とりあえず、こんばんわ。局長です。
最近、『Novel AI』というAIが絵を描いてくれる
サイトがあるらしいですが、その出来が神絵師レベルな件。
現にピクシブでも、そのような絵がゴロゴロと・・・
局長も自らの欲求を発散するために登録しようかな(笑)
というわけで、前回の続きでも。
呉市内へと入り、目的地までひた走っていく局長。
局長的に、呉市街地を走ってみて『敦賀の上位互換都市だな』と。
何というか、呉市街地はかなり発展していますよね。
そんなこんなで呉市街地を車を走らせることしばし・・・
目的地の最寄りであるゆめタウン呉の駐車場に車を停めてから
ミスドでカメラ充電がてらちょいとお茶した局長、
バッテリーも良い感じになったのでいざ目的の場所へ繰り出すことに。
ゆめタウン呉を出てすぐ、駐車場の後ろにデカいのが・・・!
まさに1/1ディスプレイモデルのような野外展示です。
パッと見て分かると思いますが、実物の潜水艦ですね。
翼「わぁ~!これって潜水艦なんですよね!すっごく大きいですね!」
局長「これは、実際に海上自衛隊が使っていた潜水艦なのだ」
翼「そうなんですか!?これって自衛隊が使っていた潜水艦なんですね」
紗代子「これが海の中を実際に曳航していたんですよね・・・。少し遠い位置からでも迫力がありますね」
局長「ここに展示されている潜水艦は、2007年に完成した『海上自衛隊呉史料館』の展示物となっているみたいだな」
紗代子「そうなんですか。あっ、局長が次に行くところってもしかして」
局長「そう、今回は『海上自衛隊呉史料館』へと立ち寄っちゃうぞ!と、その前に・・・ちょいと周りを見て行くとしよう」
そんなわけで、次の目的地は『海上自衛隊呉史料館』。
その史料館へと行く前に、野外展示の潜水艦こと
『あきしお』をいろんな角度でパチリとして行く事に。
まずは後ろから、金色に輝く大きなスクリューが目立ちますね。
ちなみに、スクリューが金色に輝くものになっているのは
防諜上の理由だったりします。展示物とはいえ国家機密ですものね。
しかし、金色に輝くスクリューは逆にカッコいい・・・。
また、スクリューのすぐ後ろに見える象の鼻みたいなノーズは
『曳航ソナー(TASS)』の繰出口となっています。
そのソナーの後ろには横一杯に広がる羽根のような部分と
上下に伸びる部分がありますが、あれが縦横舵となっています。
紗代子「その縦横舵とか曳航ソナーとか、一体どんな物なんですか?」
局長「まずは縦横舵、これは潜水艦が海中という三次元空間を上下左右に動く際に重要な物だな。これがあると海の中で上下左右にしっかりと動くことが出来るんだ。いわば、翼とかそういうもんだと思えば良い」
翼「じゃあ、曳航ソナーってどんな物なんですか?」
局長「曳航ソナーは、低周波での遠距離目標物の探知に使われるものだな。このタイプはあの潜水艦から離して、曳航するタイプなので、曳航ソナーに必要なハイドロフォンという装置を引っ張りながら、海の中に潜む敵とか沈んだ物体などを水中の音波で聞き取る仕組み・・・みたいだな」
翼「なんか難しい装置なんですね~。頭がこんがらがりそう・・・」
局長「まぁ、要は海中から発せられる音波を聞き取る装置だと思ってもらえばええ」
紗代子「潜水艦のパーツ1つに、そういう役割があったんですね・・・」
ゆめタウン呉を入れてパチリと、ゆめタウン呉の建物よりも
ちょい低いですが、それでもかなり目立っています・・・。
それにしても、ゆめタウンのお隣に海自の史料館があるなんて
流石は海軍の街なんだなって思える部分ですよね。
下からパチリと、潜水艦って見た目がものすごくシンプルですが
こんなにもデカいと、やはりダイナミックさが出るというか。
歩道からパチリとしていた局長、思わず『おぉ・・・』と
感嘆の声が出ちゃいましたね。めっちゃデカいってやつですな。
莉緒「なるほどね、今回局長くんが立ち寄りたい場所ってここだったのね」
局長「前々から知っていたから、一度行ってみたいと思っていてな」
このみ「それにしても、本当に大きな潜水艦よねぇ。ん?ねぇ局長、潜水艦の下の部分に丸い穴みたいなのがあるけど、あれって何か意味あるのかしら?」
局長「あの穴みたいなのは、マッシュルームアンカーの繰り出し口だな」
このみ・莉緒「「マッシュルームアンカー??」」
局長「実物を見てみようか」
このみ「これがマッシュルームアンカーなの?」
局長「せやな」
莉緒「アンカーっていうと、船を港とかに停める際に使う道具もアンカーって言ってたわよね」
局長「その通りだな。錨とも言う」
このみ「でも、その錨って普通はもっと尖っているような・・・そういう物じゃ無かったかしら」
莉緒「言われてみると、これって錨っぽくないわよね」
局長「潜水艦に使われているマッシュルームアンカーのデザインには、ちゃんとした意味があるんだ」
てなわけで、マッシュルームアンカーをパチリとしましたが
