とりあえず、こんばんわ。局長です。

北陸新幹線の試走行は、まだ見ることは出来ていませんが

来年の2月16日は敦賀発の1番切符を取りに行こうか考えてます。

 

というわけで、前回の続きでも。

原爆資料館へとやってきた局長、1945年8月6日に

広島へ落とされた原子爆弾によって壊滅した広島の写真は

一部の建物を残し、あとは粉々という凄まじい光景に

局長は『うっわ・・・』と言葉が出てきませんでしたね。

そんでもって、原爆が投下される瞬間までのCG再現動画を見て

原爆ってこんな感じで落ちたんやなとあらためて知ったり。

てなわけで局長、次なる展示を見て行く事に・・・

 

1発の原子爆弾は、多くの人々の命を奪っただけでなく

生き残った人々の人生をも狂わせる結果となりました。

戦争をするとお金が儲かるって思っているアホな権力者共が、

この現実に気が付くと良いんですけどね・・・。

 

本館の展示について、の注意書きがあったのでパチリと。

原爆被害の悲惨さをありのままに伝えるというわけで、

凄惨な状況を示す写真や絵を多数展示しているとの事・・・

中にはショッキングな物まであったりするので、

気分を悪くしたりする人の為の注意書きですかね。

 

エレナ「そんなに怖い展示があるノ・・・?」

局長「怖いというより、原爆が投下された広島で一体何が起こったのかとか、生き残った人々が苦しい思いをしたというのがあったりだな。内容によっては悲しくなったり気分を害す可能性があるぞ」

エレナ「そうなんだネ。うぅ・・・本当に大丈夫かナ・・・」

琴葉「大丈夫だよ。そこまで怖い展示とかは無いから」

恵美「でも、展示の内容がどんな物かにもよるよね~」

琴葉「怖い展示はあるかもだけど、そこまでってのは無いと思うけど・・・」

局長「怖いというよりかは、こんな事が日本であったのかというので衝撃を受けるものばかりだな。だが、戦後生まれの我々は戦争を味わったことが無く、平和を享受できている。だからこそ、この現状を知ってほしいというのがあるよな」

恵美「そうだよね~。今、テレビとかで戦争の話題をたまに聞くけどさ、いつもいい事ないよね」

局長「テレビにおける戦争の扱い方によるんだろうけど、まぁ恵美の言う通り良い事はなにひとつないな。それはともかく、1945年8月6日に広島で何が起きていたのかというのを観に行くとしよう・・・」

 

ちなみに、ネットとかで色々と調べてみると

原爆資料館を観に行った人の中には気分が悪くなった人がいるとか。

まぁ・・・凄惨な状況を表した展示などが多数あるので

気分が悪くなるのは仕方ないのかもしれないんですが・・・

それでも、局長的には最後まで見て回ってほしいですよね。

 

局長がいた東館から本館へと通じる通路をパチリと。

壁の色は黒く、白色の照明が点いている程度の通路であり

実際はこれよりもう少し薄暗い感じです。

その通路の先には、何やら1枚の写真みたいなのが見えますね。

 

恵美「ホントだ。進んだ先には写真があるんだね。写っているのは・・・女の子っぽいよね」

琴葉「ぽいというよりかは、女の子だと思うんだけど・・・」

エレナ「どんな女の子なのかナ~?」

局長「よし、もうちょっと通路を進んでいくか」

 

通路の先、本館入口に設置されている1枚の写真。

遠目で見ると女の子の写真だなという程度ですが、

近づいて見ると顔や腕に包帯などが施されており

衣服などにも血などが付着していたりしていますね・・・。

 

恵美「写真の女の子、よく見るとケガしてるんだね・・・」

琴葉「腕には包帯とかも巻いてあるし・・・」

エレナ「すごい傷だらけって感じだネ・・・」

局長「よし、ではもう少し近づいてみよう」

 

近づいてパチリと、笑顔なのか苦しそうな顔なのか・・・

だが、この写真を見て分かるのは広島市に住んでいて

原爆の影響を受けて、ケガをした少女というぐらいですかね。

しかし・・・まぁとにかく痛そうなのは伝わってきますね。

 

琴葉「近づいて見ると、痛々しさが伝わってきますね・・・」

エレナ「すっごく痛そうだヨ~!包帯とかしてるし、顔色も悪そうだし・・・」

局長「この女の子は、爆心地から約1200mの自宅で被爆したそうだ。爆心地からさほど離れていないながら、原爆での即死を免れていたりするんだ」

恵美「そうなんだ。すごい怪我なんだけど、原爆ですぐに死ぬって事は無かったんだね・・・」

局長「この女の子についての解説は、詳しい紹介などがあったので後日書いていくぞ。てなわけで、この女の子の写真を観たところで、次は8月6日の広島がどんな状況だったのか見て行くぞ」

