とりあえず、こんばんわ。局長です。

最近は『なか卯』でソバばっかり食べています。

あと、自動車税は新車登録から13年重加算税が加算されますが、

局長はハイブリッド車に乗っているので加算免税らしい・・・

でもよー、やっぱり自動車税はクッソ高いよなこの国は。

 

というわけで、前回の続きでも。

九州鉄道記念館の中へと入って、展示品を見て行く局長。

前回は九州の名所を再現した鉄道ジオラマを見て行きましたが、

めっちゃデカい博多駅、こじんまりとしてるが目立つ鹿児島中央駅、

そんでもって、よーく見ないとというか前知識が無いと

分からないであろう『吉野ヶ里遺跡』なんてのもありましたね。

てなわけで局長、ジオラマを見た後は少し休憩する事に・・・。

 

休憩を・・・と言いつつ、カメラのバッテリーが怪しいので

充電スポットはここに無いか―ってスタッフに聞いたら

『そういうのは無いですねー』と言われたので

とりあえずはここいらで一息入れてるってわけですね。

 

てなわけで、九州鉄道記念館内にあるカウンター席と

自動販売機がある休憩スポットをパチリと1枚。

規模が小さな九州鉄道記念館の休憩スポットなのですが

この休憩スポットにもちょっとした秘密があるのです・・・。

 

ロコ「ある秘密?」

杏奈「それって・・・どんなの・・・?」

局長「それはだな」

 

この休憩スポットに置かれているカウンターとイスとテーブルは、

なんと実際に特急電車の『つばめ』のビュッフェにて

使用されていたものの一部が置かれているのです。

そういえば、一昔前の特急電車にはビュッフェとか

サービスコーナーとかがありましたよね。懐かしいです・・・。

 

ロコ「あのチェアーやテーブルは、つばめのビュッフェに使われていたファニチャーだったんですね!」

局長「そういう事になる」

杏奈「ところで・・・ビュッフェって・・・なに・・・?」

局長「ビュッフェとは、フランス語で立食形式での食事の意味だ。最も、特急電車におけるビュッフェとは、軽食を食べることが出来たりすることが出来るというのが一般的だがな」

杏奈「そう・・・なんだ・・・。電車の中で・・・軽食が食べれるって・・・仕事で遠い所へ列車で行く時に・・・その列車にあると・・・嬉しいよね・・・」

ロコ「でも、そういうビュッフェが付いてるトレインってもう無いんですよね」

局長「無いって事は無いが、観光列車とかに留まるよな。少ないのは事実だな」

 

今でこそ、JR各社が運行する特急電車においては

人員削減とか利用者が減ったからといってビュッフェを無くしたり、

最後の希望である車内販売を無くすというケースもありますね。

最近では、東海道・山陽新幹線において車内販売が

グリーン車限定になってしまうという話がありましたね。

 

なので、こういう食堂車やビュッフェとかについては

JRよりも私鉄がやってるっていうイメージが強いですよね。

ちなみに、787系つばめといえばカッコいい列車だと思いますが

その一方でビュッフェなどのサービスとかがあったよな・・・

というのを、昔の本かなんかで見て知ったりもしましたね。

 

ビュッフェがやっていた頃の在りし日のつばめをパチリと。

画像真ん中、上の写真がつばめのビュッフェとなりますね。

1992年に787系が初登場してから2003年まで約11年間、

フラッグシップトレインにふさわしい優雅な旅の空間を提供し、

多くの人たちに愛されてきたと言われています。

 

杏奈「特急列車に・・・食堂車とかあると・・・ちょっと贅沢な・・・感じがするね・・・」

ロコ「そうですね。外国のムービーなんかに、こういうビュッフェやダイニングカーが映っている事がありますが、それを見てると、ちょっといいなぁって思いますぅ!」

局長「局長もだよ。こういうのに乗った事無いからなおさらだしな」

ロコ「ええっ!?局長って、こういうビュッフェやダイニングカーに乗った事がないんですか!?」

杏奈「鉄道とか・・・そういうの好きな局長としては・・・ちょっと意外・・・」

局長「局長の場合、予算面もあるけどそれ以上に興味を持つのが遅れたからなぁ・・・。興味を持って乗りたいと思ったときにはもう・・・ってやつなんよ」

 

