皆さま、おはようございます!

 

昨日から2泊3日の行程で北海道に来てました。

今回の旅も目的は駅巡りです。

今回の旅が終われば

あと1回の旅でJR北海道の駅はすべて周り終える予定。

計画通りに進めばいいのですけど。

 

ちなみに昨日は、心配していた降雪はありませんでしたよ。

気温も結構高かったみたいで

日中は10度近くまで上がってたみたいですね。

雨は土砂ぶってましたが。

今日は更に暖かくなり、15度近くまで上がるとか。

来週末は本格的に雪が降り出すみたいですし、

よいタイミングで来れたのかもしれません。

 

そうそう、昨日はこんな列車を見ることが出来ました。

キハ40。

道内ではどこでも見れる形式ですので、

ふ~んって感じで眺めていたのですけど…

 

なんか引っ付いてる!?

マヤ検、マヤ34だ!

 

かつては全国各地で見ることが出来た軌道試験車のマヤ34。

本州内の車両はすべて引退してしまってるので、

久しぶりに見ることが出来て嬉しかったですよ。

JR北海道の車両も後継車のマヤ35が登場しているので

来春には引退なのですよね。

自分が現役の姿を見れるのもこれが最後か。

 

く~っ!カメラのピントを全部架線に持ってかれた!

…こんな感じで、楽しい旅の初日を迎えた昨日の出来事でした。

 

さてさて、前回に引き続き、

札沼線・沼ノ沢駅から伸びていた

北海道炭礦汽船真谷地炭鉱専用鉄道の廃線跡巡りです。

石勝線・沼ノ沢駅

 

沼ノ沢駅から北東4キロの地点に真谷地炭鉱があり、

炭鉱が閉山する昭和62年まで運行していた、

沼ノ沢駅伸びる総延長4,4キロの路線でした。

北海道炭礦汽船真谷地炭鉱専用鉄道

前谷地炭鉱までは、車で移動すれば15分もかからない距離。

となれば行くっきゃありませんよね!

…ということで、沼ノ沢駅の駅巡りを楽しんだ後に

レンタカーで専用鉄道の終点だった炭鉱跡地を見に行くことにしました。

 

炭鉱があった真谷地までは、ほぼ直線の道道で結ばれております。

駅前にある青看板を辿れば誰でも簡単に向かうことが出来ますよ。

石勝線・沼ノ沢駅

 

最初に見えてきたのがこちら、

真谷地炭鉱の職員さん家族たちがお住まいだった

炭鉱住宅の真谷地住宅です。

中層住宅がズラリと並んでました。

北海道炭礦汽船真谷地炭鉱専用鉄道

北海道炭礦汽船真谷地炭鉱専用鉄道

 

昭和51年に撮影された航空写真に写っていた戸建て住宅を、

その後に建て直ししたモノのようですね。

石勝線・沼ノ沢駅

 

それにしても、夕張市内の外れに

こんな巨大な住宅群があるのには驚きましたよ。

北海道炭礦汽船真谷地炭鉱専用鉄道

しかし…

 

とても立派な造りの建物たちですが、住んでいる人はいなさそう。

炭鉱の閉山によって人もいなくなっちゃったのでしょうかね?

北海道炭礦汽船真谷地炭鉱専用鉄道

 

パンダの姿が寂しそうに映りましたよ。

昔は近くに小学校もあったはずなのですが。

北海道炭礦汽船真谷地炭鉱専用鉄道

 

こちらも真谷地炭鉱跡に向かう途中で見た会社さん。

北海道炭礦汽船真谷地炭鉱専用鉄道

言い方が不謹慎かもしれませんが、

街がまるまる消滅してしまったという印象。

とにかく、どこを見ても人の気配が感じられません。

 

そしていよいよ真谷地炭鉱の跡地に到着です。

専用鉄道の遺構でもっとも有名なのが奥に見える白い建物。

実はこれ、専用鉄道が現役だった時代に使われていた

機関庫なのですよね。

専用鉄道は緑ラインの位置に伸びてました。

 

ここで昭和51年に撮影された航空写真で

当時の真谷地炭鉱の様子を再確認します。

北海道炭礦汽船真谷地炭鉱専用鉄道

Ⓐ地点に機関庫があるのがわかりますかね?

上にある機関庫の写真はⒷ地点の踏切跡から撮影しました。

 

今度は踏切が見えるように引きで写真を写す。

北海道炭礦汽船真谷地炭鉱専用鉄道

雑草が生い茂ってる場所が専用鉄道の廃線跡で間違いないかと。

 

機関庫の脇から真谷地炭鉱向きの写真も1枚。

昨日もでしたが、廃線跡を巡ったこの日も土砂降りでしたっけ。

ふんだ!

北海道炭礦汽船真谷地炭鉱専用鉄道

 

再び踏切の位置から。

かすかにですが、2本の線路を塞いだアスファルト跡が残ってました。

北海道炭礦汽船真谷地炭鉱専用鉄道

 

航空写真では、踏切のすぐそばに2本の石炭列車が写っていて

とても賑やかでしたが、現在の様子はというと…

北海道炭礦汽船真谷地炭鉱専用鉄道

建物がひとつもない…だと!?

 

その先、炭鉱の構内に繋がっていた道路跡がありましたので

進んでみたのですけど…

北海道炭礦汽船真谷地炭鉱専用鉄道

何もない!

 

進んでも、進んでも、

炭鉱を偲ぶものはすべて消え失せてしまってましたよ。

北海道炭礦汽船真谷地炭鉱専用鉄道

 

道の終点まで来ても何も見当たらなかったので、

ここで引き返してきました。

北海道炭礦汽船真谷地炭鉱専用鉄道

炭鉱が閉山された35年前まではここで、

石炭列車の積み込み作業が行われていたはず。

この時代に盛況だった夕張線を訪れてみたかったです。

それにしても、こんなにまで施設が消えてしまってるとはビックリ!

 

以上が、2年前に訪れた

北海道炭礦汽船真谷地炭鉱専用鉄道跡の様子でした。

今は夕張支線の存続自体が危ぶまれている状況。

鉄道ファンの方から「クルマで来るな!」って怒られそうですけど、

列車で来ると、時間の関係で

これら廃線跡とか、なかなか見ることが出来ないのですよね…