皆さま、おばんです!
 
只今、春節週間(こういう言い方はしないのかな?)真っ只中。
国内の観光地は、どこもかしこも
中国からお客様が押し寄せてるみたいですね。
我が地元の松島もそんな感じみたいです。
 
春節ではありませんが、こちらも中国からのお客様がいっぱいいました。
皆さん、名物のトロッコ列車に乗って来られたみたいで。
今晩は、一昨年の夏に訪れた、こちらの駅の訪問記でした。
南阿蘇鉄道・高森駅
南阿蘇鉄道高森線・高森(たかもり)駅です!
タイミングが良かったのか悪かったのかわかりませんが、
ちょうど列車が到着したばかりで、
駅には大勢の観光客がいらっしゃいましたよ。
出来れば、人が写り込まない駅舎の写真を撮りたかったのですけど、
さすがに今回は無理無理!
 
取りあえず、人がいなくなるまで、
駅前に保存されてる蒸気機関車の写真を撮りました。
最終配置区は熊本、昭和49年に車籍抹消されたC12 241です。
南阿蘇鉄道・高森駅
南阿蘇鉄道・高森駅
自分は後から知ったのですが、
この機関車、新製配置区は仙台局だったみたいですね。
 
ちなみに下の写真は、内子線・内子駅前で保存中のC12 231
高森駅前で保存中の機関車とは10番違いの機関車でした。
内子線・内子駅
こちらは製造直後に小牛田機関区に配置されたカマですので、
241号機もひょっとしたら、小牛田にいた機関車なのかもしれません。
 
なお、241号機には変わった形の門鉄デフが付いてますけど…
南阿蘇鉄道・高森駅
南阿蘇鉄道・高森駅
これは他の機関車から譲られたモノなのだそう。
C12は、新製時からデフレクター付のカマはいないそうですので、念のため。
 
再び駅舎に戻ってみる。
南阿蘇鉄道・高森駅
人が写り込まないようにすると、こんな写真しか撮れませんでした。
 
ボカシを入れたから大丈夫かな?
南阿蘇鉄道・高森駅
中は切符売り場のほか(高森駅は高森線内で唯一の有人駅でした)、
熊本県内の名物がぎっしり並ぶ売店が入居されてましたよ。
くまモングッズが飛ぶように売れてたみたいで。
くまモンって、海外でも人気があるのですね。
 
そんな中を、自分は駅舎のテッペンを激写!
南阿蘇鉄道・高森駅
 
外から見えたタワーの中が気になっていたもんで、つい。
南阿蘇鉄道・高森駅
 
ホームに人がいなくなったタイミングで、構内の撮影を開始します。
南阿蘇鉄道・高森駅
 
高森駅のホームは単式ホームが1本あるだけ。
昭和3年に開業して以来、この構造は変わっていないようですね。
南阿蘇鉄道・高森駅
南阿蘇鉄道・高森駅
 
高森駅には南阿蘇鉄道の本社のほか、北側には車両基地も置かれてましたよ。
鉄道ファンでしたら、この光景だけでお腹がいっぱいになること間違いなし!
南阿蘇鉄道・高森駅
 
それと構内の南側に見えるコチラにも注目です。
南阿蘇鉄道・高森駅
南阿蘇鉄道・高森駅
南阿蘇鉄道では平成20年に、線路(軌道)-道路の両方が走行可能な
DMV(ディアル・モード・ビークル)の試験運行を行いましたが、
実はこれ、試験の際に使用した、
車両をレールに乗せるためのガイドレールなんですって。
鉄道模型で使うリレーラーみたいなもんですね。
この時は、そんな用途で使われていたモノとは知らずに
こんな遠くで写真を撮っちゃいましたけど、
踏切のそばからも見れるみたいだし、もっと近くで撮るべきでした。
 
さてさて、高森駅には、鉄道ファンの間では有名な
位置にまつわるエピソードがありましたの。
元々は高千穂線(平成20年に廃止)とともに、
南九州を縦断する路線として敷設が進められた高森線ですが、
当初、高森駅は現在あるこの地ではなくて、
見晴台駅の東側に造られる予定だったのです。
南阿蘇鉄道・高森駅
延伸工事が難航したため、高森線全通時は
暫定的に街中に近い現在地に高森駅が造られたワケですが、
結局のところ、延伸されることなく工事は終了。
現在の湧水トンネル公園に駅が造られる予定だったそうですよ。
鉄道ファンには有名でも、
高森駅に訪れた当時の自分は知らないエピソードでした。
知ってれば公園に行ってたのに!
絶対に近いうちにリベンジ訪問するんだから、ふんだ!
 
以上、見るべきものがやたらと多かった高森駅でした。
南阿蘇鉄道・高森駅
こうしてみると、中国のお客様じゃなくても、ここは来たくなりますよね。
南阿蘇鉄道が全線復旧する日を、今から楽しみにしております。