皆さま、おはようございます！
昨日は休暇を取って、どうしても行きたかった駅に行ってきました。
我が地元の仙台から高速道路に乗ってクルマで片道２時間半、日帰りで。
目的地は北上線・ほっとゆだ駅です。
なぜこの駅に行きたかったかというとですね、
全国でも稀な、温泉施設を併設した珍しい駅舎だからなのですよ！
入浴施設を併設した駅と言えば、
過去に、奥羽本線（山形線）高畠駅やわたらせ渓谷鐡道・水沼駅、
長良川鉄道・湯の洞温泉口駅、予土線・松丸駅、
南阿蘇鉄道・阿蘇下田城ふれあい温泉駅に行ってきましたけど、
一番有名なのはやはり、ほっとゆだ駅じゃないでしょうか？
ちなみにほっとゆだ駅、全国的にも珍しい温泉付き駅舎ということで、
「東北の駅百選」にも選定されてました。
ほっとゆだ駅は大正11年に開業した駅で、当時の駅名は陸中川尻駅。
平成元年に温泉付き駅舎が供用されたために平成３年に改称されましたが、
国鉄時代からのファンには、
こちらの駅名の方が馴染みなのではないでしょうかね？
駅スペースと温泉施設、それぞれに出入り口がある他、
駅舎内でも行き来できる、まさに温泉直結駅でしたよ。
駅舎は建て替えられましたけど、構内はほぼ国鉄時代のままで、
列車交換可能な相対式＆島式ホームによる複合２面３線構造でした。
なお、ほっとゆだ駅（陸中川尻駅）は北上線内では唯一の、
国鉄時代の急行「きたかみ」号、
JR時代に入ってからの特急「秋田リレー」号の停車駅でした。
陸中川尻駅の駅名、こんな点から記憶にあるのかもしれませんね。
それにしても、雪がまったくない北上市内から
車で30分で到着できる圏内だっていうのに、積雪の量がハンパなかった。
駅名標なんか、まるで温泉に浸かっているみたいだし。
JR東日本の駅名標、ひらがなの駅名にもふり仮名が付くんだ。
ほっとゆだ駅付近には、湯田温泉の他にも多くの温泉地があるみたいです。
駅前で待機するバス。
最近はこのタイプのバスもすっかり見なくなりましたね。
さて、駅をチェックした後はお楽しみの温泉タイムです。
これを楽しみたくて来たので、もちろんバスタオル持参ですよ。
温泉の入浴料金は大人300円、中学生以下120円の他に、
町民限定の老人料金や、11枚綴りで10回分料金の回数券、定期券など、
お得な料金プランもあるみたい。
中はこんな感じです。
駅舎の２階には休憩所もあるので、のんびり過ごせそうですね。
肝心の温泉内ですが…
（以下は、自分独りになったタイミングで撮影しました）
浴槽が３つ並んでまして、
それぞれ「ぬるめ」「ふつう」「あつめ」の文字が振られてましたの。
温泉内には信号機が設置されており、
これで列車の接近状況が確認できるみたいです。
鉄道ファンの自分は見ていてそわそわしっぱなしでしたよ。
で、熱いお湯が苦手な自分は
「ぬるめ」のお湯にのんびりと浸かっていたのですが…
一緒に浸かっていた地元のおじいちゃんが、
「そんな所にいても湯田温泉の良さなんかわかんねぇべ。
こっちに入らんと意味がないぞ」
と、「あつめ」のお湯を指さしたのです。
いやいや、おじいちゃんも今、「ふつう」に入ってるじゃないの！
この時、おじいちゃん以外に入浴していたのは３人。
おじいちゃんの誘いに、皆さん、恐る恐る「あつめ」に近づいてみました。
試しに手だけ突っ込んでみた自分。
「おじいちゃん、このお湯「あつめ」というよりも「いたい」ですね」
そう返すとおじいちゃん、
「この熱いお湯を求めて全国からファンが来てるんだから間違いない。
ここに入れば丸一日、ポッカポカでいれるんだから」
そういって「あつめ」のお湯に入り、
１分後にゆでだこ状態になって、そっと出て行かれました。
やっぱり熱かったんだ。
温泉施設「ほっとゆだ」は毎月第２水曜日が休館日。
それ以外は朝７時から夜９時まで（入館は終了30分前まで受け付け）
営業しております。
定期利用している地元の方も多いって言うんですから、
泉質の良さは間違いありませんよ。
駅で雪見が楽しめるこの時期にぜひぜひおススメ！
「あつめ」チャレンジも必至ですぜ！
↑（北上駅方面）
柳原駅
江釣子駅
藤根駅
立川目駅
横川目駅
岩沢駅
和賀仙人駅
ゆだ錦秋湖駅
ほっとゆだ駅（平成２９年３月１４日）
ゆだ高原駅
黒沢駅
小松川駅
平石駅
相野々駅
矢美津駅
↓（横手駅方面）
