皆さま、こんにちは!

 

昨日、函館から仙台までの帰り道で

男鹿線の終点である男鹿(おが)駅に立ち寄りました。

本当は素通りする予定でしたが、

秋田駅でこの車両を見たら、どうしても乗りたくなりまして…

男鹿線で運行中の蓄電池電車(EV-E801系)です!

JR東日本で営業用車両に蓄電池電車が導入されたのは

烏山線に次いで2例目。

交流区間では初の例でしたね。

…と申しましても、新たに開発された車両ではなくて、

JR九州で運行中の蓄電池電車(BEC819系)を仕様変更したもの。

 

故に車内はJR東日本らしからぬ雰囲気…というか

JR九州の車両そのものなのです。

ガラス張りの貫通扉とか、JR東日本じゃ絶対にやらなさそうですもん。

 

電化されてる奥羽本線内で架線から集電、

蓄電池の充電もここで行われます。

 

追分駅に到着、いよいよ非電化区間の男鹿線に突入しますよ。

 

ここから蓄電池に蓄えた電力で走行を始めますが…

アニメーションが変わった!

なまはげが出てきた!!!

このアニメーション、めっちゃ楽しいじゃないですか!

 

この他にも車内にはこんなイラストも掲げられてました。

こちらの探索マップはJRの社員さんのお手製だそうです。

絵心があるって本当に羨ましいですね。

 

最新の電車に揺られて約40分、

目的地である終点の男鹿駅に到着しました。

 

男鹿駅は男鹿線の終端駅です。

線路はここで終わり、終着駅はこうじゃなきゃ。

 

男鹿駅は大正5年に

男鹿線(当時は船川軽便線)が全線開通した際に開設された駅。

駅舎はなんと!今年の7月に竣工したばかりだそうですよ。

この駅舎ですけど、駅の中心を200メートルほど追分駅寄りに移転して

造られたモノだそうです。

 

自分はこの移転の話を初めて聞いた時、

線路がこの先まで伸びていて、そこに旧駅舎があったと思いましたが、

旧駅舎は実際は手前側にあったようで。

旧駅舎は現在も解体されずに残されてました。

男鹿駅はかつて、船川港駅(貨物駅)からの石油輸送や濃硫酸輸送等、

貨物輸送が盛んな駅で、広い構内を持っていたそうです。

今回の移転で構内は整理されたために

駅の中心もやや追分駅寄りに寄せられたとのこと。

これにより運賃計算上の距離も変更されたみたいですね。

 

島式ホームは以前から使われていたモノですけど、

新駅舎の竣工に合わせて大改装された模様。

 

それではさっそく新駅舎を眺めてみますが、

まず驚いたのは「OGA」「なまはげ」推しの強さ!

駅舎の側面からこれですから!

 

壁面は「なまはげ」だらけです。

ちなみに男鹿線の蓄電池電車のカラーリングが赤/青なのも

「なまはげ」の色をイメージしたモノだそうですよ。

 

改札口周辺は最近の新駅舎で見かけるごく普通の造りですが…

 

この駅舎がユニークな点は待合室にあります。

 

展示されてる「なまはげ」の像?

 

もちろんそれも見物ですけど、

待合室の後方に自由に上がれる階段があるのですよ。

こちらを昇ると…

 

まるでスカイハイ的な景色が現れた!

 

なんと階上は、

男鹿市の市街地が眺められる屋上テラスになっていたのでした。

 

駅の構内も眺められそうですけど、

昨日は工事の真っただ中で立ち入りはここまで。

ここにはまた来なきゃなりませんな。

 

こうして新駅舎を見た後は

役目を終えた旧駅舎を眺めてきましたが、

話が長くなりましたのでその様子は後編に続きます。

(続きもぜひチェックくださいね)

【まったり駅探訪】男鹿線(男鹿なまはげライン)男鹿駅に行ってきました。(後編)

 

話は変わりますけど、

奥羽本線/男鹿線の追分駅は

本日、高校野球の決勝戦を迎える金足農業の最寄り駅だそうです。

昨日の電車の中もその話題で盛り上がってました。

男鹿線を利用する生徒さんも多いみたいですね。

今日の午後は全世界が仕事にならなさそうな気配です。

 

 

訪問駅リスト(JR線)

男鹿線(男鹿なまはげライン)

 

↑(追分駅方面)

出戸浜駅

上二田駅

二田駅

天王駅

船越駅

脇本駅

羽立駅

男鹿駅(平成30年8月20日)前編後編

 

駅探訪記、旅情報を不定期に更新中。

新着情報がすぐ受け取れる読者登録をお願いします!