とりあえず、こんばんわ。局長です。

世間では嬉しい嬉しい4連休となっていますが、

局長はと言えば4連休のうち3連荘で仕事なんですよね。

なので、別に4連休と言われてもピンと来ませんでした。

 

というわけで、前回の続きでも。

2019年の沼津オフから数ヵ月、年が明けて2020年の1月6日。

局長は西へと向かうべく、7時11分発のサンダーバードに乗り込み

駅併設のセブンイレブンで買ったお弁当を食べたわけで・・・

やはり、朝飯はガツンと食べるのが局長旅の流儀です。

そんなわけで、局長を乗せたサンダーバードは

滋賀県の西側を走る湖西線へと入って行くのであった・・・

 

局長「ん・・・?ここは?」

琴葉「おはようございます。滋賀県へと入りましたよ」

局長「そうか・・・。さて、局長は一体何をされていたのだ?身体の節々が痛むのだが」

朋花「気のせいではないでしょうか~。そのうち、きっと治りますよ~」

局長「そうか・・・ならばいいのだが」

まつり(局長、あれだけのお仕置きをされていたのに忘れてしまっているのです)

 

ネタはさておき、局長を乗せたサンダーバードは湖西線へと入りました。

その湖西線の高架橋が見える位置にてパチリと1枚。

こうして見ると、新幹線の高架かと勘違いするレベルですが

これも高速走行を可能とするための策でもあったりするんですよね。

 

琴葉「こうして見ると、新幹線の高架のようにも見えますね」

局長「そうなんだがな・・・この湖西線で最近、滋賀県が猛反発している事があるらしいんだよな」

まつり「猛反発している事?どういう事なのです?」

局長「北陸新幹線の事だよ」

朋花「確か、2046年に大阪まで伸びると局長が言ってましたね~」

まつり「そうなのです。ルートも決まったとも言っていたのです」

局長「よく覚えているな。その2046年度の北陸新幹線全線開通となる新大阪まで延伸ルート、敦賀から小浜へ向かって京都市方面へと直接向かうルートになったんだが、これで別の問題が出てきたんだ」

琴葉「別の問題・・・ですか?」

局長「北陸新幹線は並行する在来線、即ち特急や普通列車が走る路線を儲かる路線や並行しない別路線を除いて、並行するルートは並行在来線として処理され、切り離されてそれぞれの県が運営する第3セクター鉄道へと切り替わる。この湖西線について、JR西日本は並行在来線とみなして北陸新幹線の敦賀~新大阪間の開業後にJRから切り離すかも・・・という話が出たんだ」

琴葉「えーと・・・どういう事ですか?」

局長「即ち、こう言う事だ」

 

ここで、湖西線に関するちょっとした話でも。

2046年に開業する北陸新幹線の敦賀~新大阪間について、

小浜を経由して京都市へと抜けるルートを選んだため、

並行する(と言っても距離的にそこそこあるけど)湖西線が

『並行在来線』とみなされ、JR西日本から切り離されるという話が

JR西日本から出ている・・・らしいとの事です。

 

局長「ちなみに、もし湖西線が並行在来線とみなされて切り離されると、大都市近郊区間内で初めて経営分離される路線となるようだな」

琴葉「そうなんですか・・・。それで、もし湖西線がそうなった場合はどうなるんですか?」

局長「大都市近郊区間という定義が揺らぐかもな。それに、湖西線を使って京都へと通勤している人たちにとって、お財布に打撃を食らうのは言うまでもない。切符の値段もアップだしね」

朋花「そう言う事になっているんですか~・・・」

まつり「それで、JR西日本は今はどうするつもりでいるのです?」

局長「さぁーてね。JR西日本のお財布事情はキツイ部分もあるし、今のところは湖西線をJRから切り離す可能性があるかも・・・って感じだな。それじゃあ、サンダーバードで西へと向かって行くぞ!ヒア・ウィー・GO!」

 

湖西線の駅で、一部のサンダバが停車する近江今津駅にてパチリと。

ちなみに、福井駅まで乗り入れる普通電車が1本ここから出ていて

1時間33分程度で終点の福井まで行く事が出来ます。

局長的にどういう需要があるかは不明ですが・・・

ここの駅を使う人は、京都へ行く人が多いような気がします。

 

そんでもって、お隣にチラリと停車中な列車は

ラインカラーからして北陸エリアで大活躍中の521系かと。

ちなみに、北陸地方で運用されている521系は

最大で4両編成、通常時は2両で走り回っています。

Nゲージで再現するには、お財布に優しくて良いんですよ(そこか)

 

近江今津駅を出たサンダバは、次の堅田まで突っ走ります。

ちなみに、サンダーバードは滋賀県の近江今津や堅田に

停車するタイプの物もあれば、それらを通過するタイプのもあります。

時刻表などを確認して、ご乗車くださいませ。

 

