とりあえず、こんにちわ。局長です。

時が流れるのってホンマに早いもんですよね。

あと、テレビをつけると今はどこもオリンピックばかりで

もうお腹いっぱいになっちゃいますよね。

それこそゲップどころかゲロが出るくらいにさ・・・

 

というわけで、前回の続きでも。

博多駅から次なる目的地、中洲へと向かって行く局長。

道中では福岡市営地下鉄に初めて乗ったりしましたが

その1000N系の見た目は少し古臭い感じだけども

外国で見かけそうな感じだよなって思ったり・・・。

そんなわけで局長、地下鉄に乗ってしばし、

博多から2駅先の中洲川端で下車して中洲へ繰り出す事に・・・

 

中洲川端駅から西へ歩いてしばし、西大橋へと差し掛かりますが

その西大橋からキャナルシティ博多方面をパチリと。

下を流れる那珂川の両岸に広がる繁華街とその夜景、

福博であい橋のイルミネーションが川辺に映し出されており

同じく大阪の道頓堀とはまた違った良さがあるよなって・・・

 

ひなた「わぁ、なんまら東京と変わらんぐらい夜景がギラギラしてるべさ」

ジュリア「はぁ~・・・中洲なんて久しぶりだな」

紬「ジュリアさんの故郷は福岡でしたね。この辺りも歩いたんですよね」

ジュリア「そうだな。ここを歩くと色々な事を思い出しちまうな」

ひなた「ジュリアさんにとっては、思い出の地なんだねぇ」

ジュリア「ああ」

局長「そんな中洲へ局長が訪れた理由、それは博多ラーメンを食べるためである!」

紬「中洲にはラーメンを出す屋台があるとか聞いたことがありますけど、そのような屋台は本当にあるのですか?」

ジュリア「もちろんあるよ。でも、ここからもうちょっと先だったような・・・」

局長「よーっし!中洲散策を兼ねて屋台を探すとするか!」

 

西大橋からカメラでズームしてパチリと1枚。

画像真ん中にはイルミネーションに染まった福博であい橋、

そしてその奥にはキャナルシティ博多が見えますね。

そんでもって、川の両岸には看板やネオンサインがチラホラと。

大阪の道頓堀みたいにめっちゃギラギラ光ってるわけでなく

適度に分散されているのがちょっとした違いですね。

 

局長「そういえば、この辺りは1991年に公開された『ゴジラVSキングギドラ』にて、キングギドラが破壊するシーンでそのまま登場しているぞ」

ジュリア「そうなのか。ゴジラでここが登場しているって初めて知ったよ」

局長「ちなみに、1995年に公開された『ガメラ・大怪獣空中決戦』においても、序盤の福岡市襲撃シーンで登場していたりする。まさに、怪獣マニアにとっては聖地みたいな場所だな」

ひなた「そうなんだねぇ。局長、やぁっぱこういうのに詳しいねぇ」

局長「両方とも見たことあるからな。ちなみに、ゴジラでは1991年と1994年の作品にそれぞれ中洲が登場している事から、ガメラ含めて合計3回も怪獣に破壊されている。まさに、怪獣たちの観光コースと化しているな」

紬「でも、それだけロケーションが良いという事なんでしょうね」

局長「そういう感じだよな」

 

中洲川端駅方面をパチリと、ビルの光と街路樹に施された

イルミネーションに車のライトの光が重なる感じで

夜の繁華街を良い感じで醸し出してますね。

ちなみに、画像左手に『ようこそ福岡へ』の文字が見えますが

あれこそが博多とんこつラーメンを出すラーメン店であり、

そんでもってチェーン店である『一蘭』の本社です。

 

貴音「あれが『とんこつらーめん』で有名な一蘭の本社なのですね」

局長「来ると思った・・・」

貴音「らーめんあるところ、私やってきますので」

局長「あ、そう・・・。まぁいいや。一蘭は博多ラーメンのお店として1960年に福岡市で創業している。一蘭は『ラーメンの真ん中に唐辛子ベースの赤いタレを浮かせて提供した元祖』として有名なんだ」

響「そうなんだね。一蘭って自分が住んでいた沖縄にもお店があるんだよね。だから、博多ラーメンのお店だってのは知ってたんだけど、そういう元祖があるってのは初めて知ったさー」

局長「一蘭は福岡を中心に全国各地に出店しているが、発祥となる店はここじゃないんだ」

響「えっ!?本社ビルがあるあそこが発祥のお店じゃないの!?」

貴音「それに、百道で創業と先ほど仰っていましたが・・・どういうことなのでしょうか?」

局長「一蘭のルーツとなった店が百道で開業した、っていうのを忘れていたな。そのルーツとなった店は1966年に福岡市から同県の小郡市に移転して営業していたんだ。小郡に移転した時点で現在の名前である『一蘭』になっているんだ」

