二つの卒業論文 | 慶應通信で実学を学ぶ

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【第78期】2024年4月に文学部1類に入学しました。学びに終わりはありません。

私のブログを読んでくださった方との対話をあらためて本文という形で投稿します。


法学部と経済学部で提出した二つの論文は「新聞」を題材に書いたものです。新聞の公共性とは何かという問題意識をもとに、法学、経済学という二つの手法から新聞の役割について考察してみました。法学部卒業論文を書き終えて生まれた新たな疑問を経済学の手法を用いて究明しようと考えたのが再入学の動機となりました。


経済学部論文では定量分析が重要ですが、新聞に関するデータの収集についてはとても苦労しました。類似するテーマの先行論文がなかったことも大きな障壁となりました。その結果、今回の論文の考察の妥当性についてもさまざまな議論があると思っています。


二つの論文は巷あふれるジャーナリズム論とは一線を画していると思っています。今回、指導教員から新たな視座を提起され、次の山の登攀ルートを模索しています。




写真は大阪の淀屋橋にある「適塾」。緒方洪庵先生の私塾で福澤先生は塾頭を務めました。