皆さま、こんにちは!
昨年度末の仕事がようやくひと段落して、
明日からちょっぴり長めの旅を楽しんでくる予定でした。
長期休暇が取れる今の職場環境に感謝しなきゃ。
青春18きっぷを利用して東京に向かいますよ。
前回(昨年末)購入した青春18きっぷでは、
越後北線(九頭竜線)の駅巡りを楽しんできました。
今日はその中から、
歴史も外目もちょっぴりユニークな、こちらの駅の訪問記でした。
越美北線(九頭竜線)越前富田(えちぜんとみだ)駅です!
昭和35年に開業した、単式ホームが1本あるだけの無人駅でした。
福井県大野市の北部にある駅で、
駅は市立富田小学校、市立尚徳中学校に挟まれた場所にあります。
駅前には、すごくキレイな校舎が見えましたよ。
確か、富田小学校の校舎の裏側に
越前富田駅があったはずなのですけど…
あった!ホームの上の待合室が見えました!
駅の入口までやって来ました。
駅のすぐそばに高架構造の町道があって、
その下を潜るとところが越前富田駅の入口だったはず。
入口は確かこっちと… ん?
なんじゃこりゃ~!!!
高架橋の橋脚に
ものすごく凝った彫刻が彫られているのですけど。
しかもこんな目立たぬ場所に…
これ、誰得な作品なのでしょうか?
彫りは結構深めです。
触れてくれと言わんばかりでしたので、思わず触ってしまいましたわ。
作品が彫られた橋脚は1本だけではありません。
辺りにある数本も装飾済。
彩色もされていて、見てるだけで楽しい作品たちでした。
越美北線の愛称は「九頭竜線」けど、
それにちなんでかな?竜の絵が彫られた橋脚もありましたよ。
重ねて言いますけど、
この彫刻がある場所って本当に目立たぬ場所なのです。
もっと目立つ場所に彫ればいいのに。
この作品、誰に向けてのモノなのでしょうか?
高架橋の下を抜けてホームに入ります。
越前富田駅は単式ホームが1本あるだけの棒線駅でした。
待合室の中には、雨の日に苦労しないよう、
乗客の皆さんがいつでも利用できる傘が置かれてましたよ。
越前富田駅常備を記すマークは、この「TOMI」マークのみです。
なのに傘が行方不明になる気配はなし。
これが福井県大野市の民度の高さってヤツなのか。
先日、函館市内で行われていた傘の無料貸し出しサービスが、
傘が返却されないために中止に追いやられたニュースが流れましたけど、
大野市を見習ってほしいです。
まぁ、これだけの本数の傘を同時に利用する乗客数が越前富田駅にあるの?
って疑問はありますけど。
実は、自宅に戻って越前富田駅のことを調べたところ、
ちょっぴり気になることがありまして…
Wikiによれば、昭和35~48年にかけて、
ここ越前富田駅を起点に貨物輸送が行われていたそうです。
越前富田駅を起点にした総延長0,1キロの貨物専用線があったらしく。
荷主は富田農協みたいですね。
そこで、昭和52年に撮影された航空写真をチェックしてみたところ…
ふむふむ、確かに、駅前側に延びる線路跡が見えました。
ここは現在、例の高架橋が建ってる場所です。
この線路、越美北線では唯一の貨物専用線だった模様。
それにしても、こんな無人駅にそんな線路が延びていたとは…
越美北線、奥が深いっす。
さてさて、明日から旅してきますが
天気予報は 雨雨曇晴晴 の5日間になるみたい。
出発前から既に気持ちが落ち込んでいるのですけど。
明日は駅巡りをせずに、スーパー銭湯で丸一日過ごしちゃおうかしら?
↑(越前花堂駅方面)
六条駅
越前東郷駅
越前高田駅
市波駅
小和清水駅
美山駅
越前薬師駅
越前大宮駅
計石駅
牛ヶ原駅
北大野駅
越前大野駅
越前田野駅
越前富田駅(平成28年12月30日)
下唯野駅
柿ヶ島駅
勝原駅
九頭竜湖駅