とりあえず、こんばんわ。局長です。

いつもならラブライブスーパースターが日曜日にあるのですが、

新型クソコロナによる制作遅れで放送延期になりましたという

なんとも暗い日曜日になってしまいました。

しかし・・・!ツエーゲン金沢が久々の勝利を挙げたので

それはそれで嬉しい話題だったりしますケド。

 

というわけで、前回の続きでも。

福山自動車時計博物館の野外展示を見ていく局長。

消防車メインの展示は、よくぞここまで集めたなぁと思いつつ

地方の小さな町の消防署で見かけそうなイメージの

古い消防車ばかりでこれはこれで・・・と思ったわけです。

また、シャシーとかエンジンとかのカットモデルは

ちょいと古い車版解剖図みたいな感じだなーって。

ちなみに、後から調べたらクラウンとダットサンの物でした。

そんなわけで局長、本館側へといざ向かって行く事に・・・。

 

続いての展示は『廃品利用のクラシックカー』。

廃品利用とあって、かなりユニークな1台なんですが

それがどんな物なのかというと・・・?

 

何というシンプルな・・・。というわけでパチリと1枚。

車種名は『フォード・リプリカ』、名前の由来となったのは

フォードの創業者であるヘンリー・フォードが作った試作車こと

『ファーストフォード』や、その2号車を参考にしたので

『模写』という意味合いも込めたものとなっています。

 

ロコ「ジャンク品で、1台の車がクリエイトされるのは凄いです!」

千鶴「車の横に新聞の記事がありますけど、費用は2万円しか掛かっていないのですのね・・・」

局長「前輪タイヤは自転車から、後輪のタイヤと50ccのエンジンはバイクの物が使われている。座席とスプリングは軽自動車のを使っているみたいだな」

千鶴「自動車とバイクと自転車の部品を、それぞれ使っているのですね。まるで継ぎ接ぎみたいな感じですわね・・・」

ロコ「でも、そんなパッチングでここまでクリエイト出来るのはサプライスですよ」

局長「ちなみに、この車を作ったのは福山自動車時計博物館の能宗孝でもあったりする。使い捨て時代に対するささやかな反抗という事で、この1台が作られたわけだな」

千鶴「最近はなんでもかんでも使い捨てで勿体ない部分もありますわね。ところで、この車は走れるんですの?」

局長「残念ながら車両運送法に引っかかったので、走る事は出来ないんだそうだ」

千鶴「エンジンまで搭載されているのに、法律で走れないとは残念ですわね・・・」

ロコ「そうですね・・・」

 

可搬式ガソリン計量機をパチリと1枚。

今でこそこのタイプのガソリン給油機は全くと言って

見かけなくなったので知らない人も多いと思います。

局長もこの手のやつは、生で見るのは初めてです。

 

翼「あ~っ!これ、雑貨店とかで見たことありますよ~!」

局長「今や雑貨とかそういう類で知る人もいたか。でも、これがガソリンを入れる機械だって言うのは知らなかっただろう」

翼「そうなんですか!?ガソリンを入れる機械って、確か四角くて自分で給油できるやつですよね?」

恵美「そうそう。今はタッチパネルとかも付いているんだよね」

局長「そうだな。今はお金を入れて数量を選べば、後はノズルを給油口まで持って行けば自動で給油できるからな。しかし、戦前と戦後しばらくはこのようなガソリン給油機が置かれていたんだ」

恵美「そうなんだ。ねぇ、これってどうやってガソリンを入れるの?」

局長「上にガラス容器が見えるだろ?あのガラス容器に目盛りが書いてあって、入れてほしい燃料の数まで手動ポンプでガソリンを溜めて、そこからコックを開いて車に注入するというシステムだったんだ」

恵美「なんか・・・ややこしそうだね」

翼「今とは違ってすごく面倒そうですね~」

局長「ちなみに、この手のタイプの給油機は防火の為に地下に燃料タンクを置くというのが決まってからは、姿を消していったみたいだな」

 

レトロな車がズラリと、白黒かセピア写真にするだけで

昔の情景になりそうな絵面になってますね。

バックミュージックには1950年代のジャズが良いでしょう。

そして、黒いスーツを着てトンプソンを持って降りてきたら

古き良きギャング映画っぽくてカッコええなーって思うんですよね。

 