局長「ちなみに、湖西線はフル電化区間として電車が走れるようになっているし、京都・大阪・神戸方面からの新快速列車も敦賀へと入ってくるが、その昔は近江今津~敦賀間の普通電車というと『電車』じゃなくて『ディーゼル車』を投入していた時期があったのだ」

歌織「ディーゼル車って、電車だと電気を使わない車両の事ですよね」

局長「極端に言えばそうなる。列車の上部にパンタグラフが無いやつだな」つキハ58系の写真

このみ「これまた古い列車ねぇ。今じゃこんなの見かけないわよ!」

局長「キハ58系なんて走っている方が少ないからな。しかし、1991年までは敦賀~近江今津間を走っていたんだよ」

歌織「そうなんですか・・・。あれ?でもここって電化しているって先ほど言ってましたよね?」

局長「そうだな」

歌織「じゃあ、何でディーゼル車が走っていたんですか?」

局長「鉄道に直流電化と交流電化があるって前に話したよな」

このみ「確か、そんな話をしていたような・・・」

局長「その当時の湖西線は、山科駅が直流電化なのに対して近江塩津駅は交流電化でそれぞれ電化していた。直流と交流では対応できる車両も違ってくるわけだ。それに、永原~近江塩津には交直セクションという電気が流れていない区間が設けられた」

このみ「待って待って。そんなに進めないでよ!」

局長「要するにだ、湖西線は交流と直流の区間がそれぞれにあって、通しで走れる普通電車が気動車しかいなかったわけだ。その当時、ここを通しで抜けれたのは、485系『雷鳥』やEF81形といった交直流車両で無いと湖西線を通しで走れなかったというわけだ」

このみ・歌織「「へぇ~・・・」」

 

ちなみに、新快速が長浜まで乗り入れるようになると

湖西線や北陸線の長浜以北新快速入れろー!

という運動がおこったようで、後に直流電化工事が行われ、

2006年に工事が完了し。敦賀まで新快速が乗り入れるように・・・

これによって、網干~敦賀まで新快速が走るようになりました。

 

堅田を抜け、サンダーバードは京都へと入って行きます。

そこにて223系をパチリと。北は新潟県から南は香川県まで

様々な場所で活躍しているマルチタレントな車両ですね。

 

最初に製造されたのは1994年でそれから14年間も製造されてます。

関西エリアへと行くと、『こいつよく見るなぁ』と思う車両だったり。

そんでもって、サンダーバードの運行速度でもある時速130kmを

この223系も出すことが出来たりします。新快速恐るべし・・・

 

山科を抜け、トンネルをくぐっていくと京都市中心部へ。

京都タワーがしっかりと見えていますね・・・。

そして、局長の好きな221系が通過していったのでパチリと。

新快速のイメージとなると、まずは221系を思い浮かべますね。

初代電車でGOでも登場したので、知っている人もいるのでは?

 

美也「ん~っ・・・!もう京都ですかぁ~。速いですね~」

麗花「そうだね。ここまで1時間20分ちょっとだし、サンダーバード局長さん!京都で降りましょう!」

局長「おい待て、今回の目的地は京都じゃないぞ」

麗花「え~っ、京都じゃないんですか~。和三盆がたらふく食べれるのに~」

局長「どういう目的やそれは・・・」

美也「京都じゃないとすると~、次の西大路っていう駅で降りるんですか~?」

局長「京都の次に行っただけだよな!しかも、この列車は西大路には停まらないし!」

美也「そうなんですか~・・・しょぼんです~」

麗花「美也ちゃんの為に、運転士に停めてもらいましょう!」

局長「無理やて。トレインジャックになってまうやん!」

 

京都駅手前には橋があり、その下には鴨川が流れています。

ここから北へ進むと、四条や河原町に祇園方面へと行けます。

ちなみに、画像真ん中に見える橋は塩小路通りに架かる橋で

その橋の名前は『塩小路橋』となっています。

 

局長「この橋を抜け、京都駅方面へと少し歩いていくと『柳原銀行記念資料館』という昔存在した柳原銀行の資料館があるぞ」

紗代子「へぇ~・・・。ところで、その柳原銀行ってどんな銀行だったんですか?」

局長「柳原銀行は明治期に京都府柳原町(現・京都市下京区)にて開業した銀行だ。この銀行は、当時の町長だった明石民蔵ら地元の有志で作られた、日本で唯一の『被差別部落』の人たちの為に作られた銀行なんだ」

環「ひさべつぶらく?ってなーに?」

百合子「簡単に言うと、差別されていた人・・・かな」

環「さべつ?人を差別しちゃいけないって、先生言ってたぞー!」

局長「この当時はあったんだよ。その中で柳原銀行は差別の影響でお金を借りれなかった皮革産業の人たち等を取引先にしていたんだ」

百合子「それって、差別されてお金を借りれなかった当時の人たちにとって、救世主みたいな銀行だったんですね!」

局長「そう言う事になるな。後に山城銀行へと名前を変え、京都市内全域に事業地域を拡大しているも、後の昭和恐慌のあおりを受けて取り付け騒ぎが発生し休業、1927年に破産してしまった銀行なのだ」

