卒業試験を受けた1月27日は午前中に代々木のプレスセンターで仕事がありました。
早く着いたので一階の書店で本棚を眺めていると、私の卒論に似たタイトルの書籍が目に飛び込んできました。
たいがいの参考文献はチェックしていたので目が点になりました…。
内容は、私が当初卒論構想の中で描いていたテーマそのものズバリでした。ただそのテーマを扱うには私の知見が乏しく、少し外したテーマで論文を提出したのです。
さっそくその場で購入し、目を通しました。そこには私が書けなかった素晴らしい論考が展開されていました。
私が全く同じ題材を扱っていたなら、私は自信をなくして落ち込んで三田の試験会場に足を運べなかったかもしれません。
先日、悔し紛れに勇気を出して私の論文をその著書の出版社に送り、その著者に届けて欲しいと手紙を書きました。
ありがたいことに出版社から著者のもとに私の拙稿は届き、過日、その著者からメールをいただきました。
その方は、同時期に同じ研究をしていた人間がいて奇縁を感じると。これからは研究仲間として情報交換をしましょうと。
私の卒論提出期限は11月30日、その著書の発行日は12月1日。
なんという偶然か…。
その日その書店のその場に立たなければ、この出会いは永遠になかったことでしょう。
口頭試問の後悔はこの著書との出会いもあってのことでしたが、ようやくその無念が晴れました。
今年の夏スク期間中に会うことになりました。
卒業してからもその卒論テーマを追い続けることに通信で学んだ値打ちがあると、今感じています。
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