前回記事の続きです。
20代の時の夫へのわだかまりが
抜けてない私。
料理に対して感じる抵抗感。
明日から7年ぶりに一緒の生活が
再開するというのに、大丈夫なのか???
でも、その時の私は
慌ただしく引っ越しのもろもろに
追われていて、明日からの家事のことなんて
気にしてる余裕はありませんでした。
沖縄を出る前日は
お友達のうちに
泊めてもらいました。
お友達Tはご主人のことで
色々と思うことがあり
そんな話を聞いていました。
Tも、新婚時代からの
料理に関するわだかまりを
ご主人に対して持っていました。
というか、「なんでこうなの???」
と、不可解、謎、わけわからん!!!
という感じでした。
私も、「なんでここまで
頑なに1人で料理しない??」と
夫のことが謎でした。
Tの場合は、料理はしたいけど
Tの気の向くままに作りたい。
でも、ご主人は
慣れ親しんだ味でないと
食べなかったようで
Tが作る料理でも食べるもの、
食べないものがあったようです。
しかも、味が合わないと
ちょー不機嫌になる。
近くに住んでいたお姑さんが
「あなたが作った
って言って出しなさい。」
と、お姑さん手作りの料理を
よく持たせたそうです。
その料理を出すと、黙って
旦那さんは食べたとのことです。
Tは、「絶対に私の料理じゃないと
分かってるのになんで聞かないの???」
と思いながらも、機嫌よく食べる様子に
何も言わずにいたとのこと。
お姑さんが自分に嘘をつかせて
料理を持たせるのもイヤだったそうです。
「彼は、外食も決まったとこでしか
食べなかった。」とT。
「古くて安い食堂が近所にあって
そういう個人経営のお店を
応援したいって言っていて
いつも外食はそこだった。」
その時、ありありと脳裏に
Tの旦那さんの姿が現れました。
食堂のテーブルに座って
黙々と食べている姿です。
その姿は一見、
「物静かに食べている男性」
というだけですが
彼の感情も一緒に感じられました。
こここれは......。(゜д゜;)
深い深い安堵感......。
端から見たら、
黙々と食べている様子で
ここまでの安堵感が
表情ではわかりません。
実際、友人Tも、
安堵感を感じていたとは
気がつかなかったとのことでした。
このビジョンから、ご主人が
「慣れ親しんだ味」というものに
何者にも代えがたい安堵感を感じる
ということを受け取りました。
私は、この安堵感を感じ、
Tが不可解に思っていたことの
謎が解けました。
こんなに深い安堵感は
何物にも代えがたい......。
だから、まだ若くて
お姑さんのように作れなかった
Tの代わりにお姑さんが料理を持たせた。
お姑さんにはわかっていた。
慣れ親しんだ食べ物が
息子を安心させることを。
それが、「嘘」の上に成り立ったとしても
新婚生活(特に、息子)に欠かせないもの
だと思ったのでしょう。
ただ、嫁のTにとっては
なぜ自分の料理が受け入れられないのか
なぜお姑さんは嘘をつかせるのか
そこがわからず辛かったのです。
━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─
Tのご主人の安堵感を感じて
私って、こういった安堵感を
料理から感じたことがない(・_・;)
ということに気がつきました。
いわゆる、「おふくろの味」から得る
深い深い懐かしさ。
それ、私、イマイチ感じません。
確かに、母の料理を久しぶりに食べると
「子供の頃食べたな〜。」と
記憶としては蘇るのですが
感情としてはイマイチ盛り上がらないのです。
それは、育った街に対しても同じで
故郷のいわき市に対して深い懐かしさを
いまだに感じていません。
(ここら辺のテーマは、きっといつか
紐解かれると思います。)
そんな私ですから、食べ物から
あんなに深い深い気持ちが沸くのだと知り
正直、びっくりしました。
そして、夫も、あれと同じ感覚を
「作ってくれた料理」に感じるんだ
ということもわかりました。
(夫の場合は、味にはうるさくなく、
「作ってもらう」ということが重要。)
夫にとっての安堵感、それは
「作ってもらう料理。」
だったんだ。
あんなにふかーい安心感が
「料理を作ってもらう」ってだけで
味わえるんだ。
それさえあれば、
また1日頑張って働こうっていう
励みにもなる。
それが分かっちゃったら、
20代からの謎も解け
その時のわだかまりも消えました。
本当に、綺麗さっぱり無くなりました。
今、料理は苦ではありません。
(「大好き!!」でもないけど。)
━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─
翌日から夫との3人の生活が
7年ぶりに始まるっていうタイミングで
朝5時まで友人と話して知ったこと。
Tに感謝。
全ての存在に感謝。
