【働く勇気が湧いてくる!公務員日記】
第5話「何のために・・・」中村文昭(塾長)登場!
なんかデカい!
そして笑いながらオーラを発し続けとる。
さすが塾長。
そして、全国から集まってきた塾生達も、なんかオーラ出しとる!
この人たちに確実に言えることは、
「常人ではない」ということだ。
塾長や塾生達の話しを
塾長や塾生達の話しを
隅っこで小さくなりながら聞いていると、
みんな、いちいち面白くて、いいこと言ってて、なぜか元気が沸いてくる。
知らないうちに
この人たちに
知らないうちに
この人たちに
引き込まれていった。
『 何のために・・・』
塾長が自分の体験談の話をしている。
塾長は18歳の時に家出同然で東京に出て行って、焼き鳥屋でたまたま出逢った人に
『 何のために・・・』
塾長が自分の体験談の話をしている。
塾長は18歳の時に家出同然で東京に出て行って、焼き鳥屋でたまたま出逢った人に
人生を180度変えられることになったらしい。
たまたま焼き鳥屋で隣に座った人が塾長に、
たまたま焼き鳥屋で隣に座った人が塾長に、
同じことばかり聞いてきた。
それが、「何のために・・・」
この言葉だった。
それが、「何のために・・・」
この言葉だった。
「あんた、何のために田舎からでてきたの?」
「いや~。特にやりたいこともなかったので」
「えっ、じゃぁ、なんとなく東京に来たのかい?
それで、あんた、いまなにやってんだい?」
「えっ、じゃぁ、なんとなく東京に来たのかい?
それで、あんた、いまなにやってんだい?」
「アルバイトで、土木作業員とドーナツ作りをしています・・・」
「じゃぁその仕事、何のためにやってんだい?」
「じゃぁその仕事、何のためにやってんだい?」
「何のためにって、そりゃ、食べていかないわけにはいかないでしょう。食べていけませんから・・」
「えっ、じゃぁ、あんたは食べるために
働いているんかい?
で、その仕事これからも続るの?」
「そんな、いつまでもアルバイトで
この仕事をやっていくつもりはありませんよ。
だって、このままじゃ、情けなさすぎますもん。
僕だって、将来はちゃんとした会社に勤めて、
給料だっていっぱい貰いたいですもん。
そんな可能性がどこかにないかなぁ
と思って東京に出てきたんです。」
「あんた、さっきからお金の話ばっかりだね。
若いくせに、
あんたの頭の中、
金で支配されてるんじゃないの?」
そう言われた、塾長は心のなかで
ちょっと反抗していたそうだ。
「きれいごと言わないでよ。
そう言われた、塾長は心のなかで
ちょっと反抗していたそうだ。
「きれいごと言わないでよ。
そんなこと言ったって、実際お金がなきゃ、何もできないでしょ」
続けてその人に言われる。
「それじゃ、ひとつ教えてよ。
もしも、あんたがいっぱい稼げるようになって、いくらでもお金が手に入ったとしたら、
そのお金、何のために使うの?」
「えっ、いくらでもですか?
そしたら、欲しいものを買います。
渋谷や原宿に行って、服やバック買いますよ」
「そうか、渋谷や原宿でどんなに買っても
「そうか、渋谷や原宿でどんなに買っても
金は余るほどあるばい。
そのお金、何のために使うの?」
「そうですねぇ。それじゃ、
電子レンジとかテレビとか、
洗濯機も全自動のが欲しいです。」
「よかよか、なんでも買ったらいいさ。
「よかよか、なんでも買ったらいいさ。
それでも、金はいくらでも余っとるばい。
その金、何のための使うの?」
「え~。それじゃぁ、中古でもいいから、
車なんてあったらいいですね。」
「遠慮すんな。ベンツの新車買ったらいい。
「遠慮すんな。ベンツの新車買ったらいい。
みんなあんたのこと、
うらやましそうな目で見るとよ。
気分よかろうが。
それでも、金は余ってる。
その金、何のために使うの?」
「それじゃぁ、アパートを借りて、
兄貴のとこ出て、ひとり暮らししたいです。」
「遠慮すんな。
超高層マンションの最上階に住めばいい。
そこに、友達呼んで、毎晩飲んだらいい。
みんなお前のこと見て羨ましがって、
気分は最高ばい。
それでも、金はまだまだ余ってる。
その金、何のために使うの?
