皆さま、こんにちは!
今朝のブログで奥羽本線・さくらんぼ東根駅のことを書きました。
(こちらのブログもぜひチェックくださいね)
【まったり駅探訪】奥羽本線(山形線)さくらんぼ東根駅に行ってきました。
さくらんぼ東根駅は
平成11年の山形新幹線新庄駅延伸に合わせて開設されましたが、
名目上は、昭和29年に開業した蟹沢(かにさわ)駅を
移転・改称した駅だったのです。
蟹沢駅は単式ホームが1本あるだけの無人駅だったらしく。
昭和51年に撮影された航空写真にもしっかりと姿が写ってました。
「移設された」とは言いますが、蟹沢駅とさくらんぼ東根駅は
900メートル近くも離れていたみたいですね。
幸い、さくらんぼ東根駅を訪れたこの日はクルマで移動していた自分。
せっかくなので蟹沢駅の跡地を見て周ることにしました。
さくらんぼ東根駅からクルマで3分、
奥羽本線(山形線)の踏切にやってきました。
蟹沢駅はこの踏切のすぐそばにあったそうですよ。
こちらですけど、駅が消滅した現在も「蟹沢踏切」を名乗ってました。
駅は確かビニールハウスの手前にホームがあったはずなのですけど…
う~ん…
何も残っとらんわ。
蟹沢駅は造りが簡素な駅でしたので撤去も早かったのでしょう。
いや、まったく残っていなかったのではなくて、
踏切器具箱の下あたりにここが駅の出入口だった名残の
アスファルトがわずかですけど残ってました。
自分はこれを見て興奮しちゃったのですけど、
そんな同志の方、いらっしゃいます?
踏切からさくらんぼ東根駅を見る。
ここからさくらんぼ東根駅までは線路は直線ですので、
遠くに駅の自由通路を見ることが出来ます。
以上が蟹沢駅跡の現在の様子でしたけど…
Wikipediaを見ると、さくらんぼ東根駅の構内に
蟹沢駅の駅名標が展示されてるという記載がありました。
ところが、いくら構内を探してもそれらしい展示物は見つからず…
そこで観光協会の職員さんにお尋ねしたところ、
現在は構内での展示は中止してしまったらしく。
駅から5キロほど東側にある
「東の杜資料館」(東根市の歴史民俗資料館)に移設されたそうです。
ここまで来たら資料館に行くっきゃないでしょう。
…ということでやってきましたぜ「東の杜資料館」に。
見るからに古い建物は
藩政時代から使用されてた酒蔵を活用したモノとのこと。
本当にこんな場所に蟹沢駅の駅名標があるのでしょうか?
入口の看板を見ます。
今でも「蟹沢駅」の表記が残るこの看板、
山形新幹線が新庄駅延伸する以前から使われてたモノなのでしょうね。
入口で学芸員さんからパンフレットを手渡されました。
ここでパンフレットをチェックしてみたのですけど、
どこの展示ブースをを見ても「蟹沢駅の駅名標」の記載はありません。
館内には縄文時代に作られた土器をはじめ、
東根市にまつわる貴重な展示物が数多く並んでますけど…
確かにこの中に蟹沢駅の駅名標があったら、
それはそれで場違いに感じるかもしれませんね。
この資料館にも駅名標は無かったのかと諦めかけたその時、
ありましたよ、蟹沢駅の駅名標です!
嬉しくて、何枚も何枚も写真を撮っちゃいましたわ。
それにしても、展示してるというよりただ置かれているという雰囲気。
駅名標の貴重さがイマイチ理解されてないのかしら?
学芸員さんが近づいてきて、
「あちらには更に貴重な資料が沢山並んでますよ」
と言われたので、
「今日はこの駅名標を見に来ました」
と返したら唖然としてましたっけ。
いやいや、駅ファンにとってコレはすごいお宝ですから!
蟹沢駅が現役だった20年前は自分は既に鉄道ファンだったのに、
駅にはまったく興味がありませんでした。
あの時、駅の魅力に気付いていればここに来てたのにね…。
そんなこと言ってても始まりませんし、
今ある駅を目一杯楽しんでいきますよ。
駅探訪記、旅情報を不定期に更新中。
新着情報がすぐ受け取れる読者登録をお願いします!