【卒業試験雑感⑵】 | 慶應通信で実学を学ぶ

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【第78期】2024年4月に文学部1類に入学しました。学びに終わりはありません。

研究棟の7階に主査の先生の研究室があります。

時間になったのでノックして部屋に。

「今日は別の部屋でやりますから」と案内されたのは同じフロアにある小会議室みたいな部屋でした。

今日は○○先生に副査を務めていただきますと紹介され、「先生は論文の要旨しか読んでいないので最初に10分程度で内容を説明してくださいと言われて試験は始まりました。



一応、作成してきたパワポの資料をお二人にお配りして説明が始まったのですが、文字が多いので「これを10分で説明するのは無理だ~」と思い始めてから頭の中がグチャグチャになりましたww

肝心の結論に向かう後半部分の説明はシドロモドロに…。

やはり10分で完結する原稿を作成しておくべきでしたww(半泣)

説明が終わって「ご苦労様でした」の言葉に加えて主査の先生がこれではマズイと思ったのか、「この論文はこういう視点でこういう構成であれこれ」と副査の先生に1分足らずで的を得た説明してくださり、副査の先生も「ウムウムなるほどね」といった感じでした(汗)

説明の出来は最低でしたが、論文の内容については学士レベルは十分に到達していると評価した上で、副査の先生が「副査として意見を述べないといけないので」と前置きして、修論レベルで少し意地悪な意見をということで、「比較研究についてはどちらがいいとか悪いとかというあらかじめ備わった評価を土台にするのではなく、いったん壊して白紙に戻してから自分なりの再評価をする必要がある」とのコメントをいただきました。

なるほどね~、やっぱ研究者の言うことはちゃうわ、と感心しきりでした。

主査は、○○さんは文献を読みこなす力が備わってますね。などと必死にかばってくれたので「この先生はなんと優しい教育者なんでしょう」と私の目は点になりました👀

あとは少し雑談があって、渡した封筒の中身を見ながら単位は問題なしですねと確認されました。
封筒の中身は成績表だったのですね(ストレートC)ww

最後に「この論文は返したほうがいいですか」と聞かれたので、私は自分用を作りましたと返答したら、「じゃあこの論文は後進のために手元に置かせてください」と言われたので心の中で思わず、ガッツポーズをしました。

副査の先生が「これでやっと終わりましたね、ご苦労様でした」とねぎらいの言葉をかけてくださったので「いえ、次は経済学部に入って定年後は文学部でゆっくりと勉強しようかと」思いを告げたらびっくりぽんの顔をされていました。

「ここには素晴らしい教授陣が揃ってますからね」と歯の浮くセリフも言えるほど最後はリラックスしてました。

研究棟を出て目に映る中庭の風景は時間が止まったかのようでした。

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⑶につづく







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