百合子「なんか、ゴッドファーザーとかに出てきそうな車たちばかりですね」

局長「アメリカのギャングやマフィアが使う、というイメージも出来るけど、日本だと大日本帝国軍など軍人さんが使うイメージもあるよな」

杏奈「昔の日本で・・・こういうのが走ってたって・・・ネットとかで見たことある・・・あと、ゲームとかで・・・」

局長「映画とかゲームとかで色々出てくるよな。よっしゃ、そんなわけでこの3台を見ていくぞ」

 

そんなわけで、まずは『フォードA型』をパチリと。

世界的大ヒットとなり、今はキングオブ名車な1台の

T型フォードの後継車種として1927年に登場しています。

展示されているのは、1931年式の2ドアモデルです。

 

局長「このフォードA型は、アメリカ国内においては、今でも『ホットロッド』といった改造車マニアの間で人気のある車種なんだ」

翼「ホットロッド?ってどういう意味なんですかぁ?」

局長「ホットロッドとは、アメリカで生まれたカーカルチャーの1つだ。大排気量かつデカいエンジンへの交換、カスタムペイントにパーツ装着など、ド派手な改造をした車の事を言うんだ」つ写真

翼「すごい見た目ですね。エンジンとか普通に見えちゃってるのもありますし・・・」

恵美「っていうかさ、こんなので普通に走れるの?」

局長「走れるさ。ちなみに、車検もしっかりと通るって話だ」

翼「でも、やっぱり展示されているままの方が何となくですけど、カッコいいなぁーって思いますけどね」

恵美「まぁ、人それぞれだからねぇ・・・」

 

ちなみに、モデルAは当時最もありふれた車であったために

現在においてもホットロッド仕様やストックカー仕様といった

改造されたモデルがミニカーとして登場しているのもあるので

名前は知らんけど触れている人はそれなりにいるかと思います。

 

続いてはイギリスの超高級車、ロールスロイスからですね。

『ロールス・ロイス 20HP スポーツサルーン』をパチリと1枚。

1929年~1936年まで製造された車であり、

トゥウェンティーの後継モデルとして性能が強化されています。

 

歌織「あれ?このロールスロイス、ボンネット部分についている『フライングレディー』が取り外されているんですね・・・」

千鶴「フライングレディー?」

局長「ロールスロイスの車についているマスコットだな」つ写真

千鶴「これの事ですの・・・。よく見てみると、展示車両のは取り外されていますわね」

歌織「もしかして、盗まれちゃったとか・・・ですか?」

局長「調べてみたんだけど、ここに展示される際に『盗難防止』が目的で取り外されているんだとさ」

歌織「盗難防止のために取り外されていたんですね」

局長「ちなみに、『フライングレディー』は俗称で正式名称は『スピリット・オブ・エクスタシー』だな。1910年頃に自動車雑誌の編集者だった『ジョン・ダグラス・スコット・モンタギュー』が乗っているロールスロイス・シルバーゴーストの性能の高さにふさわしいマスコットを作ろうじゃないかと考え、友人で彫刻家の『チャールズ・ロビンソン・サイコス』に依頼したんだ」

歌織「ロールスロイスのあのマスコットには、そんな経緯があったんですね」

千鶴「でも、そのマスコットをルーツがロールスロイスの人では無くて自動車雑誌の編集者だったのは意外ですわね」

局長「そんなこんなで、サイコスは過去に手掛けていた『シルバー・ファンシー』という作品を基にし、自身の秘書であり自身の父の秘書でもあった『エレノア・ヴェラスコ・ソーントン』をモデルにし、ニーケーに似た女性マスコットを完成させた。それがロールスロイスのマスコットとして今も続いている『スピリット・オブ・エクスタシー』というわけだな」

歌織・千鶴「「へぇ~・・・」」

 

続いては『メルセデスベンツ・170SB』をパチリと。

この車は1952年~1953年まで製造されたモデルであり

1936年に登場した170Vのグレードの1つとなっています。

戦前から戦後に渡って作られたのも特徴だったりします。

 

局長「ちなみに、170シリーズは戦後におけるベンツ唯一の乗用車でもあったんだ」

百合子「じゃあ、戦後はこの170シリーズしか無かったって事ですか?」

局長「そういう事になる。戦後のドタバタなどもあり、高級車の開発が遅れたことが要因みたいだな」

杏奈「これでも・・・立派な高級車に・・・見える・・・」

百合子「政治家とかが乗ってそうだよね!」

杏奈「あと・・・悪役のキャラとか・・・」

局長「まぁ、一般目線で行くとそういう風に見えるかもな」

 

