALFEEのアレンジは非常にかっこよくて間奏のところが特にかっこいいと思うのですが、この曲を歌うのは佐々木功さんであってほしいです。THE ALFEEの桜井さんの歌声は伸びやかで透明感があって大好きですが、「宇宙戦艦ヤマト」に合うのは佐々木功の力強い歌声だなあと思います。ぜひTHE ALFEEのアレンジで佐々木功さんに歌ってほしいです笑

 

こちらの本に「宇宙戦艦ヤマト」の誕生秘話のようなエピソードが載っているのですが、私はこの曲のことをアニメが放送してすぐに人気出たのだと思っていました。しかし、実はそうじゃないようです。

最初のうちはレコードが全然売れず3万も売れていなかったとか。

当時は版権使用料と原盤使用料を前払いしレコードの売上で回収していたけど、アニメ放送時にレコードが売れず、回収策の一環として「テレビまんが主題歌のあゆみ」という4枚組のセット企画が立てられました。初回セット千万枚に対して爆発的に売れ売上は10万セットの大ヒットとなりました。「ヤマト」のレコードを再発してほしいという希望の声がたくさん上がったためドラマ版のレコードを制作すると150万枚の大ヒットに。その後テレビ版を再編集した映画が東映系で上映され空前のアニメブームが到来しました。ヤマトは中高生向けの内容でもあったため、この頃に子供向けは「テレビまんが」、若者向けは「アニメ」と呼び分けができたそうです。

「宇宙戦艦ヤマト」って人気アニメだし、主題歌も世代を超えて人気の曲でこの間のテレビ朝日のアニソンランキングでも確か3位に入っていたから、最初は全然売れなかったというのが驚きです。

「宇宙戦艦ヤマト」のアニメも最初は視聴率が良くなく2クールで打ち切りの目にあっています。その背景には、当時高視聴率だった「アルプスの少女ハイジ」と放送時間が重なっていたということもあるようです。

 

「アルプスの少女ハイジ」の主題歌の制作秘話も面白いです。「おしえて」という曲ですね。イントロのヨーデルが印象的で日本人が初めて聴くヨーデルでは、と思うのですが、あれは実際のヨーデルではなく作曲の渡辺岳夫さんが作曲したヨーデル風イントロです。ヨーデルは特殊な歌唱法を用いていて音域を通常の人より4~5度高く設定しなければなりません。渡辺さんは、そうすると子供が一緒に歌えなくなるため子供の歌いやすい音域に設定したそうです。面白いのは、ヨーデルとアルペンホルンの音をのせるためにスイスに行って録音していること。稟議書が通らなかったためディレクターが自費で海外録音したそうです。アニメーションでは初の海外録音だったそうです。

その甲斐あってか日本のみならずヨーロッパ各地でミリオンセラー。子供向けアニメの主題歌にかける情熱が凄いなと思います。

 

主題歌に力を入れる理由というものが87ページに書いてありました。まるっと引用します。

 「テレビ・アニメは手作り製作による高コストのため、テレビ局から受け取る製作費では赤地なのだ。その赤字をカバーするために、アニメ製作会社は商品化権収入(キャラクターを各メーカーに使用させることによって得られる印税収入)に頼らざるを得ない現状である。

 今でこそ商品化権収入の中で最も大きなシェアを占めている商品は玩具類やテレビ・ゲームだが、昔は玩具の次に売上の大きいのはレコードだった。だからレコードからの印税収入が重要視されていた。」

 

今のアニソンはタイアップが中心ですが、昔は製作費の赤字を黒字にするという目的があるため今のアニソンとは力の入れ方が違うように思います。アニメ=子供が観るものの時代だからか、平成アニソンと違って明らかな子供向けな曲も多いですが、こういう製作秘話を知るとより注意深く聴きたいと思うようになります。(製作と制作の言葉の使い分けがわからない・・・)

 

昭和アニソンと平成アニソンではやっぱり平成アニソンの方が好きなのですが、昭和アニソンも面白い曲が多いしアイドルが歌っているようなのも意外と多いし、聴いてよかったなと思います。図書館とか行くとオムニバスCDがたくさん置いてあるのでそれを今は聴いています。今まで知らなかったことを知ることは楽しいです。CDがたくさんあると言っても洋楽やクラシックや戦前流行歌とかに比べればたいした量ではないので、図書館で借りれる分は全部聴こうと思います。

 

以上。