普通のアンカーに比べると丸いのが特徴ですね。
ちなみに、名前に『マッシュルーム』と使われていますが
これは見た目がキノコに似ているから・・・だそうです。
局長「潜水艦の錨がこんな形になったのは、さっきの『繰り出し口』に格納してしまうようにすることで、水中での速力や静粛性をアップさせるためでもあるんだ」
このみ「スピードアップとか、静かに走るとかそういうためだったのね」
局長「潜水艦は静粛性が武器だからな。それに、普通の船みたいに錨を艦体左右に着けた場合、それによって水流が乱れることでスピードが下がったり、海中雑音が発生して水中の敵や物体の発見が遅れたりするんだ」
莉緒「だから、収納できるようにしたわけなのね。でも、これだとどうやって係留するのかしら?」
局長「海底にこのアンカーを引っかけるのさ。ちなみに、普通の鍵爪付きアンカーより係留する力は弱い。しかし、この手のアンカーは細かい砂やシルトに対しては力を発揮するみたいだな」つ港に停泊中の潜水艦の写真
莉緒「なるほどねぇ。こういう風に停泊するのね」
このみ「潜水艦ってテレビとかでしか見ないから、こういう風に見ていくのって中々新鮮よね」
局長「そーだよなぁ・・・」
ちなみに、日本の潜水艦でマッシュルームアンカーが使われたのは
1962年の『はやしお型潜水艦』からだそうです。
それ以前は普通の鍵爪アンカーを使っていたとか・・・。
前面部をパチリと、ここから見上げる感じで撮ると
物凄い迫力というか圧迫感が出てきますね。
こんなのが海深く曳航しているというのですからねぇ。
潜水艦というと映画とかでしか見たことないですが
実物を見てそのスケールのデカさをあらためて実感なのです。
余談ですが、ここに展示されている『あきしお』は
船舶とかではなく『建築基準法』の建物扱いとなっています。
エレナ「ところで、なんで『あきしお』っていう名前なノ?」
局長「秋の潮に因んでいるからなんだ。ちなみに『あきしお』という名前は、大日本帝国海軍時代から通しても初めて登場した名前だったんだ」
エレナ「へぇ~」
琴葉「大日本帝国海軍っていうと、もう70年以上前に存在していた日本海軍の事ですよね?その日本海軍時代にも『あきしお』っていう名前の船とかは無かったんですね」
局長「いや、日本海軍が『夕雲型駆逐艦』という戦艦を作っていたんだが、その中には建造中止艦もあったんだ。その建造中止艦の中に『あきしお』という名前はあったみたいだがな」
琴葉「建造中止となった戦艦の中に、『あきしお』って名前の船も入っていたんですね」
局長「そういうこった」
横断歩道を渡り、大和ミュージアム側からパチリと1枚。
こんな感じで、潜水艦が鎮座している状態ですが
何というかただただ凄いとしか言いようが無いですね。
そんでもって、やはり展示の仕方が1/1スケールの
ディスプレイモデルみたいな感じやなーって思いますね(笑)
局長「ちなみに、あの潜水艦には合計で80名が乗る事が出来るぞ」
琴葉「テレビとかで見たことあるんですけど、意外に狭いんですよね」
局長「そうなんだよ。これはあの展示されている潜水艦の中へ入ってみたから、それで言えるが・・・やっぱ狭いよな」
エレナ「ええっ!?あの潜水艦って中に入れるノ?!」
局長「ああ。野外展示されている潜水艦は、中に入って色々と見て回る事が出来るぞ」
恵美「へぇ~、潜水艦って中がどんな感じなのか気になるよね!」
局長「まぁ、それに関しては『意外な事態』も含めて色々と書いていくよ」
恵美「意外な事態?あ~、またバッテリー切れたとか?」
局長「それとは違う別の事態さ。中をパチリとしようとしたら・・・おっと、これについては次回以降に書いていくぞ」
琴葉「まさか、何かやらかしたんですか?」
局長「何もしてないって!!」
横断歩道を渡り、大和ミュージアム側へとやって来た局長。
そこには『あきしお』ほどの大きさでは無いですが
それでもちょいと大きめな潜水艦が展示されていました。
その名は『しんかい』、海上保安庁が保有していた有人潜水調査艇で
1969年に日本で初めて作られた『有人深海調査艇』であり
1970年に海上保安庁に引き渡されて本格稼働しています。
ちなみに、1973年に公開された『日本沈没』という映画では
『わだつみ』のモデルとして登場していたりします。
可奈「これも潜水艦なんですか?さっきの潜水艦と比べると小さいですね」
局長「これは潜水艦というよりかは『有人潜水調査艇』だな」
可奈「有人潜水調査艇?」
局長「深海調査をする潜水艇の事だ。『しんかい6500』とか聞いた事はあるだろう?」
可奈「しんかい6500?聞いた事ないです・・・」
局長「そこからか~・・・まぁいいや。その深海調査をする調査艇の事を『有人潜水調査艇』って言うんだ。最近ではケーブル操作が必要ない『自律型無人潜水機』なんてのもあるが、有人潜水調査艇は日本の『しんかい6500(世界で2番目に深く潜れる潜水艇、中国に抜かれるまでは世界一だった)』、中国の『シーポール級潜水艇(現在において世界で1番深く潜れる潜水艇)』といったのがあるからな」
