皆さま、おはようございます!

 

昨日は北海道旅行の3日目、

今回の旅のメーンイベントである士幌線の廃線跡巡りを楽しんできました。

士幌線とは、大正14年~昭和14年にかけて開通した国鉄路線。

利用者の減少から昭和62年に廃止されてしまった路線です。

糠平ダム建設のため、昭和30年に一部区間の線路の付け替えを行い、

その際、ダム湖に沈んだタウシュベツ川橋梁(めがね橋)が

水位が低い時期に美しい姿を現すために、

今話題の観光スポットとなっていたのですよ。

 

これを見るために、昨日は帯広駅からスタート。

士幌線

帯広駅前でレンタカーを借りてタウシュベツ川橋梁に向かいます。

帯広駅から廃橋梁までは70キロ弱、1時間半ぐらいで着ける距離でしたが、

その前に…

 

士幌線には廃止された駅の遺構が数多く残ってますので

まずはこちらからチェック。

最初は路線名にもなった、士幌線の最初の終着駅でもある士幌駅

駅舎の他、駅施設も大部分が残されてましたよ。

士幌線

 

事前に町役場に許可を取れば駅舎内も見学出来るようですけど、

今回は独り身なのでパス。

構内をゆっくり見させていただきました。

士幌線

ここは車掌車(ヨ)と有蓋車(ワム)も現役当時のままで保存中。

貨車ファンも必見ですぜ!

 

士幌線は国道273号線と並走してましたが、

やがて国道からも士幌線の廃線跡(めがね橋 アーチ橋)が見えてきます。

士幌線

士幌線にはこれらアーチ橋が大小合わせて60近くもあるらしい。

すごいわ。

 

お次は、糠平駅跡地に建てられた上士幌町鉄道資料館です。

士幌線

士幌線や廃線跡、アーチ橋の情報を知るならここが絶対におススメ!

士幌線が現役だった頃の写真や映像を見ることが出来ます。

 

廃線跡はこの先、遊歩道として整備された模様。

ピクニック気分で廃線跡巡りが出来るなんて、素晴らしいじゃないのよ!

士幌線

 

アーチ橋の多くが観光資源として整備され間近で体験出来るのも、

士幌線の廃線跡の魅力です。

こちらはアーチ橋の上を歩くことが出来る三の沢橋梁

士幌線

士幌線

 

橋の上からじゃ、ここがアーチ橋の上であることはわかりませんでしたが、

下から見上げるとご覧の通りでした。

士幌線

国道沿いに橋梁の位置を示す看板が各所に置かれてますので、

資料がなくても手軽に橋梁が楽しめるのもありがたいです。

 

こうして国道273号線沿いをウロウロしていたところ、

駐車場で謎のデリカを発見。

士幌線

トロッコ?

意味がわからず、とりあえず矢印の方向に進んでみたのですが…

 

ここ、平日でもトロッコ体験が出来るんですって!

士幌線

普通、この手の施設って

週末や休日にしか営業していない所が多いのですが、

ここは昨日(火曜日)も営業中。

しかも、そこそこ混んでたのにはビックリしましたよ。

 

トロッコというか…マシンはこれ。

士幌線

家族連れが1台で収まる仕様のマシンですが、

もちろん1人乗車も可能です。

これで士幌線の廃線跡を巡れるなんて、なんか夢のよう。

ちなみに距離は片道500メートルで、往復で約20分の行路ですよ。

 

ということで…

シングルライダーで出発進行!

士幌線

く~っ、くっそたのしい!!!

 

こうして、あっという間に時間が過ぎ去ってしまった

士幌線の廃線跡巡りタイム。

肝心のタウシュベツ川橋梁ですが、

対岸(橋梁より700メートルの距離)にある展望台から眺めました。

士幌線

 

ここから見えるタウシュベツ川橋梁の景色はというと…

士幌線

う~ん、ちょっと遠かったかな?

トロッコのスタッフさんにお聞きしたところ、

タウシュベツ川橋梁を間近で見るためには

ガイドツアー(要事前予約)に参加するのが得策だそうです。

橋梁に繋がる林道は、普段は施錠されているそうで、

個人で進入するには営林署の許可が必要とのこと。

この辺りはクマが多く出没する地域ですので、

単独行動は避けた方が良いみたいですね。

 

士幌線の廃駅巡りはまだ続きます。

こちらは終着駅にも近い幌加駅跡

今にもキハ22がやってきそうで、なんか泣いちゃいそう。

 

最後は帯広市内に近い、音更町の玄関口である音更駅跡で〆。

ここは駅跡地が公園に変わり、

貴重な鉄道車両が保存されているのですよね。

士幌線

 

…って、めっちゃ子供たちが遊んでいるじゃないのよ!

士幌線

 

子供曰く、炭水車のここが、DSで遊ぶにはベストポジションだそうです。

士幌線

 

子供たちの遊びのトレンドはかくれんぼ

SLは隠れるところが多いので大人気だとか。

士幌線

子供たちが遊んでいる様子をしばらく眺めてたら、

なんだか、保存車両たちも喜んでいるように思えて…

ただ保管(という名の放置)されてる車両たちよりも、

ここの車両たちの方が、ひょっとしたら幸せなのかも。

高いところから落っこちて怪我をしない程度に遊んでくださいね。

 

…以上、昨日楽しんだ士幌線の廃線跡の様子でした。

タウシュベツ川橋梁を楽しむならガイドツアーに参加することが吉、

音更駅跡の車両を見たいなら夕方は避けるべし。

これ、鉄則ですぜ。