皆さま、こんにちは!

 

勤労感謝の日の今日、地元の仙台は朝から雨模様です。

夏の日差しが恋しい~っ!

今回は、とびっきりの絶景が楽しめちゃうこちらの駅の訪問記です。

一昨年の夏に訪れた駅でしたよ。

紀勢本線・阿田和駅

紀勢本線・阿田和(あたわ)駅です!

 

ここで楽しめる絶景って、

国鉄型気動車のキハ40が写るこちらの景色のこと?

紀勢本線・阿田和駅

紀勢本線・阿田和駅

いえいえ違います。

鉄道が好きな方以外にキハ40って言ってもわからないし、

そもそも現在は、JR東海のキハ40系列は全部引退しちゃいましたからね。

それではここから見える絶景とは何か?

そのことは後ほど触れることにしまして…

 

阿田和駅は紀勢本線が延伸開通した、昭和15年8月に開業した駅でした。

紀勢本線・阿田和駅

 

入口には、駅が開業する以前の昭和14年12月に

駅舎が建てられたことを示す建物財産標が貼られてましたが、

それにも理由があるみたいで…

紀勢本線・阿田和駅

 

貨物の取り扱いが皆無な現在の阿田和駅からは想像出来ませんが、

元々は、阿田和駅西部にあった紀州鉱山系の

入鹿鉱山から産出された鉱石を輸送するための駅だったそうで、

旅客営業を開始する以前(2カ月前?)から

貨物輸送が行われていたとのこと。

鉱山から索道で運ばれた鉱石を構内の巨大なホッパーを使って、

ここで貨車に積込んでいたんですって。

昭和22年に撮影された航空写真です。国土地理院のサイトより転載。

 

こちらは現在の阿田和駅の駅構内です。

紀勢本線・阿田和駅

 

右側の住宅が並んでる辺りにホッパーがあったはずなのですが…

使われていない側線は当時の名残りでしょうか?

紀勢本線・阿田和駅

 

駅舎だけではなくて、こちらの島式ホームも

開業当時から姿を変えていないモノでした。

造りは簡素ですけど、支柱がレールで作られている点がそそられますよね。

紀勢本線・阿田和駅

 

お次は駅舎のチェックです。

紀勢本線・阿田和駅

紀勢本線・阿田和駅

出札窓口にシャッターが設けられてる以外は

基本的には有人駅時代と変わらぬ様相でしたよ。

 

阿田和駅は昭和58年に無人駅化されましたが、

窓口のシャッターは、無人駅化されたJR東海エリアの駅で

よく見かける改装手法でした。

紀勢本線・阿田和駅

シャッターに描かれた「みかん」はこの辺りの名産品なのかしら?

 

さてさて、冒頭に書いた阿田和駅で楽しめる絶景のことです。

絶景は阿田和駅構内から直接楽しめるわけではなく、

ホームからも見えるこちらの歩道橋からでしたの。

紀勢本線・阿田和駅

 

この歩道橋、駅前から道路を渡ってすぐの所に進入口があるのですよ。

紀勢本線・阿田和駅

紀勢本線・阿田和駅

 

交通量が多い国道42号線バイパスを

渡るために造られた歩道橋だと思いますけど…

紀勢本線・阿田和駅

 

更に突き進むとなんと、

海岸(七里御浜)にも出れちゃうのでした!

紀勢本線・阿田和駅

紀勢本線・阿田和駅

七里御浜(しちりみはま)は吉野熊野国立公園の一部。

こんな絶景が駅から歩いて5分ほどで楽しめちゃうとか、

阿田和駅ってスゴクありません?

阿田和駅は特急通過駅で

どちらかといえばマイナーな存在の駅だと思いますけど、

こんな駅に絶景スポットを仕込んでくる紀勢本線、

本当に侮れませんな。

 

今年の年末は1年ぶりにJR東海エリアの駅巡りを楽しむ予定でした。

当日はこの日のように、天気に恵まれた素敵な1日でありますように。

 

 

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