ちなみに、以前はここに雪上車が展示されていました。

1987年~1999年まで南極観測隊が使用していた

『小型雪上車SM253』が展示されていたのです。

ちなみに、これについては偶然写っていたので

後日ちょこっと紹介という形にしますね。

 

『マスク着用お願いします』のイラストが・・・

何となくですがどこかの漫画に似ている気がします。

コボちゃんじゃないし、一体何なんでしょうかね。

あと、顔に対してマスクの大きさが小さすぎる気がします(笑)

 

そんな事はさておき、いざ福山自動車時計博物館の

本館へと入ってきます!果たして中はどんな展示があるのやら・・・

 

入館料は大人900円、局長が以前行った石川県の

日本自動車博物館の1200円よりかは少し安いですね。

それはさておき、館内に入ってすぐの場所にて

1人乗りのスポーツカーを見つけたのでパチリと1枚。

この手の車、イギリスのライトカーカンパニーが作ってたような・・・

 

この車は『クロスリー』という自動車メーカーが作っていた

レーシングカーで1943年に登場した物となっています。

車種の見た目からして、ヨーロッパ生まれかと思いがちですが、

 

この車はアメリカ車なのです。

 

のり子「これってアメリカで作られていたんだね。アメ車っていうとさ、大きくて排気量がめっちゃある車とかバイクのイメージがあるから、こういうのは意外だよね」

歌織「アメリカ車にもこういうヨーロッパチックな車があったんですね」

局長「そう、デカい車を作るアメリカにおいてこういったミニタイプの車はアメリカのクルマ社会の盲点を突いた物だった。クロスリーで生産された車は、どれもこれと同じく小さかったのが特徴なんだ」

歌織「そうだったんですね」

のり子「でも、クロスリーっていう自動車メーカーなんて初めて聞いたよ。今もこのメーカーってあるの?」

局長「フォード・GM・クライスラーといったアメリカのビッグ3が、戦後になって大型車の生産などを始めると、アメリカ人の心をつかみきれなかったのか、次第に関心が薄れて人気が落ちたそうだ。その結果、1950年代に姿を消したとかいうわけだ」

のり子「もう無くなっている自動車メーカーだったんだね」

局長「ちなみに、情報網がとても少ないんだよな。ある意味でタッカーよりも希少価値高いかもな」

 

説明板をパチリと、レーシングカーという名前なんでしょうかね。

ちなみに、レーシングカーと言いつつナンバー付きなので

公道も走れるタイプだったのは言うまでもないっすね。

そんでもって、ナンバープレートにはハリウッドの文字が・・・。

 

ちなみに、この博物館にて展示されているクルマの多くは

『乗って良し』という太っ腹な一面もあるので

この車に乗ってみましたが・・・やっぱ小さいっす。

 

恵美「というか、局長がこんな小さいクルマに乗れたのが意外だよ」

翼「局長の体型だと、この小さな車がかわいそうすぎますよ~!」

局長「やかましいねん!」

 

クロスリー・レーシングカーの隣には蝋人形が。

すごくクオリティ高いですが、この2人は誰だか知ってますか?

2人とも超有名な方ですが・・・パッと見て分かる人いますかね。

今の若い人だと、分かんないって人もいるかもしれませんね。

 

左側が『ジェームス・ディーン』

右側が『エルビス・プレスリー』

どちらもアメリカ生まれの超有名人ですね。

特にエルビス・プレスリーは、2022年にエルビスの人生が

描かれた映画が公開されたので、知っている人もいるはずです。

 

一方のジェームス・ディーンは、『エデンの東』といった

有名な映画に出演した俳優さんでもあるんですが

今の若い人だとエルビスより知名度は下なんでしょうかね。

まぁ・・・どちらも、団塊の世代のアイドル的存在ですね。

 

クロスリー・レーシングカーの所にこんなものが。

画像真ん中、この四角い箱は一体何なのかというと・・・。

 

ドイツ製の100年前の円盤オルゴールでした。

局長はこの手の部分は詳しくないのですが

とても貴重な展示だというのはよく分かりました。

しかし、オルゴールも展示されているとは・・・。

 

というわけで、ここまで。ではでは