卒業を念頭に学ばれている方のために私が語れること | 慶應通信で実学を学ぶ

慶應通信で実学を学ぶ

【第70期】2021年3月に経済学部を卒業しました。学びに終わりはありません。

1月の試験も終わり、もうじき年度の区切りを迎えますのでこれから法学部を目指される方、あるいは新年度の履修計画を立てている方がいらっしゃるかと思います。そこで今後の参考になれば思い、小生の甲類卒業までの履修の軌跡を恥ずかしながら開陳します(ペロッ)

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緑はテキスト科目、黄色はスクorメディア科目で、最終年度の薄い色は単位取得失敗科目です。

特に甲類の場合は、履修ガイドにもしつこく書かれていますが、先ずは幹となる必修科目を中心に理解を深め、そこから枝葉の科目に広げていくようにと、体系的に学ぶことが求められます(一般法→特別法)。

慶應通信で学ぶ目的は何か?
それは卒業論文を書くことである。

大学はそう言っています。だから入学の門戸は広く開けるけども出て行ける門は狭い。
これが慶應通信です。他の通信課程や通学生の場合、卒論を書かなくても学位をもらえる学部はありますが、慶應通信はそれを認めていません。

私の場合、卒論に関しては書きたいテーマは漠然としたものはありましたが、100単位が見えてくるあたりまでは単位取得に集中することを決めていました。早い段階で卒論指導登録をしてしまえば学習がどっちつかずになってしまうのではないかという不安もありました。
最終的にメディアを取り巻く法的問題を取り上げようと決めたのは3年目に入ってからです。
ただ入学当初の思いとあまりブレなかったので、履修科目の選択は必然的に憲法、コミュニケーション論を中心に据えて、その周囲を会社法、経済法、商法といった甲類系科目で固め、政治学、政治史といった乙類系科目で補強、あとは経営学、公共経済学、経済政策など、経済学、商学系科目で裾野を広げることができました。

4年目の単位取得が少ないのは楽しいスクーリングを回避して卒論執筆と卒論指導に時間とお金をかけたからでした。

尊敬するh&hさんが仰るように「試験とレポートと卒論は同列で語れない」というのは至言で、自ら問いを立ててその答えを導くというのは、富士の樹海を彷徨うような体験でした(樹海を歩いたことはありませんがね(笑))。

卒論提出許可をもらった最後の指導で先生が「あなたの研究は…」と頻繁に「研究」という単語を連発されたので、「あっ、俺がやってたのは勉強ではなくて研究なんや」とその時初めて大学で学ぶことの価値を知りました。

このように長い通信生活ではありますが、卒論で書きたいテーマを掲げてそこに向かって関心領域を広げ深めていけば自ずと卒論は書けますし、卒業はできます。

慶友会仲間には、要卒単位はさっさと充しながらも卒論の出来が良すぎて先生のスイッチが入ってしまい「学会で発表できるレベルまで完成度を高めましょう」と言われてやむなく卒業を半年延ばされた方もいらっしゃいます。ほんと尊敬します。

入学の動機、目的は人さまざまですが、時折「卒論」という単語を頭の片隅から引っ張り出してきて日々の学習に励むとヤル気が湧いてくるのではないでしょうか。

心残りは、卒論のテーマに関連性の薄い民法系の単位修得がおぼつかず、150単位を目指すとブログで宣言したものの、モチベーションの低下でタイムオーバーとなり、3科目9単位がレポートあるいは試験のみ合格という中途半端に終わってしまいましたww

今の私は入学の動機が不純なので書きたい卒論テーマが未だに天から降ってきません。新年度はそれを見つけるのが大きな課題です。



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