慶友会に出て毎回感じるものは、普通課程で入学された方の奮闘ぶりから受ける刺激です。
幸い私は30数年前の学士号を持って学士入学を認めてもらい、40単位にも及ぶ免除をしてもらったわけですが、この措置がなければ卒業には至らなかったのではないかと思っています。
慶友会に出るたびに、フルマラソンを走っている普通課程の仲間と一緒に自分はハーフマラソンを走っているのではないかと思っていました。私には普通課程の壁を乗り越える気力と体力はなかっただろうと思います。
それゆえ、普通入学されコツコツと継続されている皆さんには心からエールを送りたいです。
わたしが所属する慶友会にも、私より一年遅れて入ってきた普通入学生ですでに卒論指導を受けている方がいらっしゃいます。今では会の役員もされ、多くの後輩たちの目標となっています。
普通入学された多くの方は、通信教育というシステムゆえ大学での学習の仕方がわからず、挫折される方も多くいると聞きます。
そんな方はお近くの慶友会に入会されてはいかがでしょうか。入学して3年目くらいから迷って扉を叩く仲間も大勢います。不登校を克服したいという若者にも出会いました。
文科系の学問の主体は「ひと」です。学問という行為は「ひと」と「ひと」の相互関係であることを考えれば、孤独に悶々とするよりは、学生生活を楽しむ気持ちで人脈を作っていけば、卒業後の生活にもいい影響が出てくると思います。
卒業の秘訣は、焦らず大学(学問)を楽しむことに尽きると私は思います。休むのは結構、でもあきらめてはいけない。
あきらめて閉ざされる世界は小さくない。
いつもありがとうございます