休憩スポットから戻った局長は、黒色の棒状の物をパチリと1枚。

お洒落な街灯の下側にありそうな形をしているのですが、

これは別府駅にて線路を渡るための橋や跨線橋に使われていた柱です。

柱の右側には見えにくいですが、『鉄道院』の文字が刻まれており

この柱自体が鉄道院時代に作られた古いものとなっています。

 

育「すごい古い柱なんだね!一体何年前のものなんだろう・・・」

局長「鉄道院は1908年~1920年まで存在していた機関だから、今から100年以上前の作られた柱になるな」

育「100年以上前!?おじいちゃんとかおばあちゃんみたいな柱なんだね」

局長「せやなぁ。ちなみに、別府駅は1911年に鉄道院によって開業した駅だから、この柱自体は1911年に設置されたかもしれないな」

紗代子「1911年っていうから、今から120年以上前のものなんですね」

局長「かもしれねーなってやつだな」

 

ミニジオラマが設置されていたのでパチリと1枚。

高架橋も設置されていたのですが、これは何なのかというと

西九州新幹線が走るジオラマでした。

残念ながら、局長の撮影ミスで西九州新幹線の

N700Sが見えなくなってます・・・(;^ω^)

 

鉄道開通150周年の企画展が撮影当時は行われていました。

海峡を渡った列車、80周年の関門トンネルをテーマに

様々な展示があったのですが・・・

 

撮影はご遠慮くださいってどういうことだよ。

メインだよなって思ってパチリとしたかったのに

これじゃー、意味がねーでやんすか。

 

展示内容は、九州の昔の鉄道の写真やらが色々とあり

その中には西九州新幹線の写真もありました。

なんというか、記録が無いのと2年前の旅の事を

今更書いているのであまり覚えていないというのがね・・・。

 

館内マップをパチリと、大宮や京都の鉄道博物館と比べると

やはり九州鉄道記念館は小さいよなって思いますね。

何というか、関東の私鉄の博物館と同じくらいのサイズで

局長的に規模では東武博物館に近い感じがしますね。

 

そういうわけで、1階から2階へと上った局長。

2階にも様々な展示があるので見て行くとしましょう。

ちなみに、2階の展示は保安関連の物やら九州における

鉄道の歴史とかがメインとなっています。

 

局長「そんなわけで、ここも局長チョイスで見て行くとするぞ」

杏奈「カメラのバッテリー・・・減ってきてるから・・・展示があまり・・・パチリと出来てないんだよね・・・」

局長「こほん。それもある」

百合子「いつも思いますけど、局長のカメラのバッテリーって減るのが早すぎません?普通は充電の事なんか気にしないんですけど・・・」

静香「局長の場合、カメラで写真ばっかり撮りすぎるからバッテリーの減りが早いのよ」

百合子「そういえばそうでしたね・・・」

局長「いいじゃねーか!こういう事があったんだぞ、っていう記録になるからよ!いずれ、この国が未曽有の大災害や戦争で無くなった時の記録として残す観点もあるんよ!」

杏奈「そんな重要な・・・任務・・・受けてないよね・・・」

局長「そいじゃ、2階の展示を見て行こかー」

 

保安関連のもので、展示品のうちの1つをパチリと1枚。

この展示品はなんであるか、というのを単に説明せずに

クイズ形式で紹介しているのも特徴です。

 

紗代子「この棒がぐるっと回ってるやつ、一体何なんだろう・・・」

育「まるで、輪投げっぽいよね」

琴葉「そうね・・・。でも、これも鉄道において使われた重要なモノなんですよね」

局長「そうだぞ。今の時代では使われているなんて聞かないよな」

琴葉「そうなんですか?そんな昔のものなんですかね」

局長「まぁ・・・最近まではあったらしいけど、それでも数十年前ぐらいかなぁ」

美也「それで、これは一体何なのでしょうか~?」

局長「それはだな・・・」

 

あのグネグネってしている物は、『通票授受器』というものでした。

鉄道好きなら、こういうのも見たことある人も多いと思います。

今では絶滅危惧種的なシステムとなっていますが、

これは単線区間で使われるシステムの1つとなっています。

 

美也「くねくねした棒状のは、通票授受器というモノなんですね~」

局長「俗にいう『タブレット交換』に使われる物なんだ」

琴葉「タブレット交換?」

育「タブレットって、スマホよりおおきなあれのこと?」

局長「ちゃうちゃう。タブレットって言うのは、通行証の事だ。線路が1つしかない単線区間で、上りと下りの列車が一緒に走っていたとする。その際に、同じ線路を走る上り列車と下り列車が衝突しないように、駅に到着したら運転士が次の区間のタブレットを交換して、その区間を走行するってわけだな」

