とりあえず、こんばんわ。局長です。

北陸新幹線の新規開業区間を走る1番切符で東京へと

先日3日間ほど行ってました・・・。あと、千葉と横浜にも。

これに関する記事は、しばらく先になるのですが

それまで首を長くしてお待ちくださいませ(´・ω・`)

 

というわけで、前回の続きでも。

門司港レトロ地区を気まぐれに散策していく局長。

『旧門司三井倶楽部』や『門司港駅』といったレトロで

今どきの街並みにエモさを醸し出してくれる建物やら

ボーっとするには最適な海が見える場所まで・・・。

港町って歩くだけで、気持ちが晴れてくるもんがありますね。

しかし、そんな局長も腹がグーグーって鳴るもんでして・・・

てなわけで局長、門司名物の焼きカレーを食べに行く事に。

 

門司港エリアには20店舗もの焼きカレーを扱う店がありますが、

海に近いエリアにおいて、どこで食べよっかな・・・

と思って色々と見た結果、ここが一番目に入ったというわけで

『世界のひとつだけの焼きカレー』と書かれた看板の

焼きカレー専門のお店で焼きカレーを食べることに・・・。

 

杏奈「初めての焼きカレーは・・・ここにするんだね・・・」

局長「右手に見える看板が、『世界で二番目に美味しいメロンパンアイスの店』となんとなーく似てたからな!それも選考理由になるぞ」

茜「局長ちゃんって、時に変な理由で店を選んでる時があるよね」

杏奈「うん・・・レビューとか・・・読んでないよね・・・」

局長「レビューなんかアテになるかい!その場で食べた時に、美味いと思う店が一番美味いんだよ!」

茜「それは言えてるね!ズボラな局長ちゃんにしては名言だよね!」

局長「誰がズボラだい!」

 

世界にひとつだけの、という部分にちょいと惹かれますね。

それはさておき、このお店は焼きカレー意外にも

バナナビアというバナナの甘みとビールの苦みが入った

ちょいと変わったお酒なんかも提供されています。

ちなみに、焼きカレー専門店とあるのですが

他にも様々な料理が提供されていたりします。

 

可奈「わぁ、とってもいい匂いがしますね!」

恵美「お店もお洒落な感じだし、局長にしては良いお店選んだね!」

局長「ティンと来たからな」

ジュリア「でも、お昼時だし店の中は満員だぜ?」

麗花「大きくて太っちょな局長さん、このお店に入れるか心配ですよね~」

局長「局長はそこまで太っちょじゃねーよ!誰がゴジラだ・・・!」

ジュリア「ぷっwww」

局長「そこ、笑うんじゃねーよ・・・」

 

この時、店の中は満員だったので暫く外で待つことに・・・。

焼きカレーの他にも、生チーズソフトなんてのもあるようです。

それにしても、焼きカレーは前々から食べてみたかったのですが

この九州旅においてようやく食べれる時が来たのを実感です。

 

局長「そんなわけで、ここの焼きカレーを食べる前に、ちょっとした焼きカレーの歴史とやらを話していこうじゃないか」

杏奈「焼きカレーの・・・歴史・・・?」

可奈「一体、どんな歴史があるんですか?」

局長「焼きカレーの歴史は、今から約半世紀前まで遡る日本が戦争から立ち直り、高度経済成長期といった経済成長を遂げていく昭和30年代、北九州市門司区の栄町商店街にあった『山田屋』という店が、余ったカレーをドリア風に焼いて出した賄い料理が最初だと言われているんだ

杏奈「そうなんだ・・・初めて知った・・・よ」

局長「そのまかない料理で出された焼きカレーが、これまたとにかく美味くて好評でな、後にメニューとして客に出された事で焼きカレーが巷で広まるようになったんだとさ」

可奈「なるほど~。焼きカレーは、元々まかない料理だったっていうのは初めて知りましたよ~」

 

お店は路地にありそうな、小さな店って感じですね。

ドアも良い意味で古く、窓などもそれなりに良き。

こういうお店で出される料理というのは、

すごく美味しいと思えるのは局長だけですかね。

 

局長「焼きカレーが全国区として、一気に広まるようになったのは2003年~2004頃だとされている。『焼きカレー』というネーミングとカレーの上でチーズがとろけるというビジュアルからヒット性を確信し、門司港発祥のグルメとして全国に発信したんだ」

茜「ただでさえ美味しいカレーの上に、とろけるチーズが載っているなんて美味しすぎるに決まってるよね!可愛い茜ちゃんに可愛い茜ちゃんを挟んだようなものだよ!?」

局長「という例えはさておき」

茜「局長ちゃん!?」

局長「手始めに門司港ホテル監修の焼きカレーを九州一円のコンビニに売り出したところ、2ヵ月で3万食が売れるほどのヒットになったんだ。仮に1ヶ月が31日あったとして、2ヵ月で62日。3万食を62日で割ると、1日あたり約483食も売れたんだ」

恵美「1日で483食も売れるって、めっちゃヒットしてるじゃん!」

局長「まぁ、九州一円のコンビニで売ったという点で考えると、福岡、佐賀、長崎、熊本、大分、宮崎、鹿児島の各県で大体40食ぐらいは売れたんとちゃうかな。それだけ、人気があったというわけだな」

恵美「でも、この時はまだ九州地方で知られていたって程度っぽいよね」

局長「その転機が訪れるのは2011年となる・・・」

 

古いオルガンに立て看板、この古臭さが味を出してますが

その一方で古い立て看板には何やら色々と書かれていました。

この書かれている部分が、局長がここで焼きカレーを食べようと

思ったキッカケの1つでもあったりするんですよね。

 

①6年連続!福岡ブランド認定店

②ケンミンショー福岡県代表

③『門司港で一番おいしい焼きカレーの店No.1』受賞!

④『全国絶品カレー10選』(TBS)

⑤タイ王国妃殿下ご来店・絶賛!

 

茜「ちょっと?!最後の部分、タイ王国の妃殿下がここに来ていたの!?すごくない!?」

局長「2016年にタイ王国の妃殿下が訪れていて、その味に絶賛したらしい」

恵美「妃殿下も絶賛する焼きカレー・・・どんな味なのかすごく気になっちゃうよね」

局長「マジで気になるな・・・おっと、話の続きがまだだったな。全国に焼きカレーが広まる決定的な転機とやらを」

恵美「そういえばそんな話もしていたね。でも、全国に焼きカレーが伝わるキッカケって何があったの?」

局長「2011年に開催された、『よこすかカレーフェスティバル』というイベントだ。そのイベントで全国各地から28ものご当地カレーが集まったんだが、そのカレーの中から焼きカレーがグランプリに輝いたんだ」

恵美「全国各地のご当地カレーの中で、グランプリに輝くなんてすごいじゃん!」

局長「その効果は絶大で、様々なメディアが焼きカレーを取り扱ったんだ。その結果、週末には門司港に訪れて焼きカレーを食べたとか」

茜「なるほどねぇ。ねぇ局長ちゃん?局長ちゃんって以前さ、『ご当地カレーは金沢カレー一択』とか言ってなかったっけ?」

局長「せやな。なので門司港カレーがどんな物か味わってみたいのさ」

 

門司港カレー専門店の左前には、『日本郵船』の建物が。

シンプルな建物ですが、これも日本遺産に登録されており

現在においても『JP門司港ビル』として機能しています。

この地域では最初のアメリカ式のオフィスビルなのが特徴で、

エレベーターや暖房器具(ラジエーター)、集約型の給湯室、

水洗トイレなど当時の最新設備を備えていました。

 

局長「ちなみに、改修のたびにかつてのアールデコ風の装飾を失っているらしいが、中に入ってみると玄関ホールのモザイクタイルや階段の手すり、照明、鉄骨枠組みが露出したエレベーター等に当時の面影が残っているとか・・・」

麗花「外観は今風っぽいですけど、中には昔のものがいっぱいあるんですね!」

局長「そういう事だな。ちなみに、完成当時はエレベーターを見に多くの人々が見物しにきたと言われているんだ」

ジュリア「当時としては珍しかったんだな」

局長「みたいだな。おっしゃ、テーブル席が空いたから入るとするか」

 

局長が案内されたのは、窓側でかつ関門海峡が見える座席。

適度に風が入り、船の汽笛が聴こえるという・・・

なんというか時間を忘れるにはもってこいな場所ですね。

ボーっとするにはすごく最適なテーブル席です。

ちなみに、店の中はちょいと狭いので注意が必要です。

 

そういえば、このお店の名前をまだ書いていなかったのですが

『プリンセスピピ』という店名となっています。

野菜ソムリエマスターな店主が旅をしているのですが

その旅先はユーラシア大陸の27ヶ国とかなりスケールがデカい・・・

 

桃子「お兄ちゃんが、日本の都府県を半分くらい旅したって言ってるのが小さく感じちゃうね」

局長「局長の場合はお財布事情がね・・・」

のり子「でも、お金がなくとも海外旅行している人とか聞いた事あるよ?」

局長「そ、それはだなー・・・」

桃子「お兄ちゃんも、海外に行きたいんでしょ?」

のり子「そうそう!前に台湾とかドイツとか行きたいって言ってたよね!」

局長「予算が工面出来て、日本全国周った後に行こうかと・・・」

 

そんなわけで、焼きカレーと言っても色々ありますし、

サイドメニューもどれも美味しそうというわけでして・・・

局長は数分迷った後、『門司港名物セット』を頼むことに。

門司港王様焼きカレー&ふぐ唐揚げ&バナナビアがセットで付き、

バナナビアはノンアルコール若しくはバナナティに変更可能、

さらには好きな焼きカレーに変更可能です。

 

とりま、これを頼んで門司港名物を味わうとしよう・・・。

 

待つことしばし、サラダとバナナティがやってきたのでパチリと。

サラダは可もなく不可もなく、バナナティは一口飲むと

少々の甘さを感じられるとても美味ーいドリンクでした。

これはもう、おかわりとかしたくなっちゃうよね。

 

続いてはふぐの唐揚げ、2匹ついてると聞いたんですが

撮影当時は3匹付いていました。サービスですかね。

一緒についてくるチリソースにつけていただきます。

 

うん・・・あぁ、小さいフグなので身は少ないんだけど

それでもチリソース(?)に絡めると味が引き立ちますね。

ちなみに、ノドグロみたいに甘みがあるわけでもないので

局長的に甘めのチリソース(?)につけるのをお勧めします。

 

局長「ちなみに、プリンセスピピにおいて女性の店員さんが『どこから来られましたか?』と聞いてくるのがグッドだな!」

のり子「へぇ~、どこから来たか聞かれるんだね」

局長「局長は『カニが美味くて400kmほど離れた日本海側の福井県から来た』って言ったような・・・」

桃子「いや、普通に福井から来たって言えば良いじゃん」

局長「ウケ狙いだったんだが、客の反応は普通だったな」

 

そんなわけで、待つ事さらにしばし・・・

 

来た来たァ!!門司港名物焼きカレー!!

これの為に門司港エリアへやってきた・・・と言っても

過言では無いと思えるぐらいに美味そうなビジュアル。

タマゴとチーズが蕩けてのっているという時点で

これはもう美味いというのが目に見えて分かりますね。

 

ちなみに、局長が門司港名物セットで焼きカレーを変更できる・・・

というので変更したのですが、その変更した焼きカレーというのが

『和牛ゴロゴロ焼きカレー』だったりします。

肉もたくさん入っていて、これはもう大勝利ですね。

てなわけで、いざ実食していこう・・・

 

うん・・・

うーん・・・

やっぱりうめぇ!!

ご当地カレーの中で、こいつ反則じゃねーかってぐらいに美味い。

焼いたカレーとチーズがこんなにマッチするなんて・・・。

香ばしさとカレーの濃厚さ、チーズの濃厚さ、牛肉の旨味、

全てが高次元で絡み合う感じでめっちゃ美味い。

 

ヤバい、局長の中では金沢カレーが帝王だと思っていたのに

そのカレーに対する考えが根底から覆されましたね。

うん、もう焼きカレーが優勝で良いよ。最高すぎんだろ。

 

てなわけで、ビバ★完食ゥ!!

 

いやはや、焼きカレーって滅茶苦茶美味いのよ。

焼いたカレーととろけるチーズの相性がマッチしていて

これまたとにかく美味し美味し・・・。

サイドについて来たふぐの唐揚げは美味しいんだけど、

骨が多かったなーという印象がありましたね。

 

バナナティーは焼きカレーとふぐの唐揚げを流し込む

良い清涼剤的役割ですが、普通に飲んでも美味い。

なんつーか・・・幸せでごぜーますよ。

 

船の汽笛などを聴きながら、中途半端に空いた窓から

門司港と下関の景色を眺めている・・・。

なんというか、お洒落なんだよね。ホンマに。

バナナティを飲みながら、こういう景色を眺めていると

妄想の1つや2つが思いつきそうで・・・。

 

ジュリア「思いつくのが妄想なのかよ・・・」

麗花「じゃあ、今度その思いついた妄想を書いてくださいね!妄想局長さん!」

局長「おうよ!って、誰が妄想特急やねん!」

 

てなわけで、店でしばし過ごした局長。

焼きカレーに舌鼓を打った後でこの看板をパチリと。

書いてある言葉に、嘘偽りは全くないですね。

ホンマに、人生で一番美味いカレーを食べた気がしてならねぇ・・・

 

というわけで、ここまで。ではでは