ご訪問ありがとうございます。
記事は憶測で書いてますので内容に誤りがありましたらコメント等でご指摘頂けると助かります。
全国のJR駅が見たい時はこちら→ 第三セクター・私鉄駅が見たい時はこちら→

 

皆さま、こんにちは!

 

前回のブログで七尾線の主要駅、七尾駅の訪問記をUPしました。

 

七尾駅はJR西日本と第三セクター「のと鉄道」が共同使用する駅で、

構内には七尾鉄道部(車両基地)が置かれているために

バラエティ豊かな車両を見ることが出来る、鉄道ファン好みな駅です。

国鉄型の413系電車が間近で見れるとか、幸せ過ぎでしょうよ。

そんな七尾駅は面白い歴史の持ち主でもありまして…

 

明治31年に七尾線の前身である七尾鉄道の手により開業した駅ですけど、

現在あるのは大正14年に設けられた2代目駅。

初代駅は七尾港(ななおみなと)駅に伸びる旧線上にあったのです。

七尾港駅は七尾鉄道の終点として明治31年に開業。

開業当時の駅名は矢田新(やたしん)駅で大正6年に改称されました。

七尾線が大正14年に全通して七尾駅が移転すると、

七尾港駅は七尾駅から分岐する支線の終点に変わったことから

短絡線が開通。

昭和59年に廃止されるまで貨物支線として存続してましたの。

 

これらの線路跡は、廃止されてから35年以上が経過したのに

今でも数多くの遺構が見れるんですって。

そこで、時間に制限から全てとはいきませんでしたが、

廃線跡が手軽に見れちゃう2つのスポットを訪ねてみましたよ。

 

まずは七尾駅の東側にある踏切付近です。

七尾駅の駅構造がよくわかる場所でした。

 

七尾線の413系電車が通過中。

よく見ると、手前側に踏切がもうひとつあるのが見えますかね?

 

その踏切から通過した直後の電車を眺める。

七尾駅から2本の線路が伸びてますが、奥が七尾線で

手前が昭和59年に廃止された七尾港線の廃線跡なのです。

路線は廃止されましたが、

線路は七尾駅の構内扱いで今も現役みたいですね。

 

七尾線の踏切から支線跡の踏切を眺めてみました。

七尾駅は七尾線の中間駅なのに、まるで路線が分岐してるように見えて

戸惑ってたのは自分だけかな?

 

線路はずっと繋がっているわけではなく画像の奥辺りが終点。

あくまでも電車の入れ替え用に残されてるようです。

七尾港線の廃線跡は大部分が道路に転用され

今も辿ることが出来るらしいですが、

今回は時間が無かったので七尾駅周辺はココだけ。

この後は終点の七尾港駅跡を訪れました。

 

ここで現役時代の七尾港駅の様子をチェック。

国土地理院のサイトから昭和50年撮影を転載します。

この頃の七尾港駅を見たかった…

四方八方に側線が伸びててホントにすごいですね。

Wikipediaによると

国鉄貨車としては最大荷重の50トン積のセメントホッパ車、

「ホキ5500」はここを拠点としてたそうですよ。

嗚呼~ゾクゾクきちゃう。

 

そして付近の現在の様子です。

こちらは七尾港駅の構内跡から見た七尾駅方向。

廃線跡を転用した道路が続いてました。

 

同じ位置から構内跡を振り返ります。

 

この緑地公園がかつての七尾港駅ですって。

 

公園の中に、ファンの間で有名なこちらが鎮座してますよ。

 

「七尾鉄道発祥の地」の碑でした!

確かここは七尾港駅の駅舎があった場所のはず…

それが理由で碑がここに置かれたのでしょう。

 

「C56 123」は新製当時は九州で活躍、戦中に転属し

昭和48年に廃車されるまで七尾区で過ごしたカマだそうです。

なお、赤プレートは映画のロケに使用された際に取り付けられたモノで、

それが理由で人気が高かった機番だそうですよ。

 

そしてそして…

 

七尾港駅構内は整地され、鉄道駅だった面影は失せてしまいましたが、

所々でこんなモノを見ることが出来るのです。

線路跡じゃないですか!

 

1ヵ所だけじゃありませんぜ☆

上の写真2枚は同じ場所ですが、

他にも線路跡とわかる場所が数か所あるみたいです。

気になる方はぜひグーグルマップを眺めてみてくださいね。

…いやいや、ぜひ現地を訪ねてほしいです。

 

海辺に荷役場がありましたが、

上の航空写真を見ると、昔はここにも引き込み線があったみたい。

自分は県跨ぎの自粛が解除された後にここを再訪する予定。

その際に七尾港線の廃線跡をじっくり眺めたいと思います。

 

七尾ネタのラストは皆様に大切なお願いでしたが…

長くなりましたので次回に続きます。