貴音「じゃあ、創業の地である博多ではまだ『一蘭』と名乗っていなかったのですね」

局長「そういう事になる。小郡市に移転してしばらく、初代店主が高齢になった事で『一蘭』は廃業しようとしていたんだ」

貴音「まぁ!そんな事が・・・」

局長「だが、初代店主は現代表である吉冨学に屋号を譲っており、その吉冨が日本では珍しい『常連を会員とする』という全国でも稀な会員制のラーメン屋となったんだ」

響「常連を会員とするって、なんか珍しいよね」

局長「そして、1993年に現在の一蘭であり1号店『那の川店』がオープンしているんだ。なぜ一蘭の1号店が那の川なのかは不明なのだが、そこで店主が変わっているので、那の川店を発祥の店としているみたいだな」

貴音「なるほど・・・そういう事があったのですね」

響「うーん・・・一蘭の歴史とかはなんか複雑で分かりにくいぞ~」

局長「まぁ、それは一旦置いとくとするか」

 

西大橋からキャナルシティ方面へと向かって行くわけですが、

その入口には変わったオブジェが展示されています。

『人』の形をしてますが、なんかこんなのを見ていると

武田鉄矢が演じた金八先生の某シーンを思い出しますね。

 

これは、福岡市出身の小説家&詩人の原田種夫の文学碑で

『人間』という名前がついています。

そして、ブレていてよく見えないんですけど

文学碑にはこのように書かれています。

 

ひとを にくむなかれ 

にくむこころは はりねずみ

サボテンのとげのいたさである 

ゆるしてやれ いたわってやれ

ひとのにくたいの一部には 

どうしても消えぬ臭い所がある

それがにんげんが神でない印だ 

ゆるしてやれ いたわってやれ

 

人には怒りたくなる時もありますよね。

そんな時は、この碑を見て心を落ち着かせましょう。

 

局長「なので、局長の過去の浮気行為も」

美希「それは許せない行為だと思うの」

翼「そーですよぉ。それとこれとは別ですよね」

局長「しくしく」;つД`)

 

ブレていたので、編集段階で色々と補正を掛けましたが

これでも元写真より見えやすくなってるので勘弁してください(;^ω^)

そんなわけで、『思い出の記』という文学碑をパチリと。

こちらは、『人間の碑』の下にある文学碑でありますが

内容はよく読まずにパチリとしたので何が何やら・・・

 

局長「というわけで調べてみたんだが、この文学碑は『ブラジレイロ』という喫茶店跡地に作られた物であり、ブラジレイロでの思い出から九州文学の発足からひとまずの終了までの思い出が綴られているものなんだ」

百合子「ブラジレイロといえば、文学を志す人たちが集まるお店だったんですよね」

局長「よく知ってるなぁ」

百合子「中洲にあったブラジレイロという喫茶店が、小説とかで出てきていたので・・・あぁ、そのようなお店でコーヒーを飲みながら小説を書いているっていう光景が容易に思い浮かびますね!」

局長「局長もそんな風に喫茶店で書いていたいものだよな。それはともかく、ブラジレイロっていう店は現在もやっていたりするんだ」

百合子「本当なんですか!?」

翼「百合子ちゃん、すっごく目が輝いてる~」

百合子「だって!九州文学の聖地の1つなんだよ!?行ってみたいって思っちゃうよぉ!!」

翼「ゆ、百合子ちゃん落ち着いてっ!分かりましたから~!」

局長「ブラジレイロは1934年にこの文学碑がある場所に作られたが、第二次世界大戦の時に真っ白い建物だったが故に攻撃目標にされる事を懸念して建物疎開を受けて閉店し、後に取り壊されている。しかし、戦後の1946年にお店の場所を店屋町に移転して営業再開しているんだ」

百合子「そうなんですね!お店は移転しても、その歴史は続いているっていう事なんですね。今度博多で仕事とかあったら行ってみようかな」

局長「そして、帰ってこれない七尾の百合子であった」

翼「本当にそこに居座りそうで心配ですよね~」

百合子「大丈夫だよ!閉店時間までずっといるつもりだから!」

局長「・・・だめだこりゃ」

 

そんなわけで、原田種夫の文学碑を見た局長は

屋台のある場所へ向けて那珂川の遊歩道を歩いていく事に・・・

それにしても、やはり西日本屈指の繁華街である中洲は

21時を過ぎてもめっちゃ人がいますね。

いや、これからがむしろ本番って感じでしょうか。

 