 

被爆の実相、広島で起きた原子爆弾の投下・・・

近年では学校で習うこと以外にも、テレビや新聞、ネットなどで

調べれば色々と出てくるので便利な時代にもなりました。

しかしながら、それが一体どんな物だったのかやら

自分の目で確かめる必要はあると思うんですよね。

 

美也「いくらテレビとかで見る機会があっても、実物を見たりするとまた違ったりしますからね~」

局長「テレビや新聞、ネットでの情報は正確なものが多くて便利だと思うけど、一方で実物を見ることでよりリアルに伝わってくるもんなんだよな」

星梨花「そうなんですね。でも、戦争の悲惨さとかは学校で習ったりしてますけど、どういったものとかはあまり見たことが無いから、こういう機会はあっても良いですよね」

局長「そう言う事だな」

 

8月6日のヒロシマ、原爆が投下された時の広島は

一体どんな様相だったのか。学校の教科書ではキノコ雲の写真とか

原爆ドームでの写真をメインとし、他はおざなりだったりしますが

その『他の部分』を原爆資料館は十分に補ってくれます。

 

『思わず頭を下げた瞬間、突然全身が異様な閃光につつまれる』。

そのようなイラストが、入ってすぐの所にあったのでパチリと。

頭を下げた瞬間にピカーっという強烈な光が男性を襲うという、

原爆がさく裂した瞬間をとらえたイラストになっています。

ちなみに、爆心地から1.1kmの場所だそうです。

 

星梨花「光った瞬間に頭を下げてますね。さく裂した瞬間だってあるんですけど、これは一体何が起こったんですか?」

局長「さく裂した瞬間に、もう1つの太陽とも言えるぐらい超高温かつ周りを吹き飛ばす威力がある火球が発生するんだが、その段階で閃光も起きるんだ。それはまるで、光の津波のような物なんだが、これは放射線が周囲の空気に衝突して青白く光らせているからでもあるんだ」

星梨花「そうだったんですね・・・」

局長「ところで星梨花」

星梨花「はい?」

局長「ほい」つ軍用懐中電灯点灯

星梨花「きゃっ!!」

美也「局長~?星梨花ちゃんに何してるんですか~?」

局長「核爆発で起きた閃光は、見てはならないという事を教えてあげたんだ」

美也「だとしても、他にも教え方がありますよね~?」

星梨花「うぅ・・・まだ目が見えないです・・・」

局長「こんな事をしたくは無かったが、もし核爆発が起きたとしても、それを見てはならないぞ。もし、じーっと見ていると閃光が爆心地からやや離れていた場所ぐらいなら伝わるのだが、それによって一時的でもあるが目が見えなくなる、いわば失明するほどの光を浴びるほどになるんだ」

星梨花「そ、そうだったんですね・・・。やっとまともに見えてくるようになってきました」

美也「よかったです~。局長~、今度また同じような事をしたら、琴葉さんに全部バラしますからね~」

局長「ひっ!わ、分かったから分かったから!!」

 

ちなみに、この閃光が爆発からたった3秒以内の話である事。

そして、衝撃波などがさらに数秒後に襲い掛かってくること。

このたった数秒から数十秒で街を一変させるだけの威力を持つ

核爆弾は人類の発明の中では恐ろしい物だと認識させられます。

 

爆心地からある程度離れていても、その閃光を見た場合は

本当に一時的ですが失明する可能性がありますので

21世紀であればスマホを取り出してパチリ、

という事をしている暇なんてあり得ないというわけですね。

 

局長「広島や長崎では、このような現象とかもあったことで閃光の『ピカ』と爆発の『ドン』を合わせて『ピカドン』という言葉が生まれたぐらいなんだ」

莉緒「ピカドンは聞いた事あるわね。学校の授業とかでもよく出てきたから・・・」

可奈「私は初めて聞いたような気がします。でも、核爆発の時の光は見ちゃいけなんですね・・・」

局長「そういうこっちゃ。だから、爆心地からやや離れたところで核爆発を見た時は、すぐさま地下などへ逃げることが重要だぞ。それと、スマホで光を見るなよ。望遠鏡で太陽を観ちゃいけないって知ってるだろ?あれの何十倍もの痛い目に遭うからな」

 