紗代子「差別された人たちの為に動いてくれた銀行だったのに、最後は破産するなんて・・・」

局長「昭和恐慌の恐ろしい所さ。その後、現存する建物は商用に転用されたのち、1994年に京都市有形文化財に登録され、1997年に今の柳原銀行記念資料館が出来たわけだ」

百合子・紗代子・環「「「へぇ~・・・」」」

 

京都駅へと入る前にHOT7000系気動車をパチリと1枚。

流線型でカッコいいですが、これでも気動車なんですよ。

 

HOT7000系気動車は智頭急行が1994年に投入した車両で、

この列車が走る智頭急行智頭線及びJR西日本の因美線は、

山岳路線で急カーブや急こう配が続く区間が続いている中で

高速運転を可能とするための、『制御付自然振り子機構』を搭載。

『スーパーはくと』として運用され、京都~鳥取・倉吉間を結んでます。

 

局長「ちなみに、今画像で写っている部分が1両だけ鳥取県内で走行している動画がいくつか見れるぞ」つ動画

歩「あのデザインで、しかも1両だけ走ってるって何かすごい光景だな・・・」

茜「凄いというより、シュールな感じがするんだけど・・・。普通は最後尾まで何両か繋がっているよね?」

局長「そうなんだよ。全体検査というメンテナンスで、後藤車両センターへ向かう時などに、このような事になるらしい」

茜「今、写っているあの1両だけが走っていくんだよね。なんでこうなっちゃったの?」

局長「さぁーてね。恐らく気動車だからじゃないの?」

歩「そんな適当な理由で良いのか・・・」

 

出店基準がちょっと謎なビックカメラをパチリと1枚。

京都駅に併設されたビックカメラ京都店、結構店内はデカいですが

店内に改札があったりするユニークな店でもありますね。

余談ですが、熊本にもビックカメラが出店する事が決まりました。

 

まぁ、ビックカメラの出店はまだマシなのかもしれません。

局長的に出店基準というのが一番分からないのは、

郡山に店があり、来年には甲府にに出店するヨ●バシカメラと

長野や松山に出店しているメロン●ックスなんですよね(;^ω^)

 

そんなわけで、京都駅を既に出ているサンダーバードは

京都から大阪へと向かって駆け抜けて行きます。

京都駅発車後すぐ、画像右手に保線車両がいたのでパチリと。

この車両は『レール削正車』と呼ばれ、鉄道車両というよりかは

保守用機械の扱いとなる車両であります。

 

環「れーるさくせいしゃ?ってどんな電車?」

局長「レールの頭部を削って、レール頭部の形状を保つために活躍する車両だ」

環「レールを削るのか!でも、そんな事したら削った後に電車が走れなくなっちゃうんじゃあ・・・」

局長「基本的にレールの頭部は、電車が通過するにつれて摩耗していく。そのまま放置すると、レールを通過する際の微振動によって車内の振動の増加による乗り心地の悪化や、車内騒音の増加、沿線への騒音被害も助長してしまう。それに、レールが耐えられる年数も減らしてしまい、道床も劣化させてしまう。それを防ぐために、新品のレールに近づけるための延命処置をしているのが、このレール削正車というわけだ」

環「なるほどー!勉強になったぞ!くふふっ!!」

 

この車両、恐らくレアなんじゃないかと思います。

撮影当時は京都駅にいたので、作業をする前か終えた後か・・・。

 

局長「ちなみに、鉄道車両じゃないから電車を運転するのに必要な『動力車操縦者運転免許』は必要ないぞ」

麗花「じゃあ、普通の人でも扱えるんですね!」

局長「ばかやろう。そんな事あるわけないやろ!この車両を運転するには日本鉄道施設協会認定の『特殊免許』が必要になるぞ。それに、会社によっては別の免許も必要になるからね」

美也「そうだったんですか~。電車には様々な免許がある、というのは前にも局長が言ってましたね~」

局長「そういうこった」

 

京都駅を出発して数分、京都鉄道博物館が見えたのでパチリと。

画像真ん中から右手に見えるのが京都鉄道博物館ですね。

日本最大の展示車両数を誇りますが、滞在時間はというと

意外にもさいたま市にある鉄道博物館より短いと思います。

京都水族館とセットで巡ると、さらに楽しめる気がします(おい)

 

ちなみに、2019年に山陰本線の新しい駅として

『梅小路京都西駅』が出来たので、京都鉄道博物館へは

京都駅から徒歩で向かわなくても良くなりましたが、

それでもてっぱくへの道は一度歩いて向かうべし。

 

 

 

というわけで、ここまで。ではでは