大正初めごろの西大橋周辺の写真と地図をパチリと。

西大橋は中洲と天神を結ぶ橋として1910年に開催された

『九州・沖縄8県連合共進会』を機に架けられました。

また、福岡市内の路面電車もこの頃から走り始めたとか。

右側の写真を見ると、今でこそビルとかネオンとかが多くなりましたが

繁華街としての一面はその昔から変わってなかったようです。

 

百合子「これが昔の中洲だったんですね。確かに、今と変わらないぐらい賑やかそうな感じがしますね」

局長「中洲はその名の通り、那珂川と博多川に挟まれた小さな陸地こと『中州』から来ている。そんな中洲が町として誕生するのは今から400年以上前、江戸時代になってからなんだ」

翼「江戸時代って、しょーぐんとかがいた時代ですよね~」

局長「せやせや。西暦1600年、福岡藩初代藩主の黒田長政が福岡城を築城した際、現在の福岡市中央区と福岡市博多区を繋ぐ『中嶌橋』を架けたことが中洲の始まりとも言われているんだ」

志保「そうなんですね。中洲が誕生したのは橋がキッカケだったんですね」

局長「そういう事になる。それが本格的に街として発展したのは200年後の江戸時代後期、福岡藩の財政立て直しのために中洲一帯を繁華街として整備する事に決めたんだ。そして、中洲は茶屋や芝居小屋、相撲に富くじ(現・宝くじ)などの興行を発展させ、江戸から歌舞伎役者を呼び込むなどして中洲は大賑わいだったんだ」

育「そうだったんだね。でも、なんで川にはさまれたこの場所を繁華街にしたの?」

局長「江戸時代の福岡藩の街の様子は、武士の街である福岡エリアと商人の町である博多エリアに分かれていたんだ。その真ん中に中洲は位置しており、双方の客を遊ばせるには格好の場所だったんだ」つ地図

志保「要は中洲って、武士の街と商人の町の緩衝地帯みたいな場所だったって事ね」

育「そうなんだ。初めて知ったよ」

局長「その後、明治時代には演劇が流行し、映画館がさらに整備されていく。1925年には福岡市内初の百貨店こと玉屋デパート(福岡玉屋・1999年に閉店)が開業したりと、より一層繁華街として成長していくってわけだな」

百合子・翼「「へぇ~・・・」」

局長「よっしゃ。中洲の始まりとか言うてると腹減るし次ICOCA」

 

そんなわけで、福博であい橋まで歩いて来た局長。

撮影当時はクリスマスイルミネーションに染まっており、

すごく美しいでやんすー!って思いましたね。

カップルとかは意外と少なく、心に傷はつきませんでした(おい)

ちなみに、1991年公開のゴジラVSキングギドラでは

人々が逃げ惑うシーンでこの橋が登場しました。

 


福博であい橋のイルミネーションをさらにパチリと。

イルミネーションの奥に青白く光る建物が見えますが

あの建物は『旧福岡県公会堂貴賓館』です。

1910年に完成し、来賓接待所として使用されており

宿泊者の中には孫文もいたとされています。

 

福博であい橋からキャナルシティ方面をパチリと。

ビルの上に付いているネオンサインの光などが

川辺にぼんやりと映し出されるその景色は、

都会の夜だなというのを思わせてくれますね。

 

ひなた「美しい夜景だねぇ・・・」

紬「そうですね。こういう景色は金沢には無いので、とても新鮮な感じがしますね」

局長「そうだよな・・・」

百合子「あぁ・・・この中州に与謝野鉄幹ら5人組が泊まった宿があったんだよね」

ジュリア「与謝野・・・?」

百合子「与謝野鉄幹、日本の歌人ですよ。与謝野鉄幹はまだ学生だった木下杢太郎、北原白秋、平野万里、吉井勇の4人を連れて、九州各地を旅していた事があったんです」

ジュリア「そうなのか。アタシはユリコと違ってそういうのは詳しくねーけど、ユリコが好きな小説家とかが来ていたって事でいいんだよな」

百合子「はい!」

局長「それが紀行文として発表されている。題名は」

百合子「五足の靴、ですね!」

局長「せやな」

紬「その五足の靴で、中洲に泊った話があるんですね」

百合子「そうなんですよ!名前は川丈旅館っていうんですけど、実際にその旅館は今でもやっているんですよ!はぁ~、行ってみたいなぁ~」

局長「なお、その時の局長は知らんかったもので・・・」

ひなた「じゃあ、今回は行ってないんだねぇ」

紬「全く・・・七尾さんのお勧めの所に行かないなんて、あなたは中州に何しに来たんですか」

局長「ラーメン食べに来たの!九州文学を知りに来たわk」

百合子「ぐすっ・・・」(´;ω;`)

