東京大学教養学部の基礎演習テキストとして使用された『知の技法』。
1年ほと前に手に入れたものですが、再入学に際してあらためて読み直す必要があると思いました。
「大学で学ぶべきもっとも重要なことは、まさに自分の思考に反証可能な表現を与えること、そうしてそれを普遍性の方へと開いていくことなのです。それは自我の立場に立って考えるのではなく、普遍性の立場に立って考えるということです」
「つまり大学は専門的な知識の伝達の場というよりは、特別な知の行為の主体になる仕方を訓練する場なのです」
難しい表現ですが、主観より客観性が重要で、独りよがりな言葉や理論は社会にとって無益だということでしょうか。
本書では研究の問題構成を、①一般的な問い、②研究対象、③関連対象、④方法論、⑤主体、を基本的な構造として捉えています。
〈つづく〉
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