可奈「そんなのがあるんですね~・・・」
ひなた「ところで、この調査艇はどんなことをしたんだべさ?」
局長「『しんかい』は、日本近海での海洋地形地質調査、漁場調査、荒天時に海がどうなってるのかといった、海洋調査にて大活躍したみたいだな」
ひなた「海の中をいっぱい調査したんだねぇ」
局長「ちなみに、この調査艇が潜れるのは水深600mとなっているぞ」
可奈「600mってすごく深いですね・・・」
ひなた「どれくらい深いのか想像つかないねぇ・・・」
解説板をパチリと、1977年1月28日に退役するまでに
伊豆半島沖などで307回もの潜水調査を行っていました。
引退後は呉市にある『海上保安大学校』にて保管されてましたが、
2005年に大和ミュージアムが完成した事によって
その大和ミュージアムに隣接する現在の場所に移転しました。
局長「ちなみに、『しんかい』は海上保安庁が保有していた潜水艇だが、実際の運用は科学技術庁(現・文部科学省、内閣府、経済産業省等に継承)という国の機関が調整し、各研究機関が共同で使うというシステムだったみたいだな」
可奈「それって、国の物だけど他の研究所とかが使っていたって事ですよね」
局長「そういう事だな。その点については、後継機の『しんかい2000』や『しんかい6500』とは全然違っていたりするんだよ」
ひなた「そうなのかい?どういうことだべさ?」
局長「運用停止中の『しんかい2000』、現在運用中の『しんかい6500』は『海洋研究開発機構』が一括で保有&運用を行っているんだ。『しんかい』は海上保安庁が保有するも、国の科学技術庁が調整して各研究機関に貸していた、というのとは大きく異なっているんだ」
ひなた「なるほどねぇ。じゃあ、今はその『海洋研究開発機構』が深海調査をしているって事かい?」
局長「そういうこっちゃ」
ちなみに、『しんかい』のみならず母船の『乙女丸』も
老朽化した事で1977年1月28日に引退しています。
その後、日本の領海が3海里から12海里まで広がったので
後継機の『しんかい2000』が開発される事となります・・・。
続いては大和波止場へ、大和ミュージアムに隣接する波止場で
この波止場からは呉港の景色を見ることが出来ます。
また、呉中央桟橋ターミナルも併設されていて広島港や
松山港からここへフェリーで来る事も可能です。
そんなわけで、大和波止場へと向かった局長。
この場所からはジャパンマリンユナイテッド呉事業所の
クレーン群が見えており、工場や造船所の景色が好きな人には
たまらない風景が広がっています。局長も思わずパチリと。
局長「今クレーンが見えている場所、あの場所はかつて『呉海軍工廠』という海軍工廠があった場所だとも言われているんだ」
静香「そうなんですね。ところで、海軍工廠と言いますと・・・確か、大日本帝国海軍の軍需工場でしたよね」
局長「よく調べてきたな。まさにその通りだ。1889年に呉鎮守府が置かれたと同時に『造船部』が作られたのが、呉海軍工廠の始まりだとも言われている。次回以降の記事で書くが、『戦艦大和』を建造したりするなど、呉海軍工廠の凄さは東洋一とも言われ、ドイツのクルップと比肩するほど、戦前においては世界二大兵器工場だなんて言われていたんだ」
志保「戦前における、世界二大兵器工場ともいえる呉海軍工廠が、あのクレーンが見える場所にあったんですね」
局長「そういう事だな」
この縮尺だと見えにくいですが、画像真ん中からちょい右奥にて
大きなタンカーか何かが建造かメンテナンスしていました。
まぁ、それよりかはこの場所って結構ボーっとするには
丁度いい場所なので、少しばかりボーっとしてました(笑)
呉港フェリー乗り場をパチリと、画像真ん中に見える乗り場は
呉港~小用港を結ぶフェリーが停泊する場所だったりします。
この時間帯はフェリーは来ていなかったようですね。
志保「ところで、小用港ってどこにある港なんですか?」
局長「広島県江田島市にある港だな。ちなみに、江田島市は呉市の南側にある離島なのだが、橋で繋がっているから車で行く事も出来るぞ」
志保「そうなんですね」
局長「ちなみに、読み方は『えたじま』で男塾に出てくる『えだじま』ではないからね」
静香「えだじまって、いったい誰なんですか・・・」
局長「江田島と言えば、『魁!男塾』の塾長だろうが!お前ら学校でそんな事も習わんのか!?」
静香「習いません!というか、漫画かアニメに出てくるキャラクターですよね」
局長「そういう事だな。てぺぺろ」
大和波止場から、ゆめタウン方面をパチリと1枚。
手前の黄色いのが『しんかい』、奥の大きいのが『あきしお』ですが
その大きさは一目瞭然、並べて見るとそれがよく分かりますね。
というわけで、ここまで。ではでは