遠慮しないで言ってみろ。」
塾長はさすがに困ってしまって、
塾長はさすがに困ってしまって、
「別に、そこまでにならなくてもいいですよ。」と言って、その話を終らせたらしい。
すると、その人はこう言ったそうだ。
「あんた、自分で言っていて、
すると、その人はこう言ったそうだ。
「あんた、自分で言っていて、
まだ気がつかないんかい・・・。
あんたの口から出てくる金の使い道は全部『物』なんだよ。
あんた、これから一生、
物を買うためだけに働くんか?
物を買うためだけにいきていくんか?
寂しか人生ね・・・。」
「人はみ~んな、人との比較の中で生きとる。
あの人はこうなのに、自分はこうだ。
あの人は給料いくらもらっているのに、
僕はこれだけだ。
あの人の家はでかいけど、
自分の家はこんなに小さい。
でも、そんな生き方をしていても
幸せになんてなれないんだよ。
大事なのは、
お金の入口を考えることじゃなくて、
お金の出口を考えることなんだよ。
何のためにそのお金を使うかなんだよ。
あんたの人生に『足跡』って残るんかね。
『生きざま』って残るんかね。」
塾長は黙ってしまう。
「何なんだ、この人は」と思って、
「失礼ですが、おいくつなんですか?」
と聞いてみたらしい。
「26歳だ」
塾長驚く!26歳にしてこの迫力!
「お仕事は何をされているんですか?」
「軽トラックに野菜や果物積んで、
売り歩く行商だ。」
ときは1987年。バブル経済の真っ只中。
そんな時代に「行商」と聞いて
ときは1987年。バブル経済の真っ只中。
そんな時代に「行商」と聞いて
塾長はまたビックリしたそうだ。
「なんでそんなことやっているんですか?」
「なんでそんなことやっているんですか?」
とたずねると
「俺が行商をやっていると聞いて、
「俺が行商をやっていると聞いて、
お前バカにするか?」
と言って、
なぜ、行商をやっているのかということを
と言って、
なぜ、行商をやっているのかということを
話してくれたそうだ。
「俺が行商をやっているっていうのを聞いて、
「俺が行商をやっているっていうのを聞いて、
お前笑うかよ」
と言ったこの人、
と言ったこの人、
実は物凄い優秀な人だったらしい。
熊本の高校を出て、
熊本の高校を出て、
現役で早稲田大学に入ったそうだ。
ところが、
その早稲田にはほとんど行かないで、
当時流行っていた
当時流行っていた
学生ベンチャービジネスをはじめたらしい。
どんどんうまくいって、
どんどんうまくいって、
お金を稼ぎまくっていたそうだ。
大学も辞めて、
会社をつくってボロ儲けしたそうだ。
そうなると、
そうなると、
天狗になって、
調子にのっていった。
増長して商売をどんどん広げて行ったらしい。
ところが、そんなにいい事はつづかなかった。
ところが、そんなにいい事はつづかなかった。
突然、足元をすくわれて、
その会社が多額の負債を抱えて倒産した。
その会社が多額の負債を抱えて倒産した。
そうなると、
それまで、仲良くしてくれていた人達が
クモの子を散らすように
周りから離れていったそうだ。
調子がいいときは
「俺達は同志だ!運命共同体だ!」
なんて言っていた仲間が、
調子がいいときは
「俺達は同志だ!運命共同体だ!」
なんて言っていた仲間が、
みんないなくなったらしい。
この人はこのときのことを、
「あの頃、俺の頭は金に支配されていたから、
この人はこのときのことを、
「あの頃、俺の頭は金に支配されていたから、
自分の周りには、同じように
金に支配された人しか集まってこなかった。
だから、自分に金が無くなった瞬間、
みんないなくなった」
って言ってたそうだ。
って言ってたそうだ。