育「そうなんだ~。タブレットって鉄道用語だと通行証って意味なんだね」

琴葉「それと、このタブレットが無いと、その駅から先には進めないって事ですか?」

局長「そういう事。各駅停車だと駅ごとに駅員が次の区間までのタブレットを持っており、列車が到着すると運転士は駅員にタブレットを渡し、駅員は次の区間までのタブレットを渡すんだ」

琴葉「そういう仕組みになっているんですね」

紗代子「でも、列車って駅を通過する快速とかそういうのもあるんですよね?その時はどうしてるんですか?」

局長「その時に使うのがこれなんだ。輪投げみたいな棒状の所に運転士はタブレットを投げ入れ、そんでもって、駅ホーム先端に次の区間までのタブレットが引っかかってるから、それをキャッチする必要があるんだ。走らせてる状態でな」

紗代子「それって、すごく危ない感じがするんですけど・・・」

育「投げるのは簡単そうだけど、受け取るのはむずかしいよね・・・」

局長「そういうのは練習しないと無理だと思うぞ。ちなみに、そういった通票授受器とかタブレットとかについては、2012年9月22日の只見線を最後に、JRからは姿を消している。なので、今では第3セクターとかの地方私鉄に残る程度だぞ」

 

続いての保安関連品をパチリと、右側に見えるは木箱っぽいのに

何か線とか色々と入っていますね・・・。

これは一体何なんでしょうか・・・?

 

ロコ「ウッドボックスの中に、何か入ってますね。モバイルフォンっぽいですね」

杏奈「ヒントに・・・メールとかある・・・」

静香「これってもしかして、携帯電話じゃないですか?」

局長「答え言うのはえーなぁ・・・」

百合子「答えは携帯電話なんですか?」

局長「そうだよ。ちょいと見てみるか」

 

答えは『携帯電話機』でした。パチリと1枚。

今の携帯電話、というかスマホとかは充電があって電波さえ届けば

基本的にどこでも通話できるという超便利なものですね。

今じゃスマホで動画もなんでも出来るぐらいだしな。

 

局長「しかし、この時代の携帯電話機は全然システムが違う!」

百合子「線路沿いに設置されていた差し込み式のジャックに繋いで使用していたんですね・・・。なんか、持ち歩き型の電話機みたいですね」

局長「携帯できたから携帯電話機って感じだな。それでも、保線作業では公衆電話も無いような所で作業する事もあったから、保線区や指令所、駅に通話する際に大活躍していたみたいだな」

静香「なにも無いような所では、すごく活躍できる優れものですよね」

局長「しかし、通話する時は今の携帯みたいに簡単に通話できるもんじゃない。そもそも、ダイヤルが付いてないしな」

ロコ「ダイヤルが無かったら、どうやって電話するんですか~?!こんなんじゃ、どこにもテレフォン出来ませんよ!!」

局長「横にあるハンドルを回すんだ。そうすると電話交換手が出るから」

杏奈「ちょっと待って・・・電話交換手って・・・なに・・・?」

局長「あー・・・今の時代は電話交換手なんて聞かないよな。番号さえ打てば相手に繋がるしな。電話交換手とは・・・えーと、例えば杏奈が百合子に電話を掛けた時に、その電話回線を繋ぐのを人力でやっていたのが電話交換手ってわけだな」

杏奈「そんな仕事・・・あったんだ・・・」

百合子「そういえば、ジブリの映画にそんなのがあったって聞いた事ありますね」

局長「となりのトトロだな。とあるシーンで、そのようなシーンがあるから確認してみることだな。それはさておき、この携帯電話機のハンドルを回すと、電話交換手と繋がるんだが、その交換手に繋げてほしい駅とか場所を伝えると、そこへ電話を繋げてくれて、初めて通話できるっていうモノなんよ」

静香「今の電話より、ずっと大変ですね・・・」

ロコ「二度手間になってるじゃないですか」

局長「でも、無線通信とかがまだ普及してなかった時代だからなぁ。自動で回線を繋ぐ仕組みが出来て電話交換手も無くなり、無線通信が発達して、そんでもって今はスマホとかで通話できるようになったけどさ。まぁ・・・そういう事だな」

 

というわけで、ここまで。ではでは