CASE 1 殺人鬼メビウス 女子中学生がセーラー服を後ろ前に着せられた遺体で発見される事件が相次いで発生、全ての現場にメビウスの輪が残されていた。 警察は必死に事件の行方を追うが手掛かりは得られず、捜査は難航する。 そんな折、城南中央署の刑事・志摩亮子は、偶然に知り合った少年・明日真映児にサイコメトリー能力があることを察知し、捜査に協力を求めるが…。
CASE 2 時計仕掛けのリンゴ ある日、志摩は心理学の恩師・若林教授に呼び出され、数冊の本を譲られた。 ところが、志摩が若林の部屋を出た直後、突然の大爆発が起こり若林は死亡してしまう。 譲られた本の中に若林が自分に宛てた手紙を発見した志摩は、彼が死を予期していたことを知る。 研究室の卒業生の中に犯人がいると推理した志摩は、葬儀に訪れた5人を映児にサイコメトリーさせるが…。
CASE 3 ボクを殺さないで バスで雪山に向かっていた小学生のグループが何者かに襲われる事件が発生、大平瑞樹という唯一人の生徒を残して全員が惨殺されていた。 瑞樹は、あまりのショックのためか事件当時のことを全く覚えていない。 志摩に捜査協力を依頼された映児は、瑞樹の体に触れ事件当時の記憶を探るが、事件の手掛かりになるようなものは見えなかった。 事件には瑞樹の出生に係わる秘密が隠されていたのだ!
CASE 4 狙われたアイドル ストーカーに狙われていた売り出し中のアイドルグループ『スクエア・ドール』の1人が、何者かに殺された。 ステージ衣装を着せられ、舌がまるごと切り取られていた遺体からは異常者の犯行と考えられていた。 たまたまメンバーと知り合いだった映児は、志摩の捜査に協力するが成果が得られない。 そんな折、容疑者として熱狂的なファン・犬塚の存在が浮かび上がる。
CASE 5 24HOURS 顔のない殺人者 繁華街の雑踏の中で殺人事件が多発する。 羽根山警部や志摩らは事件の行方を追うが、なぜか目撃者が一人もいないため捜査は行き詰まる。 志摩は、映児に遺留品をサイコメトリーさせるが、"24HOURS"の7文字とトランプのカード以外は見えず、それが何を意味しているのか分からなかった。 そんな折、映児らは、日比野一馬という高校生と知り合い、恵美は一目惚れをする。 ところが、日比野がデートで恵美を連れて行った場所は…。
CASE 6 THE LAST SEVEN DAYS 志摩は、留置所内の心理学者・沢木から妙な予言をされる。 7日間以内に、志摩の行動によって回りの人間関係が崩壊するというのだ。 この言葉が気にかかった志摩は、羽根山警部や映児たちに新説に接するよう勤めるが、志摩の行動とは裏腹に彼らとの関係は悪化していく。 そんな折、羽根山警部の妻・美佐子が自殺してしまった。 その死に疑問を抱いた志摩が現場を調べる中、意外な事実が浮かび上がる!