局長「泣くなよ。今度立ち寄るかもなんだからさぁ!っていうか、七尾の百合子ってそんなキャラだったか・・・?」

 

白飛びしていて、ネオンサインなどが真っ白になってますね。

てなわけで、ビルの看板やネオンをパチリと。

あと、並んでいるビルの殆どが雑居ビルなんですね・・・。

見た目も形もバラバラなビルがこうしてびっしり並んで

イルミネーションやネオンに照らされているのを見ると

都会の夜っていうのをあらためて感じますね。

 

天神側のネオンサイン群をパチリと1枚。

こちらも白飛びで何が何やら状態になっていますが、

手前側にあるのが焼酎の『霧島』のネオンサイン。

真ん中に『さ』という文字が見えるのですが

そこにあるのが『福さ屋』のネオンサインとなります。

『福さ屋』は辛子明太子の製造メーカーの1つです。

 

このみ「焼酎に辛子明太子、中々良い組み合わせねぇ・・・」

局長「お酒とそのツマミの並びというわけなんだな。ちなみに、局長は辛子明太子は食べねーけどな」

翼「ええっ!?局長って明太子食べないんですかぁ?!」

局長「子供の頃、親が明太子をレンチンしててな・・・その匂いがめっちゃ苦手でね。トラウマに近い状態なんよ」

このみ「あの独特な匂いがダメな理由なのね」

翼「それで、今も食べれないんですね」

局長「そういうこっちゃ。あと、レンチンした明太子って見た目がアレっぽくてな」

莉緒「あれっぽい?」

局長「ほら、男性についてるぶらんぶらんの」

莉緒「局長くん、そう言う事言うと明太子好きから怒られるわよ」

局長「すまん・・・。だって、そういう風に見えちまうんだもんな!」

 

こういう文字のオブジェ、最近増えてきましたよねー。

でも、撮影当時は『FUKUOKA』じゃなくて

『F』が抜けて『UKUOKA』になっていました。

ちなみに、ここからパチリとするとこんな感じに見えます。

 

福博であい橋は、観光客などで賑わっていました。

それにしても、ベンチの所にある傘みたいな所にも

シャンデリアみたいなイルミネーションを施すとは・・・

 

別方向からパチリと、後ろのビル群とは裏腹に

福博であい橋はイルミネーションでギンギラ光っているのが

非常に対照的であり、現実と非現実って感じもしますね。

イルミネーションに浮かれる人たちに対して、

ビルの光が灯っている所では『それに比べ私は・・・』と

ため息をついているか、それどころじゃ無かったりしてね。

 

莉緒「何となくだけど、局長くんの言いたいことは分かるわ」

このみ「そうよねぇ。その後は、飲みに行っちゃうのよね」

莉緒「そうそう!イルミネーション見たら、お酒飲みに行っちゃうのよね~」

翼「え~っ!?こういうの見て、なんでお酒飲みに行くんですかぁ?」

このみ「翼ちゃんにもそのうち分かる時がくるわ・・・」

局長「そうして、ババコンガこのみは売れ残りになるのであった」

このみ「誰が売れ残りですって?」(#^ω^)

局長「いふぇふぇふぇふぇ・・・」;つД`)

莉緒「お姉さんたちに、行き遅れや売れ残りって言っちゃいけないのに。局長くんってば失礼がすぎるわよね。だから彼女が出来ないのよね」

翼「そうですよね~。局長に彼女、出来ると良いですけどね~」

 

そんでもって、那珂川の遊歩道へと戻った局長。

今度は西大橋方面から福博であい橋をパチリと1枚。

良い感じでパチリと出来たかな~・・・と思いたいっす。

ちなみに、後ろに見えるビルで文字が書かれているのがありますが

あのビルは『十八親和銀行福岡ビル』だったりします。

 

ちなみに、十八親和銀行は2020年2月に

長崎市に本社を置く十八銀行と佐世保市に本社を置く親和銀行が

合併して誕生した長崎県の地方銀行であったりします。

地銀のビルって、意外にデカいの多いですよね。

 

辛子明太子の福さ屋のネオンサインを中心にパチリと。

明太子のネオンサインは、ちょいとシンプルで良いですよね。

大阪の道頓堀に比べると、ネオンサインはあっさりしていて

ギラギラ度は少ないですが、これくらいがむしろいいかもですね。

 

というわけで、ここまで。ではでは