続いては、原爆投下からもうすぐ3時間が経つ頃の午前11時、

御幸橋やその周辺での状況を写した写真となります。

大やけどを負って逃れてきた負傷者が群がっていたのですが

あまりの凄惨さにカメラのシャッターが切れなくなるという・・・

 

紗代子「それって、よほどショッキングな光景が広がっていたって事ですよね・・・」

局長「そう言う事になる。大やけどを負った人々の姿などを見て、ショックを受けてしまったのは言うまでもないな」

このみ「生き延びた人々の苦痛の声とかもあるよね・・・」

局長「その状況下で、カメラを握って写真を撮るというのは、旅で写真を数千枚も撮ってくる局長に出来るだろうか・・・」

このみ「局長でも難しいと思うわよ」

紗代子「それに、撮るなっていう人もいそうですよね」

局長「なるほどな・・・じゃあ、その写真を見て行くとするか」

 

※左側の影は局長の影です。原爆資料館の演出とかではありません。

 

パチリと1枚、廃墟と化した広島市街地から逃れて

多くの人々が御幸橋にて群がっている様子が写っています。

このような状況下で、シャッターを押せるのか・・・

というと、流石に躊躇う部分もあると思うんですよね。

そう考えると、戦場カメラマンは鋼の心の持ち主でしょうか。

 

美也「とても悲惨な状況が伝わってきますね~」

星梨花「大やけどを負った人もいるってあるんですけど、病院とかに行かなくて良かったんですか?こんなところにいる場合じゃないと思うんですけど・・・」

局長「星梨花、こんな状況になるという事は市内にあった病院も吹っ飛んでいる。医者の中には亡くなった人もいるんだ。爆心地に近い場所での医療体制は崩壊したと言っても過言ではないんだ」

星梨花「そんな・・・」

美也「いつもの日常が、こんな風になるのはとても悲しいですね~」

 

続いての1枚、1発の原子爆弾がもたらした悲劇・・・

それは多くの人々の苦痛や悲痛ともいえる訴えもありました。

 

『助けて』

 

『水をください』

 

動く気力もない母の胸にすがる幼児・・・

 

『目を開けて、目を開けて』

 

子供の名前を叫び続ける半狂乱の母親・・・

 

紗代子「これ、写真を撮った人の周りで起きていた事なんですよね」

局長「そうだ。あまりにも悲惨すぎる。自分だけ助かって、周りがこうだとしたら心が痛む」

可奈「うぅっ・・・この部分をイメージするだけですごく悲しくなってきますね」

局長「悲しくなって当然だな。今やネットでお騒がせな黒人野郎に、この気持ちは一生伝わんないだろうな」

このみ「あの外国人だっけ?広島に原爆落ちろとか言ってる・・・だったら、これを見てまだ言えるのかしらって思っちゃうわね」

莉緒「でも、そう言う人って感じないんじゃないかしら」

可奈「そんなぁ~!私はもうウルウルしそうなのに~!」

局長「感じ方は人それぞれって事だな。あと、ハンカチ」

可奈「うぅ・・・すみません」

紗代子「でも、可奈ちゃんの思う気持ちは分かります。こんな光景に遭遇したら、私でも多分泣きそうな気がします」

局長「そうか・・・。まぁ、これ以上は言わんでおくよ」

 

パチリと1枚、写真右側には以下の文章が書かれています。

 

頭髪は焼けちぢれ、
顔、腕、背、足のいたるところの火ぶくれが破れ、
火傷の皮膚がボロぎれのように垂れ下がる。

頬に涙が伝い、ファインダーを通す情景がうるんだ。
まさに地獄だ。

 

地獄のような状況が今目の前で起こっている・・・

多くの罪なき人々が原爆に巻き込まれて苦しんでいる。

そう思うと、戦争は愚かな行為だと思うんですよね。

テレビゲームでやる分には、まだ遊びだと思えるから

ココロも痛まないですが、現実はこうですからね。

 

このみ「カメラで写真を撮る人も大変だったのね・・・」

局長「この世の地獄を見て、精神を保つのも大変な気がするな」

莉緒「頬に涙が伝いって、もう泣いてるって事よね」

局長「カメラを握る人と被爆して苦しむ人が、宇宙人と人間というぐらい違うわけじゃない。同じ人間、もし一歩違えば逆転していたかもしれない。それに、自分も被爆しているから気持ちが分かるんだよ」

莉緒「そうよねぇ・・・。でも、この状況下で写真を撮れるってすごい事よね」

このみ「私だったら、カメラなんて握れそうにないかもね」

局長「局長もこのカメラマンと同じ思いをしそうだな・・・」

 

というわけで、ここまで。ではでは