とりあえず、こんばんわ。局長です。

3月16日、北陸新幹線が敦賀まで開業するんですね・・・

新幹線が楽しみな一方で、この九州旅でも使った特急たちが

もう走らなくなると思うと寂しくも感じます。

まぁ・・・敦賀から大阪までは走ってるんだけどね。

 

というわけで、前回の続きでも。

門司港レトロ地区へとたどり着いた局長、バナナマンの像を見て

『こんなマスコットあるんやな・・・』と思ったり。

そんでもって、門司港レトロ地区ってすっごくお洒落なのね。

そのー、門司港へ来るまでは神戸や横浜と違って

イマイチ垢ぬけてないんかなって思ったんですけど・・・

神戸や横浜に負けず劣らずのお洒落な港町なのは驚きでした。

そんなわけで局長、お洒落な港町である門司港レトロ地区を

さらに散策していく事に・・・。

 

撮影当時は改修中だった『旧門司三井倶楽部』をパチリと。

すごくお洒落な洋館であり、歴史的建造物でもありまして

そんでもって国の重要文化財に指定されています。

 

1921年に三井物産門司支店の社交クラブとして作られ、

接客用の洋風建築の本館、それに接続する倉庫と付属室は

和風建築で作られているのが特徴となっています。

1949年に当時の国鉄が所有し『門鉄会館』として使われ、

1987年に国鉄分割民営化後は国鉄清算事業団に譲渡され、

後に北九州市に無償譲渡されているようです。

 

まつり「この時は改修中なので少し見えにくいですが、本館はすごくレトロで、大正ロマンとかを感じられる建物なのですよ」

局長「改修中なのが残念だったな。ちなみに、『旧門司三井倶楽部』自体は元々ここにあったのではなく、山あいの門司区谷町にあったんだ」

朋花「山あいにあったという事は、ここに移設されたって事ですね~」

局長「そういう事になる。1990年3月に国の重要文化財に指定され、その後『門司港レトロめぐり海峡めぐり推進事業』によって、1990年7月に解体され、1991年3月に移築工事が行われ、1994年12月に完成したってわけだな」

朋花「そうなんですね~」

局長「ちなみに、洋館の1階には『三井倶楽部』というレストランが、2階には小説家で門司区出身の林芙美子に関する展示がされている『林芙美子資料室』、アインシュタインが1922年に宿泊した部屋を当時のままで残した『アインシュタインメモリアルルーム』があったりするぞ」

まつり「アインシュタインがここに宿泊したのは知らなかったのです」

局長「アインシュタインは、1922年に日本の出版社である『改造社』の創業者である山本実彦が招致した事で、アインシュタインの来日が実現している。アインシュタインは東京・仙台・名古屋・京都・大阪・神戸・福岡で講演を行い、ここには福岡での講演の為に12月23日に宿泊したわけだな」

朋花「講演の為に来日したのですね~」

局長「ちなみに、日本での滞在期間は11月19日~12月29日だったんだが、本当は12月26日に日本を出る予定だった。しかし、船舶の都合で3日伸びたので、この『門司三井倶楽部』に滞在したんだ」

まつり「アインシュタインが最後に滞在したのもここだったのですね」

朋花「旧門司三井倶楽部とアインシュタインには、そんな関係があったのですね~」

局長「ちなみに、これを知ったのは編集段階となる・・・」

 

こうして見るとヨーロッパの都市部の駅に来たんかと思うのですが、

ここは立派に日本です。決してヨーロッパではありません。

てなわけで門司港駅をパチリと1枚、ヨーロッパチックですな。

鹿児島本線の起点であり、その昔は関門連絡船との接続駅として

関門トンネルや関門橋が開通する前は大いに賑わっていました。

 

ちなみに、門司港駅については今回の旅で立ち寄りまして・・・

詳しい駅の歴史などは、後日書いていくとします。

 

別角度にてパチリと、ホンマにレトロさを感じる駅ですね。

レトロさと共に、ヨーロッパにありそうな駅っぽくて

他の駅とは一線を画すという感じもありますな。

 

局長「ちなみに、門司港駅は2007年に日本経済新聞社による『足を延ばして訪れて見たい駅』のアンケートで1位を取った事があるんだ」

まつり「そうなのですね。まつりはこういうの、よく分からないのですけど、門司港駅はレトロな感じがして雰囲気も良いと思うのです」

朋花「それに、門司港駅には歴史もありますから、多くの鉄道ファンが立ち寄りたいと思うのは無理もないですね~」

局長「そうなんだよな。局長も一度は見てみたかった・・・!そして、門司港駅の詳しい部分は後日書いていくぞっ!」

 

そこからさらに歩くと、今度はレンガ造りっぽい建物が・・・。

これまたお洒落な建物なのでパチリと1枚です。

あのレンガ造りなビルの1階には『王様のたまご』という

オムライスと焼きカレーがメインのレストランが入っています。

 

未来「オムライスに焼きカレー・・・あぁ、どれも食べてみたいな~」

可奈「そうだよね~。局長、早くお昼にしましょうよ~!」

局長「局長も腹減って来たしな。でも、もう少し散策させてくれ」

 

そんなこんなで、フェリー乗り場などがある場所へ・・・。

船が行き交っていたり停泊していたり、関門橋が見えたりと

港町に来たなぁというのを実感させてくれますね。

そんでもって、門司港のこの景色と周りの音は職場の喧騒や

コロナガーとかやかましいのを忘れさせてくれます・・・。

 

局長「んーっ!ついにここまで来てしまったなァ・・・。いや~、心がホンマに癒されるなァ・・・」

未来「あ、局長!目の前にさっき見た橋が見えますよ!」

局長「ここからだと関門橋が近くに見えるな。関門橋は本州と九州を繋ぐ道路橋で1973年に開通し、関門海峡を跨ぐ橋として全長が1068mあるんだ」

未来「へぇ~。1キロちょっとの橋なんですね。あっ、でもこのような橋ってどこかで見たことあるような・・・」

局長「明石海峡大橋や瀬戸大橋とかだろ?」つ写真

未来「そう!それです!この橋もそれと似てますね」

局長「似てるも何も、関門橋の開通によって瀬戸大橋や明石海峡大橋などの日本における長ーい橋を作る先駆けにもなったんだよ」

未来「そうなんですね!局長、やっぱりそういうのって詳しいですよね」

局長「調べてるかんね」

可奈「あれ?そういえばここへ来るときに、新幹線でトンネルを抜けたんですよね。あれは何だったんですか?」

局長「何って、あれは新幹線用の新関門トンネルだよ」

可奈「新幹線用の新関門トンネルに道路用の関門橋もあるって、なんだかすごいですね」

局長「可奈、関門海峡にあるのは橋1つとトンネル1つだけじゃないぞ」

可奈「まだあるんですか?!」

局長「在来線用で山陽本線が使用する1944年に全面完成した『関門トンネル』、1958年に開通した国道2号線の海底トンネルで自動車と歩行者が使える『関門トンネル』があるんだ」

可奈「そうなんですね。ん?」

局長「どうした?」

可奈「関門橋も道路橋って言いましたよね?自動車と歩行者が使えるのは関門トンネルって言ってましたし・・・」

局長「そうだな」

可奈「自動車用の橋とトンネルって2つもあるんですね」

局長「せやな。ただ、関門橋は高速道路で自動車専用道路だぞ」

可奈「そうなんですか!?初めて知りました・・・」

局長「説明すると頭痛くなると思うし、ここまでにしとこか」

可奈「それでお願いします・・・」

 

別角度でパチリと、右手に見切れているのは関門汽船発券場であり

宮本武蔵と佐々木小次郎の決闘で有名な巌流島方面にも行けます。

そんでもって、画像真ん中ちょい右に見える丸っこい建物は

『関門海峡ミュージアム』であり、関門海峡に関する歴史とかを

知る事が出来る博物館と関門海峡を一望できるデッキを備えています。

 

そして、画像真ん中ちょい左手に見える四角いビルがありますが

あれが第7管区海上保安本部や門司税関が入るビルです。

 

特に、第7管区海上保安本部は博多港や長崎港といった国際港や

多くの船舶が行き交う関門海峡、国際海峡として知られる対馬海峡、

プルサーマル計画が実施される玄海原子力発電所、

海上自衛隊やアメリカ海軍が使う佐世保基地、

北九州工業地帯に大分臨海工業地域、長崎空港などの海上空港等の

警備や災害防除などを引き受けていたりします。

 

記念碑をパチリと、ここにあったのはレムチャバン港と北九州港の

『姉妹港締結記念碑』となります。ちょいと見えにくいな・・・。

 

1991年3月に姉妹港として締結したという記念碑であり、

レムチャバン港はタイのチョンブリー県バーンラムン郡にある

タイ国内における代表的な港湾でバンコク湾の出口付近にあります。

 

星梨花「この記念碑って、タイのレムチャバン港と結んだ時のものなんですね」

局長「せやな。北九州港は他にもアメリカのタコマ港と姉妹港締結をしており、中国の大連港とは友好港として結んでいるんだ」

麗花「そうなんですね!ところで、姉妹港と友好港ってどんな違いがあるんですか?」

局長「違いというのは曖昧で、姉妹として結ぶ時もあれば友好として結ぶケースもあるみたいだ。詳しい情報も無ければ明確な定義も無いんだよな・・・」

麗花「そうなんですか~。キム局長でも分からない時があるんですね」

局長「キム局長って、局長は拉致する人じゃないやい!」

星梨花「ええっ?!局長って誘拐する人だったんですか!?」

局長「だから、違うって!ただの変人だよ!」

 

それにしたって、この広場でボーっとするのもええよなぁ・・・

関門橋と関門海峡、そこに泊まる船を入れてパチリと。

撮影当時は天気も良く、そんなに寒くも無かったので

心地よかったのは言うまでもないです。

 

そして、対岸は山口県の下関市なんですよねぇ・・・。

お隣の県がここまで近くて街並みが海の向こうから見えるのは、

日本海側の福井県に住む局長的にはある意味で新鮮な景色ですね。

 

局長「ちなみに、門司港というのは西日本最大規模の港であり、神戸港以西における物流の拠点である『北九州港』を構成する港の1つなんだ」

麗花「じゃあ、門司港は北九州港エリアの1つって事なんですね」

局長「そういう事になる。麗花の言うように、エリア分けをすると今いる『門司港地区』、『新門司地区』、『小倉地区』、『洞海地区』、『響灘地区』の5つに分かれるんだ」

麗花「わぁ、杏奈ちゃんとかが好きそうな感じですね!」

杏奈「ゲームの・・・エリア分け・・・みたいだね・・・」

麗花「それで、その5つのエリアにはどんな特徴があるんですか?」

局長「それはだなん!」

 

ここで、門司港が属する『北九州港』についてこぼれ話でも。

こぼれ話でもないんですが、北九州港には門司港をはじめとして

『新門司』『小倉』『洞海』『響灘』の5つのエリアがあり

それぞれに特徴を持っていたりします。

それをちょいと書いていきますね。

 

★門司港地区・・・外国貿易の歴史と主要機関が置かれたエリア。

局長が九州旅で訪れた門司港レトロがある場所。

明治から戦前にかけて外国貿易の港として発展した地区であり、

港湾関係の主要機関が設置されているのが特徴。

門司税関や第7管区海上保安本部はこのエリアにあります。

 

★新門司地区・・・九州と瀬戸内、そして全国を繋ぐ重要拠点。

瀬戸内海(周防灘)に面している地区であり、

九州と瀬戸内海を結ぶ重要な港湾が置かれている。

埠頭周辺には工業団地が形成されていたり、

北東の一角にはヨットハーバーがあったりする。

また、マリナクロス新門司地区には国内にある10の検疫場の中で

最大規模の農林水産省動物検疫所門司支所新門司検疫場や

トヨタ輸送新門司自動車物流センターがある。

また、北九州空港もあるので陸・海・空の物流拠点でもある。

 

★小倉地区・・・ミリマスの九州ライブの地。

日本製鉄の八幡製鉄所小倉地区を中心とした工場群があり、

大小の物流施設群に中近距離の旅客航路があったりするなど

バラエティーに富んだ港となっているのが特徴。

エリア内にはミリマスのライブで度々使われている事で知られる

『西日本総合展示場』も入っていたりする。

 

★洞海地区・・・八幡製鉄所から発展した工業エリア

日本初の近代製鉄所である八幡製鉄所が操業した事により

工業港として一気に発展していったエリア。

地区内の多くの埠頭が工業港として使われており、

八幡製鉄所、日鉄ケミカル&マテリアル九州製造所、

三菱ケミカル黒崎事業所といったデカい工場においては

専用の埠頭を備えていたりする。洞海地区に属する若松港は、

かつて石炭積出において日本一でしたがエネルギー革命にて

石炭需要が一気に衰退した後はマンションが建設されたりする一方で

『若松港築港関連施設群』は石炭積出基地の歴史が認められて、

土木学会選奨土木遺産に選ばれている。

 

★響灘地区・・・新しく整備される新エリア。

北九州港において、新しく整備されているエリア。

なので、知名度とかは他の4つのエリアに比べると乏しいが

近年では製造業や物流業、環境関連企業の進出が激しくなっている。

 

局長「という感じだな」

麗花「5つのエリアには、それぞれの特徴があるんですね!」

局長「そうだな」

星梨花「私たちがライブで訪れた場所も、北九州港の中に入っているのは知りませんでした!」

局長「局長かて初めて知ったんだがな」

 

てなわけで、門司港レトロの内陸側をパチリと1枚。

なんというか・・・すっごくお洒落ですなぁと。

これ、クリスマスとかにリア充カップルとかいるんですかねぇ。

ちくしょー、こうなったら焼きカレー食べに行くぞぉ!!

 

そんなわけで、次回は焼きカレー編となります。

 

というわけで、